※2022/8中旬まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
電装系、続きます。
ヘッドライトリレーの接続施工です。低電力のLEDヘッドライトにリレーがいるのかという疑問がありますが、もしかすると将来的にズーマーのハロゲンのデュアルヘッドライトなどに交換するやもしれませんので、リレー化しておきます。
コネクター類は全て防水仕様にしておりますんで、リレーも防水仕様でいきます。届いてビックリ、防水リレーってデカいです。CDは大きさの目安です。
少し手を加えて使います。
まず、OFF時の導通ルートである中央の端子をオミットします。端子をリューターでカットした後、ラバーボンドで覆い、さらにビニテを貼って絶縁しました。
リレーを接続する上でリレーOFF時に生じる逆起電力の対策が必要です。OFFにした瞬間に数千ボルトの電圧が回路を逆流します。対策をしないと例えば自動車の場合はカーオーディオやナビに高電圧の電流が一瞬入ることで誤動作したり最悪壊れます。
対策はどうするかというと以下のページが分かりやすいです:
ダイオードによる保護回路について
要はリレーをON/OFFする配線にダイオードを接続して起電力をループさせるわけですね。このゴリラの場合、デジタルメーターなどが高電圧に弱そうなので対策しておきます。
リレーに接続するプラスマイナスとダイオードの向きに留意して端子側にダイオードを仕込みました。中央の端子をオミットして空きができましたのでそこにダイオードを収納しています。
ダイオードが外れないよう、ゴムブロックをねじ込んでダイオードを押さえるよう固定しました。
想定よりもサイズの大きなリレーですが、どこに設置するかとうと、第1案がフレームのバックボーン上。
しかし、バックボーン上に設置するとレギュレーターやこれから接続する多くのコネクタの行き場がなくなってしまうので却下。
シート下が空いているのでシート下に設置することにしました。ヘッドライトへの配線が少し長くなりますが、シート一つ分の延長くらいなら問題なし。
リレーから出ている赤い配線に繋がっているのは防水のヒューズボックスです。ついでにコネクタ類やレギュレーターなどをフレームのバックボーン上に固定してみました。
この状態でタンク&シートと干渉しないかチェックしました、問題なしです!