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2019/03/21
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リチウムイオンバッテリの寿命にご注意

引き出しの中で凄い破裂音がしました。
原因はこれ、MTBやバイクで外出する際のスマホの補助電源等に使うリチウムイオンバッテリの膨張による外装破裂。


たまにしか使わず。普段は充電接続も何もせずに引き出しに入れっぱなしでした。使わずに放置していれば安全、ということではなさそうです。放置中も劣化は進むわけですな(当方は知りませんでした)。

元は5mmくらいの厚さだったのですが...

突然、膨張して破裂するわけじゃなく、徐々に膨張するようですので、一端膨張が始まるとその後は早いので、膨張を始めたらすぐに対応(処分)するようにしましょう。

ちなみに、劣化したリチウムイオンバッテリやボタン電池はゴミに出せませんので、特定の処分先に回収に出します。身近ではJBRCという回収機構がありますので、そこに加盟しているお店等を探して持って行けばOKです。大型の電気店やスーパーやコンビニは大抵加盟しています。

ちなみに、回収対応店に持って行っても末端のバイトまで周知していないお店もありますので、注意してください。
以前、近所のスーパーが加盟していたので、持って行ってレジの婆に

Me:「これ、回収お願いします」
レジ婆:「これは?」(はぁ?という顔)
Me:「このスーパー、リチウムバッテリの回収店になってるんですけど?」
レジ婆:「はぁ...」
Me:「とりあえず、店長呼んでください」

んで、店長が来て対応完了、ってなことがありました。
2019/01/07
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MTBで雪の林道ポタリング

今から1ヶ月ほどの間、雪国でないワタクシの居住地も1〜2度は積雪する季節です。雪が積もるとですね、MTBで走りたくて、もぅいてもたってもいられないわけです。

今年はまだ積もりませんが、本格的な積雪シーズンを迎えての記事であります。
※本記事は昨年の積雪時のレポです、昨年の今頃は忙しくてブログ更新も停止状態でしたので。


積雪の予報が出た日の夜は、まずはMTBの整備。といっても、タイヤをマディ向けなやつに換え、各部をグリスアップ程度ですがワクワクします。
夜、雪がしんしんと降り積もるの確認しつつ就寝。

朝は、仕事前に走るため超早起きします!

やった、積もってる!

いざ、近所の林道へ(ウチは郊外の住宅地なので、20分ほど走ったところにちょっとした林道があるのです)。

林道、一番乗り!


画像を拡大して見て欲しいです


いやもう最高っす


画像を拡大して見て欲しいです


シーンと静まり返ったバージンスノーの林道を走るのが大好きなのです。

タイヤ跡はこんな感じです。


うちの地域の山では積もって10cmほど、豪雪やアイスバーンではないので普通に走れてます。登りで空転するようなことはないです。

ウェア類は真冬の里山を走る際の装備とあまり変わりませんが、濡れることと雪中を押し歩くことが前提になりますので...
・グローブはMTB用ではなく、ホムセンで買った防水性の高い作業用ウインターグローブ。
・シューズは防水性の高い登山靴(トレッキングシューズ)です、当方は普段から山ポタリングの際は登山靴を愛用してますが、積雪時は靴内に雪が入りにくいよう脚絆をしてます。
・普段よりも転倒時のリスクが高まりますので(雪の下に何があるか分かりませんし)エルボープロテクターは必ずしています。

月並みですが、雪中ライディングで心がけていることは
・ガムシャラに漕がない、普段よりも体力を消耗しますし、歩く程度の速度で漕いで雪を堪能してます。
・先に少し書きましたが、転倒時のリスクが高いので危うそうな雪面の凸凹や路肩は避けてまう。

昨年の積雪時に撮影した動画です。


そして、雪中ツーリングで最も注意しないといけないこと、それはリチウム電池で動く機器、つまりスマホやカメラです。氷点下数度程度の低温にしばらく晒すと機能不全に陥ります(給電不全となり電池切れと同じ症状になります。暖めると復活しますが、低温下の野外で復活するまで暖めるのはなかなか難しいです)。上記の動画もiPhoneが使えなくなって長い時間撮れませんでした。動画やカメラ撮影ができないくらいは大したことないですが、緊急時の連絡にスマホが使えないという事態もありえるので要注意です。

