※2022/8中旬まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
リアブレーキはTDR50のリアブレーキを丸っと移植しています。
ホースは前にの接続済、マスターのOHとセットアップを行いました。
リアはフロントとは違って、いたってスムーズにコトは運びました。ブレーキの引き摺りもなく良好です。
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リアブレーキはTDR50のリアブレーキを丸っと移植しています。
ホースは前にの接続済、マスターのOHとセットアップを行いました。
リアはフロントとは違って、いたってスムーズにコトは運びました。ブレーキの引き摺りもなく良好です。
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この段階で残作業は前後ブレーキのセットアップとフロントの灯火類です、それらが済めば公道に出れますんでモチベーションも上がるってもんです。
ブレーキが全くないバイクの車体って傾斜での取り回しに意外と難があったり、エンジン始動の際など意外とやりにくいんですよ。
当初、装着しようと思ってたスズキのレッツのマスターです。ピストン径1/2で小ぶりなボディでいい感じだったんですが、なんと対応ハンドル径が細くて普通のハンドルには装着できません。口径を広げられる形状でもないので不採用!
これまでYAMAHA マジェスティ125のマスターを暫定的に装着してたのですが、色々と漁ってYAMAHAの何かのマスターを使うことにしました(おそらくマジェスティ250の部品かと、1/2とピストン径の刻印があるのが助かる)。中華製の安い汎用マスターなどありますが、さすがにブレーキパーツは国産純正をOHした方がよいということで。分解&洗浄してリフレッシュキットでOHです。
セットアップの際、ブレーキのブリーディングはMTBのディスクブレーキで使ってたものが使えて便利だったっす。
当初のブレーキホースはホンダの純正の何か(笑)、フィッティング部のクラッシュワッシャーなどはもちろん新品です。ブレーキフルードはスズキ純正のDOT4です。ブリーディングは定番の整備作業なので説明不要かと。
マスターについてたレバーがやたらゴツいのでヤマハのスクーター用の純正レバー(パーツ番号:3RY-83922-01)に変更します。ショートレバーになっていい感じです!
ここまで作業してフロントブレーキの作業は完了!
と思いきや、思いっきり引き摺ってます。パッドが戻らない/片押しタイプなのでスライドピンの動きが悪いのどちらか、もしくはその両方なのでブレーキキャリパーのオーバーホール確定です!
ついでに、チョイスしたブレーキホースが長いのです...
精神的にも見た目的にもよろしくないのでキャリパーOH時に同時交換っすね。
後日談ですが...
長すぎるホース長=75cmだと思い、70cmのブレーキホースを購入したところ....
あれれ?長さが足りない〜〜〜
実は当初の長すぎるホース長=75cmではなく、85cmだったろいうオチです。この後、再びブレーキホースを購入、現行のスズキGSX-R250のホースが79cmでドンピシャサイズでした!
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エンジンの始動も無事に終わり、全波化した発電系統や電装など問題ないことも確認したのですが、やたら足が熱いのです。いや、熱いってもんじゃなく火傷しますぜ、OVERのログが足に転写されそうです(笑)。
このバイクの購入時、RPMのダウンマフラーでしたので純正ヒートガードはないんですよねぇ。ヒートガードつけるとせっかくのOVERマフラーも隠れちゃうし、できればヒートガードは装着したくなかったんですが...
