2017/08/06
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カーモデル製作:Chevrolet Corvette Stingray '68

※復刻版の記事です

Chevrolet Corvette Stingray '68

アリイ 1/24


アイアンバンパーのコルベットっす。アイアンバンパーはモノグラム製とアリイ製があるけど、入手し易いアリイ製です。ボディのプロポーションとか賛否あるキットですが、丁寧に作れば「見れる」ものにはなるでしょう。


今回はアメリカンマッスルらしく、ぶっ太いタイヤでワイルドに決めたいです。
〜2004/06/07
組み込むタイヤはメッシュホイールのレーシングスリック。イマイの1/24 セリカのシルエットレーサーのものです。別売りでこういうタイヤってないので、わざわざイマイのセリカをヤフオクでゲットしてパーツ取りにしました(合掌)


が、しかしここで大問題があって、元のコルベットのホイールは、ホイールからシャフトが出ているタイプ(タミヤと同じ)。一方イマイのキットのホイールは、ホイールにシャフトを入れる穴があるタイプ。

しょうがないので、シャフトの入る円筒部分を削って中に短く切った2mmの真鍮棒を入れてみました。


シャーシと足回り部品をパッパァ〜っと塗装。シャーシは意外に凝った造りになっちょります。
普通に組むとモロいので、フロントのロアアームなどはピンバイスで穴を開けてネジ留めに。シャーシの塗り分けに2日もかかった・・・
んで普通はボディの塗装をある程度のとこまでやっといて、乾燥する間にシャーシ回りを作るんですけど、今回は太いタイヤを入れるのにシャーシが決まらないとボディも決まりません。んで、ここまで出来上がったシャーシにタイヤを組んでかぶせてみると・・・


タイヤは予想通りハミ出てしまって、これじゃぁ車検に通りません。
他にも盛大にヒケてるところや、スジ彫り中に脱線したりと色々あったので、パテ埋めっす。

やっぱ「漢」はオバフェン!
パテでオーバーフェンダーを作ることに・・・

ポリパテは食い付きが悪く、ヒケないと言われつつも厚く盛ると数年の間に少しずつ縮むし、ある程度の弾力も欲しいので、ここはラッカーパテです。数日に渡って少しずつ盛りながら造形するっす。厚盛りだと乾きが異常に遅いのでこのまま3週間くらい放置っす。

その間に他の部分を組立っす。
内装は写真を見ると本革素材のようなので、光沢を調整したブラックで全体を塗って、細かい部分はツヤを変えて質感をだします。
問題はこのインパネ。メーターはデカール表現でないので、凸モールディングさえた目盛りなんかを着色しないといけないっすけど、絶対に上手くいかんな・・・しっかし、こういうパーツの金型でどうやって作るんでしょうね、不思議です。
んで、丸二日かけて失敗して塗り直ししつつ、なんとか塗れました。
虫眼鏡で見られることはないだろうから、こんなもんでいいでしょ。というか今のテクニックではこれが精一杯。


シャーシに組むとこんな感じ。フロアカーペットはサンドペーパーにつや消し黒を塗ったもの。デタッチャブルトップのクルマなので内装は一応気を使ってつくったけど、納得度は70%くらい・・・あ、シートベルトつけるの忘れた・・・ま、後でいいか・・・


2004/06/09
あまりにメッキがオモッチャっぽいので、漂白剤に漬けてメッキを落としちゃいました。
明日まで放置して乾燥を待つっす。
2004/06/10
ホイールをプラサフ→ブラック→シルバーとエアブラシで塗っていきます。
シルバーの下地を黒にすると金属感アップらしいけど・・・まぁいい感じで塗れました。

