2017/08/31
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白いMTBの組み立て〜完成

というわけで、ひとまず完成です!

※今後、手が入るので「ひとまず」です

当初のテーマ
「嫁さんのために白くてキレイなMTBを作ってみよう!」
はいちおブレずに完成したっす。

タイヤ、SPECIALIZEDのヘミスファだと「純白度」が足りなかったので、GEAXのTatto(26x2.3)を履かせてみました。純白度も上がって太くて迫力あるのはいいですが、このタイヤ、スッゲー重いです。1本900gくらいある。


インパクトあるっす、白過ぎてオッサンが乗るのはちょっと恥ずかしいでござる(笑)

SPECIALIZEDのヘミスファだとこんな感じ。
純白度足りないけど、なんとかオッサンが乗っても大丈夫っぽい地味加減になるっす。
タイヤも断然こっちが軽いです。車体をちょっと持ち上げただけで重さの違いを痛感っするっす(いかにGEAX Tatooが重いかということですな)。


試走してきました(GEAX Tatoo仕様で・照)。
・デュアコン、イイです! シフトダウンが激速です!慣れると戻れないというのも納得です。
・軽いっす、走りも軽快、スピードの乗りもいいですが、 走り出せばタイヤの重さはそれほど気にならないです(平地では)。
・やっぱフレームがデカいっす、かなり大柄なMTBっす。 嫁には大きい(ちなみに嫁は170cm近くあるっす、デカいっす)、街中で走る分にはいいけど、このサイズで林道は無理ですな

オッサンが街で乗るには恥ずかしいので、やっぱり嫁用です。
何日か前にエアを調整したんだけど、やはり明らかにエアの減りが早いです。
かなり古いエアサスなのでしょうがないかなぁ、エアはすぐに抜けるわけではないので様子見しながら代替品をゲットですな。

2017/08/30
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白いMTBの組み立て〜その8

作業も終盤戦です、サクっと仕上げ作業したっす。

CATEYEの白いサイクルコンピュータっす。CATEYE STRADA、ケイデンスやハートレートなどもない、ごくごく標準的な機能のみのモデルです。このサイクルコンピュータ、せっかく白ボディは白なのに、なぜ取り付けパーツが黒いのかと....ベルトも白にして欲しいのでござる。

次にエルパのケーブルクリップ。
EtherNetのケーブルとかを留めるやつです。

両面テープを屋外用の強力なものに付け替えて使えば、これがワイヤーアウターやブレーキホースにぴったりなんすよ。しかも白なので目立ちにくいです。

このフレーム、ワイヤーのアウター受けが3つあるのですが、すべてワイヤー用でディスクブレーキホースには対応してません。それゆえ、前出のケーブルクリップを使ってフレームチューブの下を経由させます。

このフレーム、ワイヤー類の取り回しが独特で、後ろからは一切ワイヤー類が見えないように、シートステイの裏側にアウターガイドがあるっす。


次に取り出しましたのは、タミヤのプラ板0.3mmっす。 

これを適当な大きさに切って両面テープと合わせて.....
(画像では少し見辛いけど)こうして貼ればケーブルプロテクタの出来上がり。

ハンドルを左いっぱいに回すとケーブルが刷れるのでプロテクターを作りました。実際は画像ほどは目立たないっす。今回、0.3mm厚を使いましたが、0.5mmの方がよかったかな〜っと。

プラ板で同じ要領でチェーンステイのチェーンガードも作りました。このフレームはチェーンステイが角パイプなので、こういうチェーンガイドで対応できるのがいいッス。こちらは1.2mm圧のプラ板で作成。

次はいよいよ完成編ですな。
2017/08/29
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白いMTBの組み立て〜その7

ブレーキいきます!

2002年頃のシマノのブレーキキャリパー、XT BR-M755 とキャリパーサポートで奇跡の未使用品
バイク乗り的に「異形対向4ポッド」というのに弱いです。古い製品ですが、信頼性はピカイチです(2017年現在も普通に使えてます)。発売されて随分と経ちますが、ブレーキパッドはHOPEのTech4等と同一品ですので、消耗品には困りません。シマノのブレーキキャリパー全般に言えることですが、分解整備OHをしようとするとピストンシール等の内部パーツを部品として注文できないのが痛いところです。

ブレーキホースはシマノの片側がバンジョーになっているものを使います。


ちなみに、メイン機材のSCHWINN号にはHOPE Tech4なるモノブロック削り出し4ポッドという非常に豪華なブレーキがついてます(これほどのモノが必要なのかどうかは、また別の話ということで)。ワタクシ、削り出しパーツフェチですので、この造形だけで御飯3杯くらいイケます。

レバーも削り出し、ゴージャスです!