これは、北国にお住まいの方やウインタースポーツが趣味の方には常識かと思いますが、氷点下を味わうのが年に数度の人にはこれが結構な盲点なのです(初めてこの問題に直面したときは、当方も事情を知らず、雪でスマホが壊れたかと思って焦りました)。低温と電子機器(スマホ)については当方がアレコレ書くよりも詳しく説明されているページがありますので、そちらをご覧いただいた方がよいかと。


あぁ、それとボトルの飲み物が凍り、いい感じにシャーベットみたいになります(笑)
画像は泥水じゃなく、ボトルに入れてたコーヒー牛乳が凍ったものです。

以下の動画は一昨年のもの、このときは林道一番乗りじゃなかったんですよねぇ(何本もタイヤの跡がありました)。チラっと見えるのがMTBで山に行くときに愛用してるの登山靴です。

早く雪が積もって欲しいなぁ

2018/12/02
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エアーポンプをリニューアル

仕事忙しいッス、久々の更新です。

長らく。おそらく90年代の半ば頃から使い続けてきたエアーポンプが壊れてしまったです。足踏み式ですが、踏んでもスカっと空振り。

そんなわけで新調しました。
これまで使ってたものと同じものです。

これまで使ってたのはコレ(※外せる部品は外した後の廃棄寸前の状態です)、これ以外にも充電式とかシガライター電源のヤツとか色々買ってみましたが、結局これに落ち着くという。すぐに取り出してササっと空気を入れるのは、結局これが一番なんすよね。


たかが空気入れ、されど空気、メーカーは異なりますが技術革新やコストダウンはあるわけで、新しく買ったのは足踏みのラダーがちょっと補強されてたり、上の写真の赤丸で囲んだ部分が従来は鉄だったものが樹脂製になってたりします(鉃だと錆でパッキンが浮いたりするので、技術革新なのかコストダウンなのか謎)。ただですね、新しいのはホースが細くなってたり、収納するときにラダーを留めておくフックが速攻で飛んで行きましたヨ、エアー充填状態でフックを掛けたオイラが悪いといえば悪いんですが、古いのはその状態でフックを掛けてもフックはビクともしないっす。

そうそう、エアーコネクタはコンプレッサーなんかで使うやつに交換してます。

元々はコレ↓なんですが、これって空気を入れ終わって外すときにサクっと外れず、焦ってモタモタしてるとせっかく入れた空気が漏れちゃうって経験した人も多いと思います。

んで、これに交換。アストロで数百円くらいだったかな。
ホースの布皮膜がほぐれないように熱収縮チューブで保護して、ジョイント部はホースバンドで締めてます。

レバー1つで即座に脱着、操作性、めっちゃいいいですよ。

ってか、コンプレッサ欲しいっす。
最近は安くなってますが、置き場所の確保が難儀なのと、買った後の用途が空気入れとエアダスターがメインになりそうだし、エアツール揃え始めたりして散財しそうなので。

2018/09/26
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上五島サイクリングの記録・その2〜上五島空港

上五島サイクリン後編、前記事の続きであります(前記事はこちら

島の周回路を上五島町から上五島空港方面へ行き、山岳地帯の道を戻って来る、という予定(あくまで予定)。まずは上五島空港を目指します。

空港は、上五島本島(中通島)ではなく、頭ヶ島という小さな険しい島の頂上にあります。地図で見るとこんな感じ。


ちょびっと直線部分になってるのが島に渡る橋であります。どんな橋かというと、こんな立派な橋です(交通量皆無)。


問題がひとつあってですね、この時点でハイドレーションの水が空なんですわ。画像からは全く伝わらないですが、この日は真夏(8月初旬)の雨の後の異様な蒸し暑さの中を走ってるもんで、発汗量と喉の渇きがハンパない上、集落を抜けた後、アテにしてた自販機が全くないという状況。しかも、橋を渡った後はずっと登りなんすよね。

