2017/08/08
320 240

カーモデル完成:Sauber Mercedes C9 (89 Le Mans)

※復刻版の記事です

Sauber Mercedes C9 Le Mans 1989

HASEGAWA 1/24

2007/07/19



 諸事情で制作が1年以上もかかってしまった作品。特にこだわっての制作ではなく、長期出張や仕事の激忙などで制作から遠ざかってしまった故です。一旦制作から離れるとペースを取り戻すのが大変でした。少しずつでもいいので、制作は休まない方がいいですね。

 キットはハセガワ製で同車種がタミヤからも出ています(出ていました)が、タミヤは89年型のルマン、一方ハセガワは88年型をモデル化しているようです。今回はハセガワ製キットをベースに89年型ルマンの#61号車を作ってみようってことで、ボンネットカウルとリアスポの形状をイジっています。
他に今回キット以外で使ったパーツとして、
・タミヤC9のディスクローターパーツ
・タミヤC9のデカール(カルトグラフ版)
・アクステオンのエッチングパーツ
があります。
当初はパーツ点数も少ないし塗り分けも少なそうで、簡単そうだったので在庫消化の制作にはもってこい、と思ってたのですが甘かった。
(詳細は<制作過程>へ)

この頃(90年代初め頃)のハセガワのCカーのキットは非常にがさつです。海外のガレージキット並みのモールドの大胆さで食玩並と言っても差し支えないくらい大雑把です。ということで、ドエライ苦労を強いられたのでした。
普通に89のルマン仕様のC9を制作したいのであれば、タミヤをお勧めします(汗)。

 キットは、プロポーション関係は特にイジってません、ほぼキット通りです。プロポーションはとってもGOODです。C9特有の「シンプルだけど無骨」というのがよく表現されていて、やや線が細く緻密なタミヤ製とは雰囲気が随分違います(僕はハセガワC9の方が好きです)。

シルバーはグンゼのスーパーシルバーとシルバーを1:1で混ぜたものです。シルバーはクリアがけすると適度にトーンが落ち着くのでやや明るい目の調色がいいようです。クリアは精密屋のウレタンクリアです。

 ルマン仕様とは微妙に形の違うリアスポのステー(言わなきゃわからんか)
 ハセガワのキットはエンジンレスなので、真後ろから見るとスッカスカで寂しいっす。

スポンサーリンク
 プロポーションはホントにいいです。
 この物々しさがたまりませんよね。

 シートベルトパーツはアクステオンのエッチングから。
 ドアヒンジはエッチングパーツのランナーを小さき切り取って作りました。
 給油口もエッチングです。

 アンテナは虫ピンにメタルックを細切りにしてそれを巻いてアンテナベースとしました。

 
 ディスクローター表面もエッチングパーツです。
 ディスクローターはキットのものはキャリパーのない只の円盤なので、ディスクローターはタミヤのパーツを使っています。
 ホイールとタイヤはキットのもの。

 ノーズインテークはルマン仕様では両端にホールが並ぶ構成なんですが、気づかずにキット通りに作っちゃいました。そのせいで仕様不明な完成品になっちゃったっすよ。次回からはもう少し注意しなければ。

 この部分、両端のスポイラーの支えはアクステオンのエッチングのステーを虫ピンで留め、虫ピンのロッドを通してます。中央はエッチングのランナーを切って作成したすてーです。

 フロントフェンダーのルーバーは抜けていませんでしたので、抜きました。難しそうですが実はエッチングソーで簡単に抜けます。
 ドアガラスの合わせは良いのですが、フロントガラスは合いが悪くて下側が浮いちゃうし、ヘッドライトカバーも合わせ最悪でした。

 ある意味『難キット』でした、色々と勉強になった制作でした!
  
  
スポンサーリンク