前回、ステムとステムシャフトに分離したのですが。
今回はイーハトーブのステムシャフトをモンキー・ゴリラフレームに合うよう、“下ごしらえ”です。
ま、簡単に作業工程を説明すると
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ステムシャフト長過ぎ〜
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全長を短くしてステムシャフトのネジ切り位置も下げないといけない
アッパーベアリングが入る部分も下に下げないといけない
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所定の位置までシャフトの太さを22.5mmにする必要がある〜
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フレームのヘッドチューブの長さに合わせてステムシャフトのネジ切りで完成!
(今回はこの作業は行いませんので、“下ごしらえ”というわけです)
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というわけで、取り外したステムシャフトを卓上旋盤で加工します。
中華旋盤の場合、三ツ爪チャックだと精度がイマイチでシャフトのセンターを出しにくいので、ER25チャックを使います。アルミ丸棒で内径24mmのシャフトのチャッキング用のジグを作り(作業に夢中になって画像撮ってない、画像ではシャフト左端を固定してるジグ、右側はシャフトのフタを作ってライブセンターで抑えたっす)、ダイアルゲージでシャフトのセンターを軸ブレ2/100mm程度まで追い込んで固定。
削ってる最中、異音発生!
旋盤のコグドベルトが経年劣化でバラバラになったっっす、数年に1度あるかないかのトラブルっす。慌てず騒がず予備のベルトと交換。予備ベルト、大事です!
シャフトの切削が及んでいない部分を直径22.5mmになるよう、削っていきます。
下の画像は切削部分を拡大したところ、赤い範囲が今回の作業で削った範囲、ベアリングがハマるので、ノギスで何度も確認しつつ「直径22.5mm」の精度に超注意して削ったっす。
削り終えたらシャフトをステムに再圧入です。
千円フレス、再登場!
これ作ってて、ホンマ、良かったですわ、便利っす。
シャフトの圧入はこの画像のように、シャフトより太めで長い鉄パイプをステムシャフトに被せ、鉄パイプでステムのみを圧入する形で押し込んでいきます。圧入の際はグリスを忘れずに。
さて、次回からフレームいきます!
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