ホクロだと思ってたら基底細胞癌という皮膚ガンが発覚し、2016年7月に除去手術を終え、術後の経過観察もほぼ終焉となりましたので、振り返り日記のようなものです。
※当お題は、同じ症状で不安を抱える方のご一助になれば、との意図の記事です。メディカル関係の記事になりますが、当方は医師免許や医療従事者ではないため、当お題に限り、症状などに関するご質問などをいただいても返信はできません。
発端:
当方の背中にいつの頃からか(20年近く前です)、ホクロが出現していたのです。そのホクロは普通のホクロとは少し様相が異なっていて、ゴマ粒大の小さなホクロが1円玉大の円状に集中しているようなものでした。
当時、泳ぎにいったときに少し気になる程度で特に気にもしていなかったのですよよよ。
経過初期:
そのゴマ集合体みたいなホクロが年月の経過と共に増えて一つの大きなホクロへと一体化していったわけです。それがだいたい12〜15年くらい前から。人が見ると「あ、大きなホクロがある」みたいな感じです。
おそらく、ゴマのホクロの一つ一つが大きくなって隣接するホクロと一体化、みたいな感じじゃないかと。
経過中期:
一体化して徐々に大きくなるにつれホクロも隆起、10年ほど前には手で触った感じは表面がプヨプヨして大きな血豆みたいな感じに成長していったわけです。ちなみに痛みや痒みはまったくありません、ただのホクロです。
ただし、表面がそういう状態ですんで、硬い背もたれの椅子の角にホクロをぶつけると表面が破れて血が出てくるわけです。夏なんかだと、気がつかないうちに流血、Tシャツの背中が血だらけになってて見た人が驚く、みたいな(笑)。患部は血管が集中するせいか、表面が破れて流血する際はタラ〜っと流れるほど血が出てきます。
自分で言うのもなんですが、血液自体は非常に健康的なようで流血してもすぐに止まるんですよね。それが放置を長引かせた要因の一つでもあるんですが。
経過末期:
10年ほど前から治療した3年前までの状態です。最終的に治療前の状態は500円玉大の大きさに成長。隆起は3mmくらいかな。風呂上がりにバスタオルで強く拭いたりする等、それまでよりもちょっとしたことで出血することが多くなり、表面も怪我のカサブタ状態であることが多くなり非常に鬱陶しい存在に成長。意を決してホクロ治療を前面に掲げる皮膚科を探して治療に行ったのです。
このときまで「ホクロ取りに行く」という意識です(笑)
今考えたら、とてもホクロとは言えないんですが...
というのがホクロの発端か治療に行くまでの経過です。
時々、「もしかするとガン化しちゃった?」という一抹の不安もありましたが、実際に診断されるまで、なんせ20年近くに渡って存在してたので「ガンならとうの昔にヤバいことになってるはず、ホクロに違いない、あくまでもホクロだ」と勝手な思い込みのまんま過ごしてたわけですな。
次回は初診〜入院までのお話