2017/11/11
320 240

白いMTBのその後:フォーク&ステム&ヘッド交換

※当記事は回想記事です

白いMTBこと、DirtWorks Cannibalのその後の余生です。

組み上げて早々の1ヶ月後、コイツでXCレースに...
 「嫁用のMTB」として製作したのですが、ふと「これ、レースに使うのに丁度いいな、レースでデュアコンの威力も試したいし、レース実績は何よりも重要」とかなんとか思ってたら、これでエントリーしてました。もちろん、タイヤはオフロード用(TIOGA FACTORYのケブラービードだったかな)、グリップとサドルだけは泥汚れが取れなくなるので黒に換えましたが、ドロドロです。ちなみに、レース結果は散々でした...あぁ


スポンサーリンク
その後、スリックに戻して街乗りなんかに使ってたんですが、オイラ専用に使ってるSCHWINN Homegrown号とフォークを共用できればいいなぁ、とか余計な計画を思いついて、ヘッドパーツをSCHWINN号と同じFSA orbit MXに変更。

まずはビフォーから、RSなどという台湾製のクリキンっぽいヘッドパーツに中華製の謎のSELCOFステム。両方ともeBayで買ったものですが、これはこれで機能上、特に問題はなかったです。

ヘッドパーツを抜きます。下の画像がヘッドパーツのリムーバー、フレア状になっている箇所でヘッドを引っ掛けてハンマーで打ち出します。
あまり出番のない工具ですが、そう高い工具ではないので、必要な方は持っていて損はないと思います。タガネなんかを当てて打ち抜くよりも安全安心です。


スポンサーリンク
ヘッドパーツを抜いたところ。きちんとフェイシングしてあります。製造時からなのか、前オーナーが施工したのかは分かりません。

取り外した旧ヘッドであるRS製ヘッド(左)と新ヘッドであるFSA orbit MX。FSAのヘッドはCRCで購入しました。
う〜〜んRS製のヘッド、見ればみるほどクリキンの造りに似てるっす、こういうのがブランドをテキトーにプリントされてピーコ品として出回るのかしらん(汗)

FSAのヘッドを圧入します。以前、ブログの記事でも書きましたが、圧入工具は卓上旋盤で自作したものです(アルミ削り出し!)。

ついでに、これまで使用の謎のSELCOFステムも見た目がスマートで軽量なUNOのASAステムに変更しました。このステム、アルミ製ながら激軽です。


スポンサーリンク
これまで使用の謎のSELCOFステム(下の黒いステムは無視してください)。どこの製品かは謎ですが、造りはゴツイです。決して粗悪なものではないです。

変更後のKalloy UNOのASAステム。黒い方はSCHWINN号に使おうと思って同時購入したものです(カーボンに見えますが、カーボン柄です)。割と安価なのが助かります。
ちなみに、UNO ASAステムはオンロード用です、MTBのダート走行では使えません。オフロード走行時は謎のSELCOFステムに戻すしかないですな。

変更後のハンドル周りです。グリップはリザードスキン製です。


スポンサーリンク
アフターの全体図、FOXのフォークに変更して、フォークのクラウン部も白くなりましたんで、純白度UPです(なんのこっちゃ)。他にもディスクローターをHOPE製のフローティングに変更してたりします。
少し走りましたが、FOXのフォーク、やっぱりよかったです。舗装路でのお試しでしたが、アスファルトの細かい凸凹にも追従する感じ、何よりも調整箇所(RLC=
リバウンド+コンプレッション+ロックアウト)が増えたのが嬉しいです。
2017/11/05
320 240

ゴリラ・オフロード仕様-17:フレーム塗装、画像消失、あー

先月末は仕事がチョー忙しかったので、更新が全くできず。
というわけで、久々の更新。

フレームの加工は前回記事で終えましたので、今記事はフレームの塗装です。
と、その前に、画像を整理しててフレーム塗装を行ったあたりの日付の画像を誤ってごっそり消してしまった(無念)。とりあえず、奇跡的に残ってた画像だけで説明の巻。