しかし火傷してしまうほど熱いので見た目は二の次です。モノは考えようで林道での転倒時にOVERのサイレンサーが傷だらけになるのを防ぐのに役立ちますし。
ヤフオクでテキトーなヒートガードを500円ほどでゲットしました、錆だらけですが塗装前提なので構いません。高価なものではないのでキレイなのが欲しかったら新品を買うし。
サンドペーパー、ボンスター、ワイヤーブラシなどで錆を落とし、パーツクリーナーで脱脂した状態です。
裏側は激しく錆びておりましたので、ほとんどワイヤーブラシ攻撃です。
裏面は錆の跡が残って完全には取りきれなかったけど、この部品自体、オフロードでコケると傷だらけになる消耗品と割り切ってますんで気にしないことに。
表側は錆の除去だけで割とキレイに見えますんでこれでもいいかなと思ったのですが、車体に合わせてみるとギラついて浮いちゃいますんでやっぱ塗ります。
表面はサンドペーパーの擦過跡をそのまま塗装の足付けとしてプラサフを塗りました。
乾燥待ちの間にヒートガートのマウント用のボルトを作ります。普通のステンレスのキャップボルトではいかにも「ホムセンで買ってきた」みたいな感じでダサいので低頭にして角も落とします。
ボルトは旋盤へのチャッキング時にネジ山を傷めないよう、中心点が出るようにジグにネジ混んでホールドしています。削るとこんな感じです。値段の高いネジっぽくなります。
ついでなのでストックが切れたので何本かレーシーな外観のボルトを作っておきます。ハンドルパーツや外装など以前から目立つ箇所にはこういうボルトを作り置きして使ってます。一番上のボルトは削る前のもの。
プラサフが乾きましたんでオキツモの耐熱ブラックで塗りました。耐熱塗料が必要になるほどヒートガードが熱くなることはないんですが(そんな状態になるならヒートガードの意味がないし)、普通の塗料の黒でもいいんですが、こういうときでもないと耐熱ブラックはいつまでも使わずに置いたままなので。
オキツモの耐熱塗料は熱を加える必要がありますんで、ホットプレートを120度にして30分ほど熱を加えます。
これは不要になったホットプレートで焼き付けが必要なときや部品に熱を加える必要がある場合に使っています。180度未満で温度設定できる優れものの加熱器です!
と、ホットプレートの鉄板とヒートガードが密着できず、ヒートガードに熱が入りませんので、荒技でストーブ&脚立で熱を加えることにしました。
※この作業は2022の1〜2月頃です。
これで乗車時に熱い思いをせずに済みます。
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元々ついていたテールランプは錆々でレンズにヒビもあり、リアキャリアも錆々の状態ですので、DAYTONAのキャリアレスキットとナンバーステーも兼ねたLEDの小さくてスマートなテールランプに変更です。ウインカーも中華製の安いヤツです。
DAYTONAのキャリアレスキットとテールランプを装着し、テールランプがシートと干渉しないことを確認します。
キャリアレスキットについてたウインカーステーはコの字型に曲げて普通のウインカーをマウントできるようにしています。
ウインカーも取り付けて接続します。テールランプは3ピンの防水コネクター、ウインカーは防水キボシです。
このウインカー取り付け部がメチャクチャ脆弱でボルトを締めたらヒビが入りましたんで、内部をエポキシ接着剤で充填補強しましたヨ。
しかもエンジンの振動でバルブも外れるという...
バルブもラバーボンドで接着、そのうちウインカーは買い替えだなこりゃ(汗)
リアキャリアがないと荷物を積む積まない以前にリアを持ち上げてバイクの向きを容易に変えるという原付の利点がアウトなので後日グラブバーを取り付けたいと思います。
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マフラーを組み込みます。購入時はRPMのダウンマフラーが装着されていましたが、ダウンマフラーはオフロード走行時に何かと気を使いますのですぐに売却(けっこう貴重品だったのですが)。代わりに組み込むマフラーはこれ
OVER Racing ステンチタン・アップマフラーです(ステンレスエキパイ+チタンサイレンサー)。今回のカスタマイズで最も高価な部品ですんで、大事に箱に入ったまま保管しておりました(貧乏性)。
仮取り付けしたところ、リレーの固定のために増設したボルト(本来、モンキー/ゴリラには存在しません)とステーが干渉するため、ちょっと削りを入れます。
OVERさんのために念のためもう一度書いておくと、普通のモンキー/ゴリラに取り付ける分には上記画像の作業は全く生じません。
取り付けてみました!
か、かっこいい...
さすがアップマフラー、オフ車然としたスタイルとばっちりあってます。見た目だけはすっごい速そうです(笑)。
と、あまりに舞上がってしまってサイレンサーをエキパイに締めこむ部品を取り付けるのを忘れてました...
これで作業のモチベーションも上がります!
