2020/08/18
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エアロベース・マイクロウイングシリーズを作ってみました。

 カーモデルではありませんが、机の下を掃除していたところ、数年前に買って行方不明になっていたエアロベースのマイクロウイングシリーズのキットを発見!


早速、作ってみました。

エッチングパーツで構成されるキットで、中身はこんな感じです。


素材はステンレス、部品はカッターナイフで容易に切り取れるようになっています。
接着剤も不要、部品同士を爪折りで組み合わせていき、部品同士が支え合って強度が出る感じです。

組み立て途中はかなり脆いのですが、組み上がるとかなり頑丈です。このシリーズは小さくて部品点数も少ないので誰でも組み立てはできると思います。
組み立てながら感じましたが、部品割りの構成が素晴らしく良く考えられています、感動ものです。

完成後はこのサイズです。

主翼のたくさんのリブはネジって起こすだけなので、見た感じは難物に見えますが、実はすごく簡単!

ちょっとした飾りとしてもなかなかの見栄えです。

ダイソーで小さな飾り箱を買ってきて入れてみました!

 
2020/02/22
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ゴリラ・オフロード仕様-20:リアディスクキャリパーサポート

前回はスイングアームのアクスルシャフトの15mm化を行いましたので、ホイール装着にむけて必要な部品を作っていきます。

今回はリアディスクキャリパーサポートとホイールスペーサーです。

まず、サイズ計測や装着の作業がしやすいよう、櫓を組んで上から吊りました。


ミニモトのスイングアームにはモンキー/ゴリラ純正のドラムブレーキのハウジングの回り止めがありますので、それに引っかけられるような形状のリアディスクキャリパーサポートを探したところ、TDR50のものが使えそうなのでゲットしました。

これです。


ブレーキキャリパー付きでしたが、作業のため取り外しています。

回り止めの溝がもう少しアクスル側まで達していないと装着できないため、フライスで溝を延長します。


画像を撮り忘れましたが、アクスルシャフトを通す部分もキャリパーセンターとホイールセンターを実測して厚みを調整しています。

出来上がったリアディスクキャリパーサポートがこれ


溝がアクスル側まで拡張されているのがお分かりになるかと。二つの穴はフライスに固定する際のボルトを通す穴です。不要な部分もカットしました。

スイングアームに装着してみました。


上から見るとスイングアームにある回り止めの突起がリアディスクキャリパーサポートの溝にはまっているのが分かります(赤丸で囲んだ部分)。


リアディスクキャリパーサポートとホイールハブの接点部は隙間がありますので、スペーサーを作成、スプロケ側もスイングアームとホイールの間にスペーサーを作成しました。
(スペーサー作成の画像を撮影してなかったっす)


これでようやくリアホイールが装着可能となりました。


作業前はかなり苦労すると予想していましたが、パーツの加工自体は意外とあっさりと作業は完了。最も苦労したのはホイールセンター位置の計測作業(スペーサーに必要な厚みの計測)だったっす。
2020/02/05
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ゴリラ・オフロード仕様-19:スイングアーム・アクスル15mm化

今回からリアの足回りの制作です。

既に購入済みのミニモト製の20cmロングの目の字断面アルミスイングアームですが、アクスルシャフト径はモンキー/ゴリラ系の12mmなのです。


一方、これから装着しようとするYAMAHA YZ80の14インチ・リアホイールのアクスル径は15mmです。


モンキー/ゴリラ純正の10インチホイールに比べて重そうに見えますが、実はタイヤも含めてYZのタイヤ&ホイールの方が遥かに軽いです、そりゃまぁコンペティション用のホイールですから当然かと(笑)。モンキー/ゴリラ純正ホイールってド鉄でくっそ重いんですよね。


さて、ホイールを装着するには3通りの方法
1.ホイールのベアリングを内径12mmのものに打ち替える
2.旋盤で外径15mm内径12mmのアダプターを自作
3.スイングアームの穴を15mmに拡大する
1の方法が簡単そうですが、ホイール内部のディスタンスカラー(両端のベアリング間にある筒みたいな部品)も12mm対応のものを入手、もしくは制作しなければならず、意外と面倒臭いです。2の方法は部品が増えて切った貼った感が出るのは嫌だし、そもそもスイングアーム幅とホイールハブの幅に余裕がないのでベアリングに嵌めるアダプターのフランジ厚の確保などが難しいです。ということで3の方法でいきます、基本、削るだけだし。

まず、アクスルシャフトが通る箇所を15mmに拡大します。ここはヤスリで手作業で削ると精度が出ませんのでフライスアタッチメントを装着してエンドミルで精密に切削。スイングアームのエンドが台形なので水平状態で固定するのにスペーサーを作ったりと少し面倒だったっす。


ちなみに、このために15mmのエンドミルを買いました、高かった...

ところでこのエンド部の素材ってなんでしょうね?
リッターのSSあたりのアルミスイングアームだと7N01みたいな溶接可能な超々ジュラルミンなのですが(高級素材)、ミニモト製でそれは考えにくい。おそらくA5083とかA7005あたりじゃないかと思うんですが、知ってる方いたら教えてください。

で、15mmに広げたのがこれ


まぁまぁな仕上がりかと。

この後、チェーンテンショナーを15mmのドリルで拡大して、アクスルの15mm化は完了です!