塗装は、下地造り→下塗り→塗色→上塗り→仕上げ、という行程で進めます。塗る色や塗料などによって多少の差はありますが、だいたいこんなもんです。

これまで、オートバイやクルマの塗装、スピーカーの製作、カーモデルの製作など、様々なものを塗ってきましたが、どのような塗装でも言えることは3つ
・下地造りと下塗りで塗装の善し悪しは概ね決まる
・焦ると失敗する
・ケチると失敗する
であります。

下地作り1
凹みや引っ搔き傷などを埋めます。目安としては、
・大きな凹み:ポリパテやエポキシパテで埋めます
・小さな凹みや大きめの引っ搔き傷:瞬間接着剤で埋めます
・微細な引っ搔き傷等:サーフェーサーや液状パテで埋めます
ポリパテ、安くて使いやすくてよいのですが、大きな凹みや深い凹みを埋めた場合、硬化した後も長い年月をかけて僅かながらパテの体積が減ることがあります。また、ポリパテ独特の気泡抜けの小さな穴が無数に出来たりします。我流ですが、ポリパテが硬化した後に筆塗りの瞬間接着剤をパテ表面に塗って浸透させる、気泡抜けの小さな穴には瞬間接着剤を充填する、という方法で対処します(カーモデルの成型では昔からある手法です)。
特に重要なのは<パテや瞬間接着剤は充分に硬化を待つ>ということですな。
ワイヤーブラシの跡程度の傷は下塗りのサーフェーサーと塗色で埋まりますので、ほとんど気にする必要はないです(埋める必要はないです)。

下地作り2
凹みや傷を埋めた後は、塗料の足付けのために全体を荒めのサンドペーパーで均します。今回は鉄フレームですので、足付けに#250〜#400のサンドペーパーで荒々しく足付けしてます。

下塗り
通常であれば下塗りは「プライマーを塗る→サーフェーサーを塗る」もしくは「プライマーサーフェーサーを塗る」なのですが、今回は冒険的アプローチとして、ジンクスプレーを下塗りします。
ジンクスプレーというのは、ジンク塗料のスプレー、亜鉛含有の下塗り剤です。亜鉛が鉄錆の進行を防ぐという優れモノ、鉄門扉や鉄建造物の下塗りなんかに使われるものです。
一度、試してみたかったんです。

塗ると下の画像のような感じ、手前のプラモは通常のサーフェーサーで塗ったもの。ジンクスプレーはちょっとグレーが濃いです。


下塗りの乾燥は数時間程度で乾きますが、1週間ほど放置です。

サーフェーサーも同様ですが、この後、塗色の重ね塗りと上塗りである程度の厚みを見込んでますので、今回の下塗り終了の段階では、よほどの柚肌でない限りペーパーがけなどは行いません。
もし、この段階で上手く塗れてないときは、問題箇所の下塗りをサンドペーパーで落としてやり直しです(笑)

スポンサーリンク
−−ここから画像がゴッソリありません、あぁ−−

塗装色での塗色
ここからは焦る心を抑えてのんびり行います。今回、塗装に使った塗料はカースプレーではなく、一般汎用の黒のラッカー塗料(アクリル系)でホムセンで安く売ってるやつです。屋外使用OKなので、一定の耐紫外線性能はあると思います。塗装はスプレーで行いますが、スプレーは一気に塗ってしまわずに塗装を素材に軽く乗せる感じでシュッシュッってな具合で薄く塗る。乾いたら同じような感じで何回も。一通り塗り終えたら一晩くらい寝かせるくらいの余裕を置いて2回目の重ね塗り、ってな感じです。2〜3日かけて塗るつもりで、焦ってはいけません。
下塗りでも同様ですが、塗装時には予期せぬ様々なトラブルが起きます
・塗装面にホコリや虫がついた(屋外で塗ってたりすると小さなブヨみたいなのが寄ってくるんですが、揮発性の匂いが好きなんだろうか?)場合、慌ててとらずにそのまま乾燥させ、乾いたら問題箇所を#600〜800あたりのサンドペーパーで均して再塗装すれば大丈夫です。
・塗料が垂れた場合、塗料が弾かれた場合、これも慌てずそのまま乾燥させ、乾いたら問題箇所をサンドペーパーで均して再塗装です。

