2017/08/28
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白いMTBの組み立て〜その5

ドライブ&ブレーキ編>です。

ドライブの要となるボトムブラケット(BB)はTRUVATIV製のISISドライブっす。
(トルバティブ/トラバティブ?どっちが正しいのか謎)
最近はあまり見かけませんが、クランクシャフトを極太にできる等の理由から剛性重視の用途には根強い人気があります。

BBの装着には特殊工具が必要です。

BBを締め上げる工具は3種類ッス1:旧来の4角軸のBB用
2:TRUVATIVやRACE FACEのISIS形式のBB用
3:最近のホローテック2/Xタイプ用
ホローテック2は、物理的にレンチの掛かりが浅いので、このタイプよりもBB全体を覆うメガネタイプやソケットタイプの方が断然にいいです。上記のレンチはBBをナメやすいです。

で、今回はISISドライブですので、2番の工具を使うっス

ちなみに以前作った別のMTBは、RACE FACEのCADENCEクランク&Xタイプ、これはシマノのホローテック2と同じ規格のものです。

クランクはRACE FACEの普及モデルのRIDE XCのISISドライブ版っす。今やXタイプが主流ですので、普及品とはいえ、これはこれで結構な貴重品だったりしてます。チェーンリングボルトは、個人的な好みでTORONT CYCLESで購入したゴールドアルマイトのものに変更してます。さらに、アウターリングはたまたま立ち寄ったサイクリーで偶然に見つけた削り出しの RACE FACE EVOLVEチェーンリングっす。

フレーム側、BBのシェル部分もキレイにフェーシングされてます。
それは良かったんですが、フェーシングのせいで逆に71mmという妙なBB幅になってしまってたので旋盤で1mmのスペーサー2枚作りましたゼ(ここの幅の規格は73mmか68mmでないとイカンのです)。

BBのネジ山とシェル内側にはタップリをグリスをつけて締めるっす なぜかというと、ココは水がたまり易く、腐食で固着しがちだからなのよん。 その後にクランク装着。 

4角軸やISISのクランクは締め上げて「圧入」なので一旦装着すると人力では取れません。

クランクを外すには特殊工具が必要です。

コッター抜きという工具を使うッス(シマノ製)

こんな感じでネジの力で抜くわけで、いわゆるひとつのプーラーですな。

次はディレイラだべ!