フォークのキャリパーの装着部はポストマウントになってるっす。
ひと頃はインターナショナルスタンダードが主流でしたが、いつの間にやらポストマウントが主流になっちゃいました。 今やオートバイもポストマウントが主流なので、そういう時代なんでしょう。
マニトウマウントとかヘイズマウントとか呼ぶようですが...。
これってキャリパーセンター出すのに少し気を使うのであまり好きですはないっす。

デュアコンと言えど、エア抜きはバイクや車の油圧ブレーキとまったく一緒。
シマノのフルードは塗装を侵すタイプではないのでお気楽です。

油圧ブレーキホースのカット&作成方法はネット上に沢山ありますので割愛します(写真撮ってなかった...)。BR-M755はブリーディングはとても楽です(エアー簡単に抜けます)。

ポスト→ISマウントのアダプタを介しての装着はこんな感じになります。フロントのポスト→ISマウントのアダプタの場合、物理的位置的な事情でローターはどうしても180mm以上になります。

ハンドル回り&シフター&ブレーキ関係終了っす。


スタンド外して車体を押す時に「あれ?」と思ってリアサス(マニトウのフルエアサス)のエアー圧を計ったらm1週間程でエアが抜けるッス。 先週、12barくらい入れてたのに4barくらいになってた... 代替サスを探さんといかん。

2017/08/28
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白いMTBの組み立て〜その6

前回、クランクが付きましたので、今回はディレイラ&チェーン&シフターです。

リアディレイラは、シマノXT RD-M770は新品で5000円くらい、ローノーマルです。
素のままですと少し寂しいので、ピボットボルトをTONTO CYCLESで買ったものに交換、プーリー(別名ジョッキーホイール)はKCMC製のベアリング入りのものにして色気出してます。
RD-M770はローノーマルです。
つまり、どういうことかというと、ワイヤーを貼らない状態だとローの位置になる型式。普通のディレイラはワイヤーを貼らない状態だとトップになるトップノーマル、逆であります。
ローノーマルの利点は、登りなどでギアを軽くするときに操作が軽くて済むこと、デュアコン(デュアルコントロールレバー)に適してること。難点はディレイラポジションをハイギアの位置にするとワイヤーのテンションがかかった状態なのでホイールの脱着が少し面倒くさいこと。

ローノーマルはチェーンもシフトワイヤーも貼らないとバネの張力でこんな風に(正常) 

チェーンはKMCの9速用のX9です。
特に軽量タイプでもない、ごくごく標準的な9速用のチェーンです。

チェーン貼ってみました。
ブラック&ゴールドは昔から大好きなコンビネーションです、こう、なんというかJPSっぽいというか何と言うか。

次は変速関係。
シフターはシマノのLX ST-M580シフター&ブレーキ一体のデュアルコントロールレバー、デュアコンとかラピッドライズとか呼ばれるもので、ブレーキレバーの上下で変速します。ローノーマルのディレイラとのコンビで使うのが鉄則です(普通のディレイラだと使いにくくなるらしい)。 
ちと慣れが必要ですが、巷の噂では、これに慣れると手放せなくなる操縦性らしいッス。
特に登りのツラい場面でロー側に落とすときは、ローノーマルのディレイラとのコンビで親指プッシュで瞬時にシフトダウンするというシロモノっす。

ハンドルはebayで買ったなんだかよく分からないSELCOF製なるもの、クランプは31.8mm径。安いけど、まぁまぁの品物です。

ワイヤーアウターももちろんホワイトです。

組み付けてみた、VELO製ロックオングリップとグリップエンドもイイ感じ
このVELO製のロックオングリップ、留めネジを締め過ぎるとハンドルが凹むので要注意ですな。

フロントディレイラも付きました(FDの調整は面倒なので大嫌い)
ブラックのクランクにホワイトのペダルはいまひとつマッチしませんな。

リアディレイラも付いて変速もOK、スムーズっす

ワイヤーはしばらく乗って一旦伸びるのを待ってそれから所定の長さに切ります、それまではクルクル丸めとく、というのがオイラ流。 最初から短く切ると初期伸びを貼り直すときに引っぱりにくいッス。
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白いMTBの組み立て〜その5

ドライブ&ブレーキ編>です。

ドライブの要となるボトムブラケット(BB)はTRUVATIV製のISISドライブっす。
(トルバティブ/トラバティブ?どっちが正しいのか謎)
最近はあまり見かけませんが、クランクシャフトを極太にできる等の理由から剛性重視の用途には根強い人気があります。