塗り終えたら、上塗りまで最低でも1週間は乾燥放置です。なぜかというと、市販の一般向け艶有り色のスプレー塗料は、塗りっぱなしでもある程度の光沢がでるよう、乾きを遅くする成分(リターダーといいます)が含まれていることが多々あるためです。概ね乾いてるけど、強く抑えると指紋跡がついたりとかいう経験をされた方は心当たりあると思います。乾いているようで、実は完全には乾いてないんですね。目立たない箇所を軽く爪で抑えてみて爪痕が残らないのが完全乾燥の目安です。ちなみに当方の経験上、ホムセンで1本300円程度で売ってるラッカー塗料はリターダーの含有量は少ないように思います。

上塗り
充分な日数、乾燥させた後は2液性のウレタンクリアで上塗りします。黒のラッカー塗装のままですと、油脂類やパーツクリーナーでラッカー塗料が溶けてしまうので。2液性のウレタンは一旦硬化すると油脂類やパーツクリーナー程度ではビクともしません。上塗りに使うウレタンクリアはヤフオクで買ったもの、主剤と硬化剤を10:1で混ぜるタイプです。これをエアブラシで垂れる寸前の勢いで一気に厚塗りします。ウレタン塗料は厚塗りすることでテロっとした濡れたような光沢が出ます(希釈剤の割合にもよります)。

スポンサーリンク
ちなみに、当方は模型用のエアブラシで塗りました(ノズル口径は0.5mm)。正直、突出量がそれなりなのでかなり大変でした。
カー用品店やホムセンでスプレータイプの2液性のウレタン塗料を売ってますが、それでも構いません。ただ、スプレータイプの場合、1回の塗装で使い切らないといけませんので、塗る対象物の大きさによってはちょっと勿体なかったります。

ちなみに、ウレタン塗料の場合、「乾燥」ではなく「硬化」です。塗りやすいように飢渇性の希釈剤を少し加えますが、その成分以外に基本的に乾燥で体積が減るということがなく、塗ったままの厚みで硬化します。

で、塗り終わったフレームがこれ(冒頭の通り、作業中の画像が殆ど残ってないっス)。
この画像は塗り終えて乾燥硬化した後、スイングアーム&リアサスとタンクを装着してみたものです。リアサスはYBR125純正です(これが実はなかなか良いサスだったります)。

2017/10/23
320 240

ゴリラ・オフロード仕様-16:フレーム、ヘッドチューブ延長

仕事忙しくて、久々の更新です。

旧ブログで書いてたプラモの復刻記事が続きましたが、再び、ゴリラのオフロード仕様製作です。

前回の記事では、フレームの錆落としまで終了。放っておくと錆が出ますので、すぐに塗装に入りたいところですが、その前にフレームの加工箇所を片付けます。
フレームの加工は3箇所ありまして、
・ヘッドチューブの延長
・ハンドルストッパーの補強
・ブレーキペダルのステー切除
です。

ヘッドチューブの延長

モンキー・ゴリラのヘッドチューブは短く、他車のステムを流用する場合、かなりのネックとなります。そこで、35mmほどヘッドチューブを延長します。

NSR50などで延長キットが出ているので、それを流用するのもアリなのですが、5000円もしますし、我が家には旋盤がありますんで、自作します。

材料はSS400(いわゆる普通の鉄です)の丸棒材です。
これを旋盤でパイプ状に切削します。SS400は柔らかく粘りがあるため、旋盤でキレイに削るのは非常に難しいです。
上の画像を見てお気づきかと思いますが、立て筋が無数に入っています。これは柔らかく粘りがあるため、旋盤のバイトが食いつき過ぎてしまうんですね。カッターナイフで柔らかい木を削ったときに、刃が素材にサクッと入り過ぎてしまう感覚と同じです。ある程度の固さのある素材の方がキレイに削れるのです。SS400をキレイに削るには、切り込み量、バイトのすくい角、切削速度など、割と熟練が必要だったりします。