アクスルシャフトは他車からの流用です(流用車種失念)。ヤフオクで出品されている合いそうなアクスルシャフトを片っ端からQ&Aで全長とネジ山の始まる部分の長さの合うものを聞いてゲットしました。ここは引っ張り強度など強度区分について厳格な箇所なので、オートバイメーカーが「オートバイのアクスルシャフト」として製造したものを使いましょう。ホムセンで売ってる長ネジなんか使うと破断します。スイングアームのアクスルシャフトも同様です(なのでスイングアーム付属のアクスルシャフトは怖くて使ってないです)。

次回はリアディスクブレーキキャリパーのキャリパーサポートですね。

 

※2017年春頃作業
2020/02/03
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ゴリラ・オフロード仕様-18:リアサスオーダー

MTBネタが続いたり別ネタに脱線したりで前回更新からすごーく間が空きましたが(なんと2年以上!)、ゴリラ・オフロード仕様制作日記の再開です。

※ゴリラネタ自体は2016年頃〜現在も継続中のプロジェクトです。

注文していたリアサスが来ました。

選択基準は、ロングスイングアームで超レイダウン状態となるため、今回は長さが重要なポイントです。
1.長さやバネレートなどのオーダーに応えてくれる
2.上質であること
3.最低限、リバウンドの調整が可能なこと
の3点です。

有名ブランドやミニモト用ブランドなど、色々と選択肢はありましたが、過去にMTB用のサスを別注オーダーで制作してもらった台湾のYASUSUにバイク用の別注も可能か問い合わせてみたところ、OKの返事です。

https://yasusu.com/

MTBのサスの出来がとても好印象でオーダー価格もリーズナブルです。友人に話したところ、CRM80用のサスもオーダーして欲しいってことで一緒にオーダーしました。

タイのYSSと名前が似てて関係ありそうですが、全く別の会社です。こちらは古くからサスOEM製造を行ってる老舗、自社製品は大々的にプロモートをしていないので有名ではありませんが、製品は確かです。

何度かメール(英語です)で体重や車種や車重や用途〜サスの全長からアイレットの仕様やバネレート、色まで事細かく詰め、Paypalで決済してオーダーです。

で、待つこと約1ヶ月...
到着しましたぜ!


左のツインショックがゴリラ用、右のシングルがCRM80用です。
どーですか、このクオリティ!
ボディやリザーバーやノブに至るまで総アルミ削り出し、リザーバーのホースは当然のようにステンメッシュです。

ちなみにお値段は両方合わせて日本円で3.5万円ほど、すごく高そうですが超リーズナブルです。しかもクオリティは申し分なし!

ありがとうYASUSU!
2019/12/23
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ホクロが皮膚ガン化してました〜基底細胞癌治療記4

ホクロだと思ってたら基底細胞癌という皮膚ガンが発覚し、2016年7月に除去手術を終え、術後の経過観察もほぼ終焉となりましたので、振り返り日記のようなものです。
前の記事から少し間が空きましたが、その4は最初の入院+切除手術です。

※当お題は、同じ症状で不安を抱える方のご一助になれば、との意図の記事です。メディカル関係の記事になりますが、当方は医師免許や医療従事者ではないため、当お題に限り、症状などに関するご質問などをいただいても返信はできません。

前回までの記事は以下となります
ホクロが皮膚ガン化してました〜基底細胞癌治療記1
ホクロが皮膚ガン化してました〜基底細胞癌治療記2
ホクロが皮膚ガン化してました〜基底細胞癌治療記3

退院後:


退院後は現在に到るまで患部の監視です。放置が長く、基底細胞癌としてはやや大きめだったことから「少し長めに経過を見ましょう」ということで3年経った今でも経過観察は続いています

といっても、こまめに通院ではなく、3ヶ月に1度〜半年に1度という感じで経過観察の間は段々と長くなります。今年の夏に検査の後、次回は1年に1度となりました。

通常の検査は患部のエコー検査が主で30分程度、今年の夏の前回の検査では3年目の節目ということでMRI検査を行いました。大きな穴に体ごと突っ込まれるアレです。




MRI検査は1時間ほど、結果は2週間後。検査結果を聞くのはいつもながらドキドキしますが、問題なしでした!検査の結果はお医者さんから検査結果の書類を見つつ説明を受けるだけで、MRI画像は見せて貰えなかったっす(頼めば見せてくれたかも)。下記の例のようにすごく鮮明に映るので自分の体の断面がどのようになってるか見たかったッス。



次回の検査は来年の夏、忘れないようしないとイケマセン(笑)

あ、ガン保険や医療保険は退院後の清算後、すぐに支払われました。ボクのは入院日数が短いので保険の支払いは退院後となりましたが、入院や治療期間が長い場合はそれに応じた支払いになると思います。

いろいろまとめ:



そんなわけで、ホクロを取りに行ったらまさかの癌発覚でしたが、結果的には治癒してホントによかったと思います。というか、もっと何年も前に行っておけばよかったです。

で、振り返ってみて、ああしておけばこうしておけばというのを書いときますで、参考にでもしてください。

・怪しいホクロのある方はすぐに皮膚科へ、怪しいというのは「徐々に大きくなってる」「見た感じが異質」「突然発生した」などです。ボクのは長年育ててきたヤツでしたが、危ういのは突然発生したホクロです、悪性黒色腫やメラノーマだと大変なことになります。

・医療保険やガン保険など、自分には縁がないと思って保障内容が並の安価なものにしていましたが、それでも入ってて本当に助かりました。ボクのように軽いガンであっても一度病歴がついてしまうと3年〜5年は新しい保険の契約や現在加入済みの保険内容の見直しはできなくなります。手厚い医療や将来の安心のためには健康な内に保険はしっかり見直した方がいいです。

・現在、特に大学病院や総合病院のようなところでは入院日数は短くなる傾向にはありますが(待ちが多いのですぐに追い出される・笑)、それでも1週間、1ヶ月と大部屋での入院生活は余程社交的でもない限り結構なストレスです。気ままな入院ライフのためにも医療保険などで個室特約を付ける余裕のある方は是非つけましょう。

では、みなさんの一助になれば幸いです。