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採用した汎用の中華デジタルメーター(SS182)にはギアポジション表示があります。せっかくなのでギアの表示ができるよう、ギアポジションセンサーを組み込みます。
使用するパーツはこちら、・ギアポジションコンタクトプレート(純正品番24320-KLF-850)
・4速リターン用ギアポジションセンサー
ですが、後述しますが前者のギアポジションコンタクトプレートはこのエンジン(ゴリラ12Vのエンジン)には口径が大きすぎて使えませんでした。後述で代替品が出てきます。
4速リターン用ギアポジションセンサーはAliExxpressで購入した中華横型エンジン用で、下記の商品になります。とりあえず出品リンクを3つほど。
5 Wire Gear Position Sensor For 50cc 70cc 90cc 110cc 125cc ATV Quad Dirt Pit Bike Go Kart Buggy Motorcycle Motocross
出品リンクその1
出品リンクその2
出品リンクその3
ワタクシのものと接点の形状が少し異なりますが、注文して届いたものがワタクシの使っているものなので機能上は問題ないはずです(形状は違いますが各接点の位置関係は同じ)。
少し高値になりますがアマゾンでも売っています(発送元は中国と思いますが)。
下記の接点のタイプのセンサーはゴリラの4速リターン車には使用できないので注意してください。
では組み込み作業です。
まず、ジェネレーターカバーを外し、ドライブスプロケの上部にあるギアポジション検出ネジ穴にコンタクトプレートをセットします...セットします.......あれ?ん?
コンタクトプレートが穴に入りません...
ホンダ純正のコンタクトプレート24320-KLF-850の直径は22mm、一方、エンジン側の穴の口径は19mmです。物理的に無理。
コンタクトプレートの口径を図るとギリギリ18.5mmくらいまで外周を削れそうなので淡い期待を込めて旋盤で削ってみました...
旋盤のバイトが銅の接点プレートに触れた瞬間にぶっ壊れました(笑)
そんなこんなでアマゾンで中華横型用のギアポジションセンサーセットを購入しました。センサーが中華横型なので、中華横型用のギアポジションセンサーセットに同梱のコンタクトプレートならいけるだろうと、使うのは赤丸で囲んだコンタクトプレートのみ!
これですよ、これ、口径を測ると約18mm、ばっちりです。裏側についてる周り止めのピンは除去します。ついでに銅の接点部分を少し起こしておきます。
コンタクトプレートを組み込みます。本来はコンタクトプレートにある周り留めのピンでコンタクトプレートの取り付け角度が決定&固定されるのですが、ゴリラ12Vのエンジンにはありませんので角度は試行錯誤です。ギアチェンジをするとコンタクトプレートがカクッカクッと回りますので、センサー側の5箇所の各接点とちょうど合う位置でコンタクトプレートを決めてボルトをしっかりと締めます(センサーの取り付け角度は突起の嵌め込みで固定です)。
できればメーター側と結線してコンタクトプレートの角度を決めたいところですが、このセンサーのコネクタのどれが何速なのか分からなかったので、結局この方法となりました。
センサーからの配線の取り出しのためにジェネレーターカバーに切り欠きを入れます。少しキツめになるよう嵌め合いを確認しながら慎重に。
センサーの出っ張りが少し大きいのでセンサーに当たる部分にもリューターで削ります。
センサーから出ている配線をコネクターから外し、1本1本メーター側の配線と結んでどれが何速かどれがニュートラルかを探ってメモします。電流の行き先はGNDなので間違えて結線しても壊れませんので落ち着いて探ってOKです。
ただしく結線されていればこのように1速〜4速のギアポジションが表示され、ニュートラルに入ればギア表示は0になりニュートラルランプも点灯します。
※元々エンジン側から出ていたニュートラルランプに繋ぐケーブルを使ってもよいですし、ギアポジションセンサー側のニュートラル検出時のケーブル、どちらも機能上は同じです。ワタクシは前者を使い後者を除去しました。
最後に配線を防水コネクターにして接続完了です!