スポンサーリンク
  
作業している内に概ねキレイに削れる速度や切れ込み量を掴んで、まぁまぁ見れる程に切削出来てます。

下部はヘッドチューブのベアリング が入る箇所に圧入ですので、ベアリング外形と同じサイズ(41.00mm)で精度を厳密に切削します(削り過ぎると一発アウトなので超緊張の作業)。上部はベアリングが圧入される部分ですので、ここも超厳密に41.00mm(実質は40.95mmあたり)で内径を掘ります。

で、これが出来上がりの品、ヘッド延長チューブです。

旋盤やフライスって、揃えるとそれなりの費用がかかりますが、DIY好きの人であれば絶対に元はとれます!現にわたくし、買えば5000円する部品を作ってるわけで(材料は1000円くらいです)。

これをゴリラのフレームのヘッドチューブの上側に圧入します。
圧入はMTBのヘッドパーツの圧入でも使った自作のツールです。

ちなみに、このツールも旋盤で自作したものです

圧入後、ガッツリと溶接します!
念入りに溶接です。このためにバッテリ溶接の練習をしたようなもんです。

 ヤワに見えますが、肉厚はけっこう取っています。強度は充分かと思います。

これにて、ヘッドチューブの延長が完了!

あぁ、これでもう純正に戻すことはできない...


ハンドルストッパーの補強

続いて、ハンドルストッパーの補強です。
元々は、鉄板みたいなプレートが溶接されているのですが、これまで転倒時に簡単に曲がってしまうのを何度も見てますので、元のを切り取って削り出したスチールのブロックをがっちりと溶接します。

このハンドルストッパーの四角いブロックも旋盤にフライスアタッチメントを取り付けて作成したものです、卓上旋盤、万歳!


スポンサーリンク

ブレーキペダルのステー切除

つぎに3つめの作業、フレームから生えているブレーキペダルを差し込むステーを切断します。なぜ切断するのかというと、バックステップを装着する際に邪魔になるから。ディスクブレーキにしますので、純正のペダルを使うことはもうないですし。



グラインダーでガーっと切断して終了!

次回のゴリラオフロード仕様の記事はフレーム塗装です。
2017/10/14
320 240

カーモデル完成:BMW 3.5CSL Le Mans1976

※復刻版の記事です(2008/01/27)

BMW 3.5CSL Le Mans 1976

アリイ 1/24

<製作過程>

「びーえむだぶりゅ」というよりも、元スーパーカー少年としては「べーえむべー」と呼びたいBMW 3.5CSLです。
モデルは1976のルマンに出場のBMW Alpinaチームのもので、ドライバーはSam Posey,Hughes de Fierlant,Harald Grohsです。結果は10位。
70年代の箱車のシルエットレーサーは大好きなジャンルっす。DTMとは違ったガサツな物々しさがモンスターっぷりを醸し出してカッコいいっす。


このアリイのキットは、元々はオオタキの古いキットで現在は金型がアリイに渡り再販というものっす。モーターライズの古い金型のキットですけど(おそらく70年代末か80年代頃?)、プロポーションも抜群、上げ底になっていなくてドア開閉も可能、パーツの合いも良い秀逸なキットです。ただし、いくつかのパーツは分厚くゴツい上にルーバーなども抜けておらず、さらに内装パーツはかなり省略されていたりと、古い故に甘い部分も多いっす。メッキパーツもいまひとつ。キットのボディは1976と銘打ってるもののフェンダー形状などは基本的に1975仕様(しかしリアウイングは76年型という妙なキットっす)なので、キットは1976年のルマン仕様とはフェンダー形状などがかなり異なってます。
ちゅうことで、今回、ボディは1976 LM仕様にするべく、パテ盛りボディ修正でかなり改造しています。76年型 3.5CSLの「前下がりな姿勢だけど、なぜか尻下がりに見える不思議なボディ」というのは、カラーリングではなく、微妙に抑揚のついたリフェンダーの形状からそういうふうに見えると思うっすけど、今回はそれにこだわってボディ形状を大変更。詳しくは製作過程を見てちょ。デカールはStudio27です。