2004/06/11
んで、ホイールの塗装が乾いたので、メッシュの部分をエナメルの黒で墨入れ。
実に3日がかりのホイールの塗装。


出来映えをみるためにシャーシに組んでみました・・・
う〜ん、ようやくクルマらしくなってきた、嬉しいっす。

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2004/06/15
ちょいと仕事が忙しかったので作業中断してた。早く作らないと部屋も片付かないので作るっす。
作業は今月の初めにパテでヒケ埋めやオーバーフェンダーの成形をしてたボディ、オーバーフェンダー部分の厚盛りがようやく削れる状態までパテが硬化したので、成形してみました(って簡単に書くけど、成形してするのに数時間がかりだったりして)。

んで、ペーパー傷やパテの気泡や波打ちを見易いようにプラサフをかけつつ、修正&プラサフ&修正&プラサフの繰り返し。
地道な作業っす。オーバーフェンダーのパテ盛りは考えもんだな・・・

んで、サフがけです。シュッシュシュ〜〜〜とサフはエアブラシでなく、缶スプレーです。

ん〜疲れた、明日の朝、起きれるだろうか・・・

2004/06/17
サフもすっかり乾いたものの、なんか今日はやる気が出ないっす。
サフに軽くペーパーがけをして、シャーシにのっけてみました。

前から見るとちょっとホットロッドっぽいっすね、リアタイヤがデカ過ぎかな。
バンパーやグリルをつけるとまた感じが変わるので、ヨシとしましょう。
後ろから見ると、ド迫力!
タイヤのツライチな感じもいいです。
コルベットはこうでなくちゃ!
明日は塗装
が、何色にするか決めてないっす。

2004/06/18
塗ろうと思ってボディを見てて、重大なミス発覚。

エアアウトレットを付けるの忘れてた。
これって、パーツをボディと一体にパテ埋めしなきゃいかんので、サフがけ前にしなきゃいかんかった・・・困った
2004/06/20
いやぁ、今日はホントに暑かった・・・
ガレージでバイクのメンテを少しやったけど、汗がドバドバ出ました。

コルベットは丸二日かけて、部品の成形とパテ埋めを敢行!
埋めては削って埋めては削っての繰り返し
パテが乾く間、オースチンのクリア塗装なんてことやってました。
それと、バンパー&グリル(←メッキが妙にオモチャっぽい)の塗装もしちゃいました。
写真ではクスブって見えるけど、実際はダイカスト風の金属っぽい仕上げっす。
ボディの色も決まって(暗い紺メタリック)、まず下塗り。
やや明るめのブルーメタ(ブルー+メタルブラック+シルバー)で塗って、徐々に黒を増やした暗いブルーメタを被せていきます。
この段階だとメタルの粒子が荒く、色も薄いので、ちょっと安っぽく見えますな。
とりあえず明日まで乾かすデス。
2004/06/23
数日に渡って塗装完了。
ペーパーでザラザラを覗いて軽くコンパウンドがけして、クリア塗装へ・・・
と思ったけど、天気がイマヒトツなので、塗装は延期っす。
2004/06/27
天気も回復したので、クリア塗装っす。
メタリックのギラつきを抑えるのに、クリアは2段階。
まずは少しブルーを入れたクリアを塗って、その後で透明なクリアでコーティングするっす。
んで、ブルーなクリアコーティング完了。

最終のクリアコーティング前に部分的に磨いてデカールを貼らなきゃいかんので、またしばらく乾燥待ちっす。

う〜ん、このままでもかなりテカテカっす。
狙った色に近付いて嬉しいっす。
2004/07/03(波乱の一日)
何度見ても、グリルが気に入らなかったので、裏から削ってメッシュの部分のみ残そうとしたら・・・

んで、やってしましました!
リューターが突き抜けてしまいました・・・

さて、どうしたもんか・・・
さて、どうしたもんか・・・
さて、どうしたもんか・・・


困った・・・
2004/07/10
ここ何日かアリイに電話したり、色々と金属メッシュをさがしたものの、復旧の糸口が見つからないので、真鍮線とハンダで作りました。
3分割のグリルなので3つ作ります。メッシュの感覚を一定にして、ハンダ付けって難しいですね。途中、何度も真鍮線が指に刺さるし・・・
初めての作業だったけど、意外に上手く出来て一安心。
リアル感も一層あがって良い感じです。

これぞ災い転じて福と成す、ですな。
2004/09/07
デカールは昨日貼っておいたので、今日から数日に渡ってタップリコッテリポッテリとクリアを塗っていきます。

とりあえず最初はデカール保護のため、少量をパパパパっと吹きかけてクリアがけは終了。
クリアがけの後、懸念だったシートベルトを作ってみました。
実車の写真を見ると年代のせいか、2点式シートベルトだったので、ごくシンプルに制作。
グっとリアル感が増しますな!
2004/09/11
クリアがけ終了!
見事にザラザラな塗装面!

このまま3〜4日放置して乾燥を待ちます。
前回作ったAustin FX-4よりは研ぎ易そうなボディなので、ペーパーがけとコンパウンド磨きは楽観視してます。
2004/09/12
ボディの乾燥を待つ間、他の部品を作ります。
まずはグリル一体のバンパーをメッキシルバーで塗装。

うほ、いい感じです!
グリル部分につくフォグランプ(ウインカ?)の裏側にアルミテープを貼ってたら、1個落としてなくしてしまった・・・

2時間くらい探したけど、ないっすよ。
異次元に通じる穴でも開いてて、そこに吸い込まれたのか。
もぅ、さんざん探したんだけどね。

ないまま作ろうと思ったけど、別キットのクリアパーツの丸いバリのような部分が丁度使えそうなので成形しました。
いい案配に中心に気泡があって、これが電球バルブみたい。
2004/09/15
昨日、1000番と2000番のペーパーをかけておいたものをコンパウンドで研ぎ出ししてみました。9/11の塗装直後からは見違えるようなこの輝き!
ボンネットに写り込むライトがステキですな。

これで磨きは70%くらいです。まだまだ艶々になります。
2004/09/18
タルガトップのフードが屋根に乗っけるだけで、フロントウインドウの枠にピタっと密着しない。

こういうふうに、ルーフのセンターに留める仕組みを増設します(サフを塗る前にやりゃよかった)。
2004/09/20
窓枠を塗るためにマスキングテープでミイラ状態。
一瞬、オースチンのときのように、マスキングがクリア塗装を痛めてしまう図が頭を過った....

今回は粘着を少し落としたマスキングでグルグル巻きです。
2004/09/20
こんかいはバッチリ!
コーティングしてるクリア塗装も持ち上がってませんゼ。

素晴らしい!

素晴らしいのでウインドウもはめちゃいました!
気分がいいときはドンドン進みます。
テールライトもはめました。

ここ、組み立て説明書を読んでも?な記述だったので、ネットで実車の画像を見て参考にしました。
フロントグリルが格子だけだと、中が透け透けなので、黒のメッシュを裏に貼ったっす・・・

が、これじゃピンボケで見えませんな。
2004/09/22
今日はタイヤをサンドペーパーでヤスって、DUNLOPをホワイトに。

ついにシャーシと合体させました。
ぅぅぅ...カッコいいよ、コルベット!

しかし、タイヤがやっぱしデカ過ぎかも。
しかもスリックだし・・・
コルベットにDUNLOPちゅうのも・・・
マフラーは3mm径のアルミパイプを切り出して製作。
マフラーの内部は、ロウソクの炎で炙って本物の煤をつけてますヨン。

接着剤が乾くまで筆で下を支えて明日の夕方まで放置。


さぁ、明日で完成か?
2004/09/23
乾いたよん。
このマフラーの跳ね上がり具合もナカナカです。
で、あとはグリルやバンパーを取り付けるだけ。
長きに渡った68コルベットも完成っす。


完成品画像はギャラリーで見てね。
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