※2017年・夏頃の作業です。
リアの足回りができましたのでフロントフォークいきます!
今回はフロントフォークのオーバーホールです。
フロントフォークはXR50モタード/XR100モタードの31mmフォークです。なかなか人気で高騰気味のパーツなようで、入手には少々苦労しましたが良い状態のものをゲットできました。こういう中古パーツの場合、外観は良くてもこれまでの使用状況や管理状態が謎なので念のため分解&オーバーホールします。
まずは分解し、空のオイル缶に立てて古いオイルを全て抜きます。
けっこうな匂いと汚れでした、おそらく一度もフォークオイルは交換されていないだろうと。
パーツクリーナーで徹底洗浄です。オイルは古かったのですが、内部は良い状態です。もちろん、インナーに錆や傷や曲がりはありません。
XR100でオフロードで遊んでいる友人曰く、オフ対応で将来的に強めのバネを入れるならリバウンドの流路は一つ塞いだ方がよいとのことで溶接で埋めます。
溶接途中の画像なので少々粗い状態ですが、最終的には磨いてこんな感じになります。
もしリバウンドが効き過ぎたら再び穴を開ければよいので、特に重大な後戻りができない改造ではないです。
オイルシールとダストシールはホンダ純正パーツです。セットになっていてパーツ番号は51490-GAA-305(旧品番:51490-KEJ-900)です。CBX125なども同じ番号のようで、ホンダというかホンダ採用のショーワの31mmフォークの多くに対応するのでしょうね。
シールを組み付け、フォークを組み立てた後、最後にフォークオイルを入れます。量は180cc、キッチリ測りって入れます。フォークオイルはスズキの15Gです。
注入後、それぞれ定規を突っ込んで油面を図って差異がないよう調整します。
ついでにAliExpressで「31mmフォーク用プリロードアジャスター」として売っていたので、モノは試しと買ってみましたが全く入りません(笑)。
ネジ部の直径が29.9mm(おそらくM30)もあります、31mmフォーク用はネジ部は26.8mm(おそらくM27)くらいじゃないといけいのですが、なんじゃこりゃ?
安物買いのナントカってヤツでした...
ステムへの組み付け前にディスクローターのマウントボルトが掠る程度に接触していたので少しだけ削って逃げを作りました。
アウターチューブは相当な肉厚があるのでこの程度削っても問題なし。
最後にステムに組み付け、ホイールも装着してフロントの足回りはブレーキのキャリパーサポート以外は完了です!
そろそろメンテスタンドを作ってこの櫓から出す段階に近づいたかな。