画像検索しても、サイドステップ部分はどういう形になってるのか不明だったので、あえて見なかったことにしたっすよ。ヘッドライトもイエローかもしれん。その他、参考にしたのは同年のルマンの別車両、1976年型のOH画像、1976 シルバーストーン仕様、1975のIMSA(Daytona?)仕様。
それと、とっても良く出来たFLYのスロットカーやオートアートから出ている1/18の75 3.5CSLも参考にしたっす。GOOGLE大先生がなかったら古本屋で76年頃のオートスポーツを探しまわるハメになるんですけどねぇ、インターネット万歳。が、内装に関する資料はほぼゼロだった、っつーことで内装は素組み&デッチ上げ。


クラシカルなリアの面構え。いかにも「70年代のドイツ車」という雰囲気が素敵です。
キットのクリアパーツは、ウインカーも全てクリアレッドの成形色ちゅうことで、イエローのクリアパーツは全て自作です。リアウイングも自作、燃料タンクも形状変更。オーバーフェンダー自体を作り直しているので、基本的にリア周りはガーニッシュを除き、キットの原型は皆無っすよ。

丁度出張も重なったことで乾燥硬化にはたっぷり時間をかけられたんですけど、盛ったポリパテの量と厚めのウレタンクリアから、数年後にはヒビだらけになるんじゃないかと、今から不安な1台っす。



塗料はクレオスのスーパーブラック→デカール貼り→クレオスのUVカットクリア1回薄吹き→精密屋ウレタンクリアという構成っす。 Studio27のデカールはカルトグラフで発色も隠蔽力抜群、貼り易かったです。 右側のリアフェンダーは「GOOD YEAR」のデカールが大き過ぎて指定通り貼れねぇっす、物理的に絶対無理・・・


とっても気を使って作ったフロントマスク。ウインカーレンズは当然自作。ヘッドライトパーツはクリア感を出すために、エナメルのつやありクリアでコートしてます。古いキットの曇ったようなライトレンズのクリア感を出すには良い方法ですんでお試しあれ。ヘッドライトは立体感を出すために内部に電球チックなパーツも入れてます。
ボンネット先端のメッキモールはアルミテープの千切り。
ブレーキダクトの穴は、キットのまんまだと向こう側が見える単なる穴なので、曲がるストローの蛇腹部分を使ったダクトを仕込んでます。
BMWエンブレムは別パーツ化したこだわりの一品。グリル下のルーバーの裏にはステンメッシュ。
スポンサーリンク
ボンネットのデカールは、「ボンネットフードのパネルライン=水色と青色のラインの境」ということで、デカール貼るのにオウジョウコイタっす。おまけにボンネット前後左右ギリギリまでないといけないはずのデカールなんですけど、幅が足りてねぇっす。一部タッチアップで汚くなっちまって残念。ウインドウのデカールも寸足らず、リアフェンダーのデカールも変だし、このデカールを使ってキットを組みのテストしたのか謎>Studio27さん

古いキットながら、ウインドウパーツの合わせは素晴らしいです、オオタキバンザイ。
ただし透明度がイマイチなのと透かして見ると微細なウェルドライン(?)が無数にあるっす、糊シロがパーツの断面のみなので接着には難あり。
ボンネットピンとウインドウの留め具はStudio27のBMW 320i Turbo用のエッチングパーツを流用。また欠品パーツだらけのエッチングが増えてしまった、もったいない。ボンネットピンのワイヤーが長過ぎてブサイクというかウルサイ感じになってしまった。ワイパーはモデラーズ製。シートベルトは年代的に赤の派手なものではないだろう、という判断から黒の地味なものに決定。

それとキットのシート、デカいっす、2mくらいの大男用か。内装に関しては、資料がないことをいいことに、それらしくしつつもホントいい加減っす。
大改造のリアフェンダーまわり。元のリアフェンダーはパテに埋まって芯になってるだけという状態です。