BBの装着には特殊工具が必要です。

BBを締め上げる工具は3種類ッス1:旧来の4角軸のBB用
2:TRUVATIVやRACE FACEのISIS形式のBB用
3:最近のホローテック2/Xタイプ用
ホローテック2は、物理的にレンチの掛かりが浅いので、このタイプよりもBB全体を覆うメガネタイプやソケットタイプの方が断然にいいです。上記のレンチはBBをナメやすいです。

で、今回はISISドライブですので、2番の工具を使うっス

ちなみに以前作った別のMTBは、RACE FACEのCADENCEクランク&Xタイプ、これはシマノのホローテック2と同じ規格のものです。

クランクはRACE FACEの普及モデルのRIDE XCのISISドライブ版っす。今やXタイプが主流ですので、普及品とはいえ、これはこれで結構な貴重品だったりしてます。チェーンリングボルトは、個人的な好みでTORONT CYCLESで購入したゴールドアルマイトのものに変更してます。さらに、アウターリングはたまたま立ち寄ったサイクリーで偶然に見つけた削り出しの RACE FACE EVOLVEチェーンリングっす。

フレーム側、BBのシェル部分もキレイにフェーシングされてます。
それは良かったんですが、フェーシングのせいで逆に71mmという妙なBB幅になってしまってたので旋盤で1mmのスペーサー2枚作りましたゼ(ここの幅の規格は73mmか68mmでないとイカンのです)。

BBのネジ山とシェル内側にはタップリをグリスをつけて締めるっす なぜかというと、ココは水がたまり易く、腐食で固着しがちだからなのよん。 その後にクランク装着。 

4角軸やISISのクランクは締め上げて「圧入」なので一旦装着すると人力では取れません。

クランクを外すには特殊工具が必要です。

コッター抜きという工具を使うッス(シマノ製)

こんな感じでネジの力で抜くわけで、いわゆるひとつのプーラーですな。

次はディレイラだべ!
2017/08/27
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白いMTBの組み立て〜その4

今回はホイール行きまーす !
ホイールにはスプロケとディスクローターを装着せねばなりません。

スプロケの装着には特殊工具が必要です。

これが特殊工具(シマノ製) 

ホイールのスプロケの装着部はこんな感じです。
一方向にしか空回りしないようにワンウェイになってますね。
ホイールハブはNOVATEC製です。
数えてませんが、ノッチ数は多くないです(チキチキ音は割と普通です)。

 ここにスプロケを装着

スプロケはSRAM PG990です、SRAMのMTB 9速用スプロケの最高峰(マジ)
通常は1.2万くらいしますが、CRCのセールやeBayあたりで台湾直通だと6千円程度です。

ロックリングナットを入れて 

さっきの工具を差し込んで....

レンチで締めます。
画像ではモンキー使ってますが、ロックリングナットはアルミ製でここは割とデリケートな締め加減が必要ですんで、 トルクレンチ使ってくださいデス。

ちなみに装着する(締め込む)ときはワンウェイが動かないのでいいのですが、スプロケを外すときはスプロケが共回りして緩められないっす。

スプロケの外すには特殊工具が必要です。

そのための工具がコレ。

こんな風に使います。


スプロケが終わったらディスクローターっす。
HAYESのV7ローターでフロントが180mm、リアが165mm。

ローター装着面はこげな感じですバイ
普通の6穴 。昔はメーカー毎に異なってて苦労したもんです(Formulaは4穴とか、AMPやRockShoxは3穴とか)。

ローターの裏表を間違えないように(ローターに回転方向なんかが刻印されます)専用のネジで止めるのみ。

最後にホイールの最終仕上げ
夏にebayで買ったものですが....

マルケジーニのホイールステッカー(笑)
ホイールリムが寂しいので、こいつを貼ります(シャレですよ、シャレ

これを貼るのにも特殊工具が必要です。


 これが特殊工具です 

分度器!

片面に3枚貼るのですが、これがないと120度毎の位置が分からんのです
分度器を手にするなんて小学生の頃以来っす

で、マルケ、貼ってまみました

というわけで、完成!
ホイールに関しては終わりかな。


装着してみたら、リアのディスクローター円周部とチェーンステイがギリギリっすね(笑)
クリアランスは2mmくらいかな。一見、不安に見える狭さですが、ここが2mmも振れることは有り得ないので大丈夫(そんなに振れたら真っすぐ走らんがな)。リアのディスクローターは165mmまでですね 、180mm以上のローターはチェーンステイに干渉しちゃいますね。