2019/12/06

ホクロが皮膚ガン化してました〜基底細胞癌治療記2

ホクロだと思ってたら基底細胞癌という皮膚ガンが発覚し、2016年7月に除去手術を終え、術後の経過観察もほぼ終焉となりましたので、振り返り日記のようなものです。
その2は最初の皮膚科通院から入院まで。

※当お題は、同じ症状で不安を抱える方のご一助になれば、との意図の記事です。メディカル関係の記事になりますが、当方は医師免許や医療従事者ではないため、当お題に限り、症状などに関するご質問などをいただいても返信はできません。

前回までの記事は以下となります
ホクロが皮膚ガン化してました〜基底細胞癌治療記1

皮膚科へGO:

背中の巨大化したホクロ、ちょっとしたことで流血するし、(背中なので自分では鏡で遠目しか見れないので)嫁にデジカメで撮ってもらって初めて拡大映像を見たわけです。何やら流血を繰り返してジュクジュクでけっこう不気味な状態になってるではあーりませんか!

さすがに放っておくのもヤバそうなので、皮膚科でホクロを切ってもらうことにしたんですよ。もっと早く行けばよかったんですが、行かなかった理由は...
・ホクロなの、放っておけばいいさ、そのうち落ち着く(根拠なし)
・ホクロは病気ではないので除去手術は数万円の実費治療になるかも
・もし診てもらった結果が「深刻なガンです」とかだと怖いじゃん
みたいな、今思えば何ともくだらない情けない理由であります。

ネットでホクロ除去が得意そうな皮膚科医院をチョイスするわけですが、素人的にはレーザー何とかという設備があるとか、その程度の判断基準っす。幸い、クルマで10分ほどの場所にありましたので、意を決して行きました!

最初の皮膚科医院での診療:

近所の皮膚科医院での診察ですが、上着を脱いでお医者さんに見せたところ、開口一番「これはウチで切除できる状態ではないです」「大学病院へ紹介状書きますので、そちらで診てもらってください」という旨を告げられ、ほんの10分ほどで診療は終了。
その近所にある歯科大病院への紹介状を渡されて帰宅。
切除手術の覚悟をして行ったので、ちょっと拍子抜けすると共に「生検って...これ、ホクロじゃないのん?...実はかなりヤバい?」と非常に不安に...

歯科大病院での診療:


三日後、紹介状を持って歯科大病院へ行ったわけです(今まで歯科大病院って歯科だけかと思ってたら総合病院だったのねん)。そこで専門の皮膚科の先生が拡大カメラみたいなので観察したり患部をピンセットのようなものでイジったりと色々な診断をして出た結果は「これは基底細胞癌という癌の可能性が高いです」「精密な生検ができる別の大学病院へ行ってください」とのこと。癌と聞いてかなりショックでしたよよよよ、「え、俺って死ぬの?余命は?」みたいな、ビビりまくり。どんな癌なのか聞いたところ、「基底細胞癌と確定したわけではない」と前置きしつつ
・皮膚ガンの事例としてはとても多い
・鼻の頭やコメカミとか、顔にできる事例が多いのも特徴
・原因はよくわかってない
・転移することは希だけど、放っておいて良いものではない
・メラノーマや悪性黒色腫のように命に関わる事例は少ない
みたいなことを言われたっす。「死に至る癌なら、10年以上も放っておいたら貴方はとっくに死んでます」みたいなことも言われたりして、とりあえず死ぬような癌ではないだろうとのことで少し安心。

本命大学病院での診療:


それから1週間くらい後、紹介状を持って治療の本命となる総合大学に付属の大学病院へ。行くとすんごい診療待ちの人の数!!!9時頃に行って2時間半も待ちましたよ!

ようやく自分の番が来て診てもらったら、紹介状に添えられた診断書(?)にある程度のことが書いてあるせいか、患部は数分見る程度で早々と生検のために患部の組織を採取です。採取後に2〜3針縫ったので、それなりの量を採取したのでしょう。それから患部の写真撮影をして終了、約1ヶ月後の結果待ち。ここでも「おそらく基底細胞癌でしょう」みたいなことを言われたのみです。

この時点で自分が入っているガン保険と医療保険の保険会社に電話です。

保険会社の友達のツテで加入したやつなので、その本人に電話して「基底細胞癌とかいう皮膚ガンっぽい、ガン保険使うよ〜」と連絡すると、「皮膚ガンの場合、表層の皮膚ガンには保険適用しない場合もあるので加入してる保険内容を調べる」とのこと。で、翌日に電話かかってきて「大丈夫、基底細胞癌でも使えるで」とのことで一安心。

いわゆる「ガンと診断されると○○○万円!その後は保険料免除で保険が継続」というガン保険なので、「おぉ、○○○万円入ってくる、クルマでも買うかー」みたいな。いや、マジメな話、ほんと保険入ってて良かったヨ。

本命大学病院での生検の結果:


生検の結果が出る日、だいたいどういう結果なのかは想像つくので割と気楽な気分で病院へ。診察の順番になり、診察室で結果を聞かされるのですが、予想通り基底細胞癌の診断で確定。ただ、放置期間が年単位で長いため、基底細胞癌にしては重いということで患部の深部を調べるためにエコー検査など行いました。

先生の話によると、皮膚癌の場合、表層〜脂肪層のみか、深部の筋肉まで達しているかで基底細胞癌とはいえども深刻度が変わるそうです。当然、後者だと色々とマズいらしいのですが、ワタクシの場合はギリギリ前者でありました。もう少し放ったままにしておくとヤバかったらしい。

で、診断後、切除手術の日取りが決められ(これまた1ヶ月後、切羽詰まってない病状だといちいち待たされるっぽい)、入院の諸手続きまで行いました。手術と入院の内容は、入院翌日に手術、大きく切り取るので傷がくっついて安定するまで3〜5日の入院だそうです。病院側に「入院セット」みたいなパッケージ商品があるので、入院当日は着替えだけ持って行けばOK。

帰宅後、保険会社の担当(友達)に正式に病名や手術と入院などが確定したことを連絡すると、早々に保険の申請用紙を送ってきました。

これで切除手術〜入院までの準備は万端、あとは入院日を待つだけっす

次回は入院〜切除手術〜ほんの数日ですが入院ライフです。