ホイールとタイヤは、キット同梱のものは小さくてメッシュも抜けてなくてお粗末過ぎるので、アオシマのシルエットレーサーのブルーバードのものに変更。ブルーバードのホイールは同じBBSながらセンターロックでなく5穴マウントなので、そのホイールに、これまたBMW320i Turboのエッチングパーツのホイールメッシュを使って製作(外周を少し削るだけで、なぜかメッシュがピタリ合います)。センターロックナットは本物の2mmナットの穴を広げて加工したもの。タイヤのGOOD YEARはテンプレート使ってマスキング塗装。ドアノブ、リアフェンダーダクトの仕切り、マフラーは自作品っす。
いちおブレーキも取り付けたけど、見えんなぁ・・・

アオシマのシルエットレーサーシリーズのホイールって、メッシュも抜けてて出来がとても良いので別キットに使う予定でのスカイライン(ホイールはブルーバードと同じ)のやつをさらにパーツ注文したっすよ。

スポンサーリンク

リアフェンダー上のルーバーは、大穴開けて一枚一枚プラ版を差し込んで作ったものです。こういう部分は現代の金型技術だと再現出来るんでしょうけど、当時の金型技術では出来ないんでしょうね。息を止めて根気の作業。


リアウインドウを押さえるロッドはエッチングパーツのランナーで作ったもの。貧乏性なんで、使用済みエッチングのランナーは捨てずにとってんですよ。リアウイングは、キットのものは「単なる板」だったのでジャンクパーツを漁って幅を合わせて作ったもの(多分アオシマのシルエットブルーバードのやつと思う)。


最初にキットの箱を開けたときは、「デケぇ! ホントに1/24?」と思ったんですけど、BMW 3.0CS/CSLの実車寸法は4660mmとR34 GT-Rよりもデカいクルマっす。ちなみにキットのボディのみの長さは19cmちょいでほぼ実車の1/24のスケール通り。
当時のポルシェ935と並んだ印象や後の320iのコンパクトさから小振りなサイズと思われがち(と思ってんのはオイラだけ?)ですけど、BMW 3.0CS/CSL自体は直6 3Lを積む大柄なラグジュアリークーペっす。E9 3.0CSや3.0CSLについての詳細はココね。3.0CSの後継車が6シリーズでほぼ同寸ってことから、この車のデカさは容易に想像出来るかと・・・空力も悪そうだしデカくて重そうだし、こりゃ935には勝てないよな。

でもカッコいいなぁ>3.5CSL
次はカプリのシルエットレーサーでも作るかな。
スポンサーリンク
2017/10/10
320 240

カーモデル製作:BMW 3.5CSL Le Mans1976

※復刻版の記事です


BMW 3.5CSL Le Mans 1976

アリイ 1/24

2005/01/03〜2005/07/30


ALPINAに続き、またBMWっす。今度はGr5仕様の3.5CSLっす。3.5CSLちゅうとスーパーカーブームの頃を思い出しますなぁ。
当時は『ベー・エム・ベー』と呼んでおりました。
今風にE36 3シリーズとかいう表現だと、E9 3.5CSLちゅうわけですな。
こういうオバフェン&スポイラがド〜ンと付いた箱のレーシングカーは大好きです。
元々はオータキのキットでモータライズですが、なかなか良く出来ております。が、モーターライズキットの宿命か、オモチャっぽい箇所はめっちゃオモチャっぽいです。Studio27のデカールを使って1976年のルマン24時間出場車(#42 SamPosey車 総合10位)を作るっす。

で、作る前にネットで実車資料探したけど、凄く少ないっすヨ!同年代の3.5CSLはあるにはあるけど、1976のルマン仕様は小さな画像が一つだけ。
1975のデイトナ仕様やセブリング仕様(一番メジャーな白地に赤&青のカラーリングのやつ)は沢山あるのに・・・
2005/01/03
フェンダー&スポイラ類はすべて分割。ドア開閉できるけど、内装が見せれるものなら開閉可動にするっす、今後の展開次第。

