前回はスイングアームのアクスルシャフトの15mm化を行いましたので、ホイール装着にむけて必要な部品を作っていきます。
今回はリアディスクキャリパーサポートとホイールスペーサーです。
まず、サイズ計測や装着の作業がしやすいよう、櫓を組んで上から吊りました。
ミニモトのスイングアームにはモンキー/ゴリラ純正のドラムブレーキのハウジングの回り止めがありますので、それに引っかけられるような形状のリアディスクキャリパーサポートを探したところ、TDR50のものが使えそうなのでゲットしました。
これです。
ブレーキキャリパー付きでしたが、作業のため取り外しています。
回り止めの溝がもう少しアクスル側まで達していないと装着できないため、フライスで溝を延長します。
画像を撮り忘れましたが、アクスルシャフトを通す部分もキャリパーセンターとホイールセンターを実測して厚みを調整しています。
出来上がったリアディスクキャリパーサポートがこれ
溝がアクスル側まで拡張されているのがお分かりになるかと。二つの穴はフライスに固定する際のボルトを通す穴です。不要な部分もカットしました。
スイングアームに装着してみました。
上から見るとスイングアームにある回り止めの突起がリアディスクキャリパーサポートの溝にはまっているのが分かります(赤丸で囲んだ部分)。
リアディスクキャリパーサポートとホイールハブの接点部は隙間がありますので、スペーサーを作成、スプロケ側もスイングアームとホイールの間にスペーサーを作成しました。
(スペーサー作成の画像を撮影してなかったっす)
これでようやくリアホイールが装着可能となりました。
作業前はかなり苦労すると予想していましたが、パーツの加工自体は意外とあっさりと作業は完了。最も苦労したのはホイールセンター位置の計測作業(スペーサーに必要な厚みの計測)だったっす。