余談ですが、完成後のシェイクダウン時に非常にギアチャンジが硬く、ギア抜けやチェンジ不良が多発したのですが(現在は改善)、そのときこのギアポジション表示は非常に役に立ちました。
・きちんとギアチェンジが完了していないと無表示になるので状態が把握しやすい
・硬いギアチェンジが何速と何速の間なのか容易に知ることができた。
・5速6速のバイクに乗り慣れているので4速であることをチラ見で確認したりとか。
ギアポジション表示、昔から単に興味本位の機能かとタカをくくってましたが、便利ですね。
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前記事(ヘッドライトリレーの組み込み)でチラっと触れましたが、多数の電装類のコネクタをどこに固定するかというのは結構悩ましいテーマだったりします。
純正ではヘッドライトケースの中とバッテリの脇に収納されてます。
フロントカウルの類があるバイクであればその内側に収納。
ネイキッドの中大型の多くはタンクの裏側に収納。
モンキー/ゴリラの場合、サイズ的な制約が多いのですが、幸いにしてゴリラはタンク裏側のトンネルにかなりの余裕がありますのでそこへ集中させることにしましたデス。
とはいえ、フレームのバックボーンにタイラップで縛り付けるだけでは見た目もメンテナンス性も悪いのでアルミのプレートを敷くことにしました。このアルミプレートにベルト用の穴を開け、開閉タイプのタイラップで固定します。
プレートの前部はタンクマウントのブリッジにネジ穴を作りネジ留め、後部はバックボーンにある既存のネジ穴を利用してマウント、このプレートにコネクタ類を並べます。ついでにレギュレーターもこのアルミプレートにベタでネジ留めすることでレギュレーターの放熱にも有利という一石二鳥作戦です。
画像でお気づきかと思いますが、採用している防水コネクターって普通のコネクタよりも大きいのですが、これならかなりの余裕を持って収納できそうです。
後部のヘッドライトのリレーへの配線はかつてレギュレーターがあった箇所(バッテリ裏側)で防水キボシで結線しています。
未処理の白いコネクタはリアブレーキランプのものです。これも防水化しないといけないです。
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電装系、続きます。
ヘッドライトリレーの接続施工です。低電力のLEDヘッドライトにリレーがいるのかという疑問がありますが、もしかすると将来的にズーマーのハロゲンのデュアルヘッドライトなどに交換するやもしれませんので、リレー化しておきます。
コネクター類は全て防水仕様にしておりますんで、リレーも防水仕様でいきます。届いてビックリ、防水リレーってデカいです。CDは大きさの目安です。
少し手を加えて使います。
まず、OFF時の導通ルートである中央の端子をオミットします。端子をリューターでカットした後、ラバーボンドで覆い、さらにビニテを貼って絶縁しました。
リレーを接続する上でリレーOFF時に生じる逆起電力の対策が必要です。OFFにした瞬間に数千ボルトの電圧が回路を逆流します。対策をしないと例えば自動車の場合はカーオーディオやナビに高電圧の電流が一瞬入ることで誤動作したり最悪壊れます。
対策はどうするかというと以下のページが分かりやすいです:
ダイオードによる保護回路について
要はリレーをON/OFFする配線にダイオードを接続して起電力をループさせるわけですね。このゴリラの場合、デジタルメーターなどが高電圧に弱そうなので対策しておきます。
リレーに接続するプラスマイナスとダイオードの向きに留意して端子側にダイオードを仕込みました。中央の端子をオミットして空きができましたのでそこにダイオードを収納しています。
ダイオードが外れないよう、ゴムブロックをねじ込んでダイオードを押さえるよう固定しました。
想定よりもサイズの大きなリレーですが、どこに設置するかとうと、第1案がフレームのバックボーン上。
しかし、バックボーン上に設置するとレギュレーターやこれから接続する多くのコネクタの行き場がなくなってしまうので却下。
シート下が空いているのでシート下に設置することにしました。ヘッドライトへの配線が少し長くなりますが、シート一つ分の延長くらいなら問題なし。
リレーから出ている赤い配線に繋がっているのは防水のヒューズボックスです。ついでにコネクタ類やレギュレーターなどをフレームのバックボーン上に固定してみました。
この状態でタンク&シートと干渉しないかチェックしました、問題なしです!