で、大きなヒケもパーティングラインもないけど、AピラーとCピラーにパーティングラインがあって、修正がやっかいそうです。窓枠の肉厚も気にはなる・・・全体的にプラスチックの厚さがスゴい。

それとボディが長いっす。一瞬、「ホントに1/24?」と思ったので計ったら19cmちょい。実車は4660mmなので1/24では19.4cm。なんだ、合ってるじゃん。3.5CSLって現行の5シリーズよりやや短いだけで、デカい車なんだねぇ。
フロントスポイラーの埋まってたダクトは抜きました。
お約束です。
ボディパーツがことごとく一体モールドっす。
ワイパー、ボンネットピン、ウォッシャノズル、フロントガラスホルダー、エンブレム・・・後で全部削り取ります!
このキットの最大の問題。リアオーバーフェンダーのこのヒダは実はルーバーなんだよな。どうしたもんだか。

ついでに1976ルマンのリアフェンダーは微妙に中央部が少し山なりになってないといけないっす(3.5CSLを斜め前からみたとき、尻下がりに見えるのはここの微妙な形状のせい)。でもキットではボディのモールに沿って直線。75年のデイトナやセブリングの3.5CSLならこれでいいんだけど・・・
2005/01/04

今日から仕事初めなんですけど、ペースが悪いっす。
休みボケ。

フェンダー部のインテークを抜き、各縁を薄々攻撃。プラが厚く固いので、片方だけで1時間かかるよ。右が加工前、左が加工後。左側のパーツのペラペラ感、分かるっすか?

ボディ一体モールドの突起物をガシガシと削ってるんですけど、リアトランクにあるこの突起物達は一体何でしょう?

なんかツマミみたいなのが生えてますゼ

さらに問題発覚。
ウインカーが赤クリアパーツだよ、実車はイエローだし、組み立て図もクリアイエローってあるよ、何考えてんだアリイ?

対策考えてたら手が止まってしまった・・・
2005/01/06

シャーシ周りなんすけど、キットのタイヤが小さ過ぎてダメダメっす。

フロントはタミヤのBMW320i Turboのものを使うっす。
フロントはいいんだけどね、リアはこのキットのものでも小さすぎるので、何か他のキットのやつを物色するっす。

シャーシを仮組みしてみたけど、車高が高過ぎてタイヤとフェンダーアーチの間の隙間がでかいよ。
車高下げるっす。

フロントのパーツを左側のように削ったっす。
2005/01/07

3.5CSLの耐久仕様は、リアから巨大な燃料タンクが見えるのが特徴なんすけど、キットのは見え過ぎっすよ。

明らかにおかしいっす。

切り取ってタンクのデッパリを短縮、瞬間接着剤で組み立て。
2005/01/08

リアのオーバーフェンダーにあるルーバーのためにブチ抜きました。
ルーバーのフィンは何でどうやって作るなんて、何にも考えてないっす。

1975までの3.5CSLはオーバーフェンダーはボディのサイドモールに沿うように角張ったものが付いてますけど、1976の3.5CSLのオーバーフェンダーは、角がやや丸くなり若干上部に抑揚がついて、サイドモールの上を少し超える感じでついてます。

キットだと、2mm近くパテを盛らないといけないので、上部にプラ板を貼り、その上にパテ盛りをするっす。

フロントは抑揚はついてないものの、やはりサイドモールにかぶさるようにして、丸みをつけないといけないので0.5mmのプラ板を貼って盛り盛りします。
2005/01/09

ポリパテを盛ります。
ポリパテは実車用のSoft99のやつ。
別にこれがいいってわけじゃなく、ガレージを漁ったら出て来たもんで。

多分6〜7年前に前の車で擦ったときに買ったやつだ・・・
2005/01/10

ちょっと削ってみたっす。
Soft99のポリパテって削りやすいから好きよん。

フロントフェンダーは概ね狙い通り。
でも、リアエンドがどうしてもおかしいっす。

画像の○で囲んだとこは、ストンと落ちる感じでなく、大きなRがついてボディ内側に巻き込むような感じでないといけないっす。

ここはプラの肉厚がないので、裏からポリパテを裏打ちしてから削らないといけないっす。

それとテールエンドは、一番下の部分はキットでは一段凹んだパネルになってるけど、実車は全然逆で左右のリアオーバーフェンダーを繋ぐように一段出っ張った凸パネルになってるっす。

ここにもプラ板貼ってパネルラインを盛り上げるっす。
2005/01/11

リアフェンダーの後端、内側に見える肌色のは裏打ちしたパテっす。
ガシガシ削って、プラが無くなり、予定通り裏打ちしたパテが少し露出したっす。

この画像じゃわからんか・・・

パテによる修正はほぼ終了。
今後は、修正時についた傷を埋めたり、パテが切れたり欠けたりした部分を修正。
2005/01/12

ウインカー、パテで型取りしました。
んで、実際何でウインカーを作り替えるかは考えてまへん。

クリアエポキシかなぁ?
2005/01/17

フロントのフェンダーアーチが少しおかしいので修正。モータライズのキットは、ステアしやすいようにフェンダーアーチが少し大きめ。

元は赤いライン、青のラインまでプラ板裏打ちの上にパテ盛り、緑のラインまで削るっす。
2005/01/11

フロントのフェンダーアーチはこんな感じに。
もう少し削って形を整えるっすよ。

リアのオーバーフェンダーの上部の始まりの部分が少しおかしいので、ここも修正。

よく見るとおかしな部分、色々と出て来ますなぁ。

緑の枠で囲んでいる部分をまろやかな形(?)にするっす。リアのオーバフェンダーの終端は穴が開いたままなのか、塞がってるのか、どっちかわからん。
実車画像だ両方あるんだよねぇ。
とりあえず開いたままでいきます。
2005/01/19

1.2mmプラ板を2枚張り合わせて、こううパーツを作りました。

で、これは何かっちゅうと・・・

リアタイヤのシャフトの軸受けっす。
2〜3mm車高を落とさないといけないので、軸受け自体をネジ止めに。

実はまだタイヤを決めてないので(タミヤの320iターボのタイヤも小さ過ぎだった)、こうしておくと、後ででもスペーサーを入れて調整可能っすよ。

んで、問題発覚。
タイヤハウスが小さ過ぎて、Gr5用のデカいリアタイヤが入らないっすよ。しかもタイヤハウスがリアの内装の支えも兼ねてるっす。

リアのタイヤハウスの内装の支えに小細工して、乾きを待つ間、ボディの後端/トランクフード/トランクフード両端の峰を削って成形し直し。だいぶよくなったっす。

トランクフード、240番のペーパーでガッシガッシ削りましたよ。
2005/01/21

内装をささえるダボ部分をプラ棒(ランナーの木っ端)で櫓を組んで接着した後、タイヤハウス部分のみを切り取りました。
ダボの位置も変わらず、堅牢に出来ます。

ボディは粗いペーパー傷やポリパテの気泡が激しいので、1000番のサフを筆塗り。
2005/02/01

1/21の更新から、仕事忙しくなってあまり進んでないです。
チマチマと修正したり、サフで埋めたり、ヒケるのを待ったりして、サフのスプレー塗りまで来ました。

なんだか出来の悪いレジンキット作ってるようです。
苦労のかいあって、なかなか良い感じっす。
2005/02/02

新たな資料発見!
E9 BMWのオーナーズサイトにE9レーサーのページがあって、ここに1976年に同じルマンを走ったGosser Beer 3.5CSLのレストア映像がありました。製作中のこの3.5CSLとほぼ同仕様の車両っすヨ!

これによると、フロントエンドはまったりとしたライン。リアスポはボディと一体で継ぎ目がありませんゼ。

というわけで、先にスポイラをつけて継ぎ目を埋めて消しますた(ぅぅぅ、サフの前に気づいてたら楽だったのに、ぅぅぅ)。
2005/02/09

仕事が急に忙しくなったので、あまり手をつけられず・・・

とりあえず、ボディの