「ま、頂上にある空港に行けば、自販機あるでしょ」
「こういうときはキンキンに冷えたファンタ・グレープだよな」


普段、まったくファンタ・グレープは飲まないんですが、酷暑の中の喉の乾きと酒飲んだ帰りがけは、不思議とムショーにファンタ・グレープを飲みたくなるんです。

「ファンタって『ファンタスティック』の略なのかな」など、くだらないことを考えながら必死にママチャリ漕いで登ります。


超蒸し暑い夏の午後、見たこともないオッサンが普段着で苦悶の表情で汗だくになってママチャリ漕いで空港に向かってる光景。

はっきり言って通報レベルの怪しさだと思います。これがもしヘルメットとアイウェアとウェアに加え、ロードバイクやMTBだったりすると、まったく普通の光景なんですが...

やっぱウェアと機材は大事

というのを痛感、
つまり、「見た目」は大事です。

空港への山坂道自体は大したことはないんですが、なんせママチャリです。かなりキツい、喉の乾きも体力も限界近い状態、途中の広場みたいになってるところで休憩。


当時は余裕なくて風景なんか見てなかったんですが、なかなかよい風景です。

そんなこんなで頂上にある空港につきました。
これが上五島空港です!


ここで待望のファンタ・グレープを買おうと自販機を探すも、様子が変です。自販機どころじゃなく、人の気配が全くない上に空港の建物は閉まってます。

後で知ったのですが、空港は民間航路が廃止となり、機能停止状態だったのであります。空港に着くまで全く知りませんでした!1日1〜2便程度が発着する、地方のまったりとした空港を期待して行ったのに何ということでしょう。

つか、喉乾いて死にそうっす。
つか、たった1台駐車してるクルマはここで何を?

色々と調べますと、空港自体は現在も自衛隊機による急病人の移送、大学の航空関係の実験など、たまに使用されていて、建物も廃墟ではなく、きちんと管理されている状態です。島の頂上にある小さな空港、なかなかないと思います。勿体ないですねぇ。

ところで、民間航路があった頃、どんな飛行機が発着してたか調べてみました、よくあるボンバルディアではなく、オリエンタルエアブリッジという地場航空会社の10人乗りの英国ブリテン・ノーマン社の「アイランダーBN-2」という飛行機です。


航空会社は異なりますが、こちらで機内の様子が分かります
エンジンが近すぎてコワイ(音量注意)

操縦席と乗客席の関係がワンボックスカーっぽい...

当時の上五島空港の様子はこちらの記事で見ることができます。
マニアックな飛行機で乗ってみたかったけど、これで採算が取れるほどの運行は難しいでしょうねぇ。

話を戻しまして、空港を後にして、一旦、郵便局などがある集落まで戻って缶ジュースを補給。その後、島の東側まで県道を走って山道に入りましたが...


ここで本格的に雨が降り始めてしまい、山道を抜けて帰るのは断念しました。ここから来た道を雨宿りしつつも、ズブ濡れになって親戚の家まで戻ったです。ズブ濡れで走る姿もまた一段と怪しかっただろうなぁ...
結局、走ったルートは以下の地図の赤いマーカー部分となりました(青は当初予定)。


そんなこんなでワタクシの初の上五島サイクリングは、やや消化不良気味で終わりましたが、とてもキレイな道、少ない交通量、海も山もきれいで上五島は自転車やバイクでのツーリングは最高だと思います(もちろん、ホテルなどもあります)。佐世保から2時間半で行けますし、皆さん、いかがですか?
2018/09/24
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上五島サイクリングの記録・その1

4年ほど前のことになるのですが、夏に上五島に行った際に決行したサイクリングのネタをば。 嫁方の親戚が上五島町に住んでおりまして、距離的な事情&時間的な事情&交通の便などもありまして、結婚して初めていたのであります、そのときのお話です。

上五島に行くには佐世保から上五島航路のフェリーで行きます。佐世保の朝イチの便に乗ると時間にして2時間半ほど、11時前には上五島町(有川)に到着します。 地図の赤のラインが航路です。


当初、このように佐世保港までMTBを積んで、MTBと共に島に渡って島内の林道アタックでもしようと思ったのですが、あいにくの雨、しかも豪雨。やむなく、佐世保港の駐車場のクルマに置きっぱなしでフェリーに乗りました(元々、クルマをフェリーに乗せる予定はありません、4輪は乗船料金が高いし、現地で親戚のクルマもありますんで)。


荷室部分はスモークになってるので、外からは中の荷物が見えにくいのですが、島に行ってる間に車上荒らしに盗まれないよう、MTBが見えないようにシートかけてましたが、気が気がなかったっす。



島に着いたら雨は止んでたのはよかったのですが、昼飯食った後、な〜んにもすることがない!めっちゃヒマ!ふと、玄関先を見ると、ママチャリがあるじゃないですか叔父さん!
「島巡りしてくるんで、ちょっと貸しておくんなまし」と「え、これで?クルマあるよ?」と言われましたが、いやいや自転車で行きたいんですよ。

というわけで、当初目論んでたルートはこんな感じです(ブルーのライン)。


地方の空港を見るのは好きなので、上五島空港にも行ってみたい(←愚か者)。未舗装林道も沢山あるはず、探検だぜ!とか思ってました。しかーし、このときは2〜3日前から強めの雨が続いていましたんで、もし、MTB持って行ってたとしても、山の深いところには危なくて入れなかったでしょう。実際、親戚からは「土砂崩れとかあるといけないので、あまり山には入らないでね」と釘も刺されましたし。

そんなわけで出発!


はい、普通にママチャリです、いちおリアに変速機はついてますが、この先の道程&ママチャリにとっては焼け石に水みたいなもんでした。

コンビニなどは町を離れると皆無ですので、補給は自販機のみとなるっす。いちお、2L入りのハイドレーションを持って行ってたんですが、自販機の少なさに持っていってて正解でした。夏の蒸し暑さで2Lがアっちゅう間に空になったけど。

島の周回路、めっちゃ道が綺麗です、しかも交通量は激少、自転車乗りにはパラダイスです。町を出ると、ずっとこんな感じの道が続いています(写真は上五島町から県道を東側に走った途中です)。


いやぁ、こういうとこ、ロードでスカーっと走ったら気持ちいいでしょうね。当方はママチャリでしたので、まったり走っておりました。たまに通るクルマの何台かは「なぜこんなとこをママチャリで?」って怪訝な感じでゆっくり通り過ぎていったっす。

だって「ロードでスポーツしてます」って感じじゃなく、ラフな普段着のオッサンが独りでこんなとこママチャリで汗だくで走ってるんすよ、怪しさ満点っす。
ちなみに、けっこうアップダウンあります、ママチャリじゃキツい。

海沿いになるとこんな風景になります。


小さな島だらけです。
当然、海は凄くキレイです。


今回はこの辺で、次回は上対馬空港チャレンジ&復路の出来事です。

ちなみに、MTBで上五島空港に行き、その後で林道散策が当初の予定でしたので上五島町の東側を走っていますが、上五島の醍醐味は上五島町の西側〜島の中央〜島の北端に張り巡らされた道です。
自転車でもオートバイでも楽しめる交通量が少ない素晴らしい道が続いています。途中、キリシタン関係の史跡などもあります。お時間あるときに、ストリートビューでも見てくださいデス。



続きの記事はこちらです
2017/11/23
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バイク用リアサスのスプリングコンプレッサー製作

手持ちの余剰なリアサスをオクで売却する前に最低限のメンテとチェックをするため、リアサスペンションのスプリングコンプレッサーが必要になりましたので、自作しました。

世にサスペンション用スプリングコンプレッサーというものは多々あるわけで、様々な形態のものがあります。1000円台のものから油圧式の10万を越えるものまで様々です。


オートバイやMTB用のスプリングコンプレッサーを選択する際に注意点は
・4輪用はスプリングに掛けるフックが太すぎて使えない可能性が非常に高いので、例え2輪で使用可能と書いてても4輪用と銘打ってるものは避けましょう(上記の写真では中段の左のタイプが多いです)
・安いものは粗悪でスプリング表面に著しい傷がつくので慎重に選んだ方がよいです(上記の写真では上段の真ん中のタイプ、スプリングを挟む角リングの接続ネジが脆弱で曲がってしまいスプリングを傷つける事例が多いです)

ワタクシ的に簡易タイプでお勧めは
・上記の写真の上段左のストレートやアストロで売っている2輪専用品、これは安い上に使い勝手もよく評判が良いです。ただし、フックの移動量が少ないので長いサスには使えないことがあるかも(フックの移動量が少ない=バネを充分に縮ませることができない)。
・上記の写真の上段右のタイプ、DRC製もしくはUNIT製のものがありますが長めのツインショックには使い勝手がよいです。

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ということで、当方が自作したものは長めのサスから短いものまで対応できるよう、上記の写真の上段右のタイプを参考にしました。

いきなりですが、完成品です

材料は
・40mmX40mmの厚手のステンレスのLアングル(車庫にあった残材)
・アングルを結合するためのM12のボルトとナット
・M10の寸切り(全ネジシャフト)
・M10の長ナット、ナット、ワッシャー
・荷掛けフック(厚手の鉄製)
・M12の長ネジ、M10の長ネジ
・スナップピン
・M6のボルト&ナット
寸きりやM12のボルトナットは購入しましたが、それ以外は殆ど家にあったものです。ホムセンで売ってるL字40〜50mmのアングル鋼材も流用可能と思います。

製作上の難点はM10やM12の穴を開ける作業。ウチのボール盤はホビー用の小型でとてもM10の穴を開けパワーはないので、ハンドドリルで穴あけしました。それでもいきなり10mmや12mmの穴を開けるのは失敗しやすいので、最初に穴を開ける位置にポンチで印を付けた後、4→6→8→9→10→11→12mmと徐々に穴を大きくしながら開けていきます。

完成したスプリングコンプレッサーですが、どういう構造になってるかというと、下の画像でLアングルを2枚結合してコの字にしてるのが分かると思います。それをM12のボルトとナットで留めてます。
サスのマウント穴にはM10の長ネジにドリルで穴を開け、抜け防止のスナップピンを差し込むようにしています(サスマウントが12mmの場合はM12の長ネジを使う)。

別の角度から寸切りのネジを締め込むとスプリングが引っ張られる仕組みです。

フック部は以下のようになっています。
厚手の荷掛けフックをスプリングに掛かるように曲げ、長ネジのM6のボルト留めするように6mmの穴を開けた後、バーナーで焼き入れしています。これでピッチの細かいサスでも対応可能!
このフックは角をヤスリで丸めていることと、ネジ留めになっていることでスプリングのどんな傾斜にもフィットしますので、スプリングも傷つきにくいです。

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キリキリと締め込んでスプリングを縮めていくと以下のようにアッパー部が露出しますので、アッパーのお皿(スプリングリテーナーといいます)の部分を外します。
このサスの場合、スプリングリテーナーはアッパーマウントと一体式でネジ留め且つダブルナットになってます。アッパーマウントにスプリングリテーナーを差し込んでいるタイプもあります。どちらもスプリングを縮めることで外せる状態になります。

このサスの場合、ダブルナットを緩めてアッパーマウントを外します。このようなサスのタイプの場合、ダブルナットやアッパーマウントには超強力なネジロックが塗布されていますので、緩めるのは結構な気合いが必要な場合があります。
※注意:再組み立ての際、必ず強力永久タイプのネジロックを塗布し、しっかりとネジを締めてください、走行中にアッパマウント部が緩むと事故に直結します。

以下、アッパーを外し、スプリングを抜いて、ダンパーの状態やメインシャフトの錆や傷をチェックしました。

オートバイネタですが、サイズが異なりますが、MTB用のリアサスにも応用可能かと思います。とはいえ、MTBの殆どの金属バネサスはプリロードリングを緩めるとアッパー部がスルっと抜ける構造ですので、使うことはないかな...

蛇足ですが、こういう無茶をするのはやめましょう、大怪我します(恐)


2017/11/18
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白いMTBのその後:コンポ&ホイール交換〜最終形態

※当記事は回想記事です

白いMTBことDirtWorks号の最終形態です。
当時、MTBのハイエンドのコンポーネントの9sから10sへの移行期(終わってないけど個人的に9sコンポ終焉期と命名)でもありましたので、海外通販の様々なショップで9s用のハイエンドのコンポーネントが叩き売り状態でありました(SRAMのリアディレイラやシフタは、レッドが不人気ってこともあって6〜7割引とかだったような)。

当時、そういう事情もありまして、一気に気の向くままにコンポーネント類をアップデートしましたよ。ちなみに、SCHWINN号に一本化するためにDirtWorks号は売却してしまいましたので、ここで紹介するパーツの殆どは手元にはありません(残念、かなり後悔してます)。なので、パーツの画像はオクで売却時に使った画像だったりします。ま、なんというか、色々と弄り倒して最後は羽化して飛び立っていった、みたいな....(違)

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RACEFACE DEUSのチェーンリングをTurbine化

通常、9s時代のRACEFACE DEUSには黒のTurbineチェーンリングが付属していますが、別売りのレッドのTurbineチェーンリングへ交換。チェーンリングボルトをレッドにすると「赤過ぎる」ので、あえてゴールドのままです。BBはTOKEN製、クランクボルトはBRAND-Xのアルミ(7075)です。

超、鮮やかです。クランク&チェーンリングは「自転車の顔」でもありますので、ここを換えると印象がかなり変わります。


SRAM X0 リアディレイラ

9sモデル SRAM X0のリアディレイラです。SRAM X0は9sモデルと10sモデルがあり、9sモデルの方はカラーバリエーションが何色かありました(アルミ、金、赤、緑、紫..)。

SRAM X0のリアディレイラはかなり贅沢で派手な造りになっておりまして、アーム類はアルミ切削加工品、アームプレーとはカーボンとアルマイト処理されたアルミプレートになっておりました。
プーリーはMFD製のベアリング入りのものに変更しています、純正のプーリーは黒です。

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SRAM X0 シフター

シフターもSRAM X0に変更。こちらもレバーやブラケッドが鮮やかなレッドアルマイトになっています。ボディカバーがカーボンだったりと、こちらも凝った造りになっています。
裏側はこんな感じです。プッシュレバーは取り付けネジを緩めて位置を調整できるようになっています。こちらには画像はありませんが、シフター取り付けブラケットはディスクブレーキレバーブラケットを兼ねるダイレクトマウントオプションも存在します。
SRAMのMTB用シフターはかなりクリック感が強く重目の操作感になっておりまして、これがネガティブな感じかというと、全くそんなことはなく、例えばオフロード走行時の凸凹で車体が暴れている際のシフトチェンジで「ハッキリとしたクリック感」は逆に明確な操作の感覚として助けになったりします。ワタクシ、結構その操作感が好きでSCHWINN号でオフロードを走る際にもSRAMのシフターを使っています。

ちなみにシマノと混在で使用する場合(9sモデルに限って言えば)、
OK:SRAM フロントディレイラ+シマノシフター
NG:SRAM リアディレイラ+シマノシフター
となります。

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SRAM PG990 リアスプロケット

こちらはSRAM X0シリーズで推奨のSRAM PG990スプロケ(11-34T)です。
シマノのXTR/XTと同じくスパイダーアームにギアがマウントされる構造ですが、重量は320gと決して軽くはないです(XTより少し重いのかな?)。

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ブレーキレバー〜シマノXT BL-M775

シフターをデュアコンから通常のシフターにしますので、ディスクブレーキのレバーも交換せねばなりませんでした。そこで選んだのが、シマノXT BL-M775。マスターシリンダーのピストン口径はBL-M755と変わりませんので、キャリパーBR-M755に使用して問題なしです。

このタイプはオートバイパーツ風に言うといわゆる「ラジポン」つまりラジアルポンプ形式のマスターシリンダーです。オートバイ界隈では非常に評価の高いラジポンですが、MTB界隈ではなぜかこの形式は敬遠されその後のモデルでは旧来のポンプ形式に戻ってしまいました。リニアなタッチでけっこう好きです。ブレーキホースは見た目重視でGoodridgeのステンメッシュです。

AZONIC Outlaw ホイール

けっこう前から売られているホイールです。というか2017年の11月現在でも現役商品のロングラン製品です。リム幅32mmながら前後セットで2.3kgと、この幅のMTBホイールとしては軽量です(過去記事のNS-BIKESの32mmリム+Novatecハブで製作したホイールはセットで2.7kgほどあります)。XCからダウンヒルまでこなせる、隠れたロングセラーな名品、素晴らしいホイールです。ワタクシ、SCHWINN用に黒のセットも持ってます。

このホイールのもう一つの利点としては、フロントホイールがQRと20mmアクスルの両方で使えること。丁度、当時は(というか今も)White Brothersの20mmアクスルのフォークを持っていましたので重宝するかな、と思って購入しました。

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DEDA ZERO1 ステム

これまで、Kalloy ASAステムを装着していましたが、ASAステムはオンロード用であり、MTBでオフロード使用は禁止(とマニュアルに書いてました)、またCannibalフレームが大きいということもあり、堅牢でカッコいい短くて安いステムはないものかと探しておりましたら、DEDAのステムがイイ感じ。

こちらのステムの使用環境はオールマイティ、見るからに堅牢そうなステムです。MTBの場合、軽さも重要ですが、それよりも丈夫あることの方が優先しますので(走行中に壊れちゃ意味ないですからね)...

オンロード専用のステムと較べると、どれくらい造りに差があるかといいますと、以下のような感じです。奥のKalloyのステムは見るからに軽量ですが、薄く細く最小限の強度な造りになっています。

FSA FR270 シートポスト

最終形態変更時に換えたものではありませんが、シートポストはFSAのゼロオフセットのシートポストです。

サドルのマウント部は一見、凄く緻密で凝った感じに見えますが、SyncrosのMicro Adjustなどと較べるとチープさは否めません。

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LizerdSkinのグリップ

こちらも最終形態変更時に換えたものではありませんが、いちお使用部品として。白いグリップは白さを保つのが厄介そうに感じますが、日常使用の黒ずみ汚れの場合、パーツクリーナーをブッシューと吹き替えて洗浄すれば概ね元の白さに戻ります(ただし、オフロードを走って擦り込んだような泥汚れはあまり落ちません)。
ロックオングリップのロックリングですが、様々な形態が見られますが、多勢の規格としてODIの規格がありまして、LizerdSkinのグリップはそのODIの規格と同じです。同じODI規格同士であればロックリングは使いまわせますので、小ネタですが。

Ritchey Maratonサドル

RitcheyのMaratonシリーズのサドルです。薄く軽い割にかなりソフトは座り心地です。お値段は確か実売で3千円台ではなかろうかと。体と接する重要なパーツですが、山を走ると汚れるのも早いのであまり高価なサドルは買わないことにしてます。

こちらはMaraton V2、確かレディース用でやや幅広、後部も少しクッションが厚くなってます。お値段は上のものと同じくらいだったかと。

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以下、装着後の画像です

ハンドル周り、これはビフォーの画像、XTのデュアコンです。

これがアフター、XT BL-M775、SRAM X0シフター、DEDA ZERO1ステム、Lezerd Skinグリップ。

SRAM X0リアディレイラにSRAM PG990スプロケットです

最終形態前ビフォーの車体です。

これが最終形態アフターのオフロード仕様、タイヤはシュワルベのレーシングラルフです。あぁ、かっこいい、手放すんじゃなかった...

この角度から見るとちょっとゴテゴテしてヤカマシイ感じがしますね。赤い部品を減らせば良かったのかなぁ。

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オンロード仕様のホイール&タイヤに換えた状態です、ホイールは前の記事で書いたNS-BIKESのリム+Novatecハブ、タイヤはHALOのTWIN RAILです。2.2インチ幅ながら、GEAX TATOO(2.3インチ幅)よりも200g/本くらい軽く、直進時は設置面が少ないので漕ぎも軽いです。

これにて、DirtWorks Cannibalの記事は終了でございます。
次回記事はまた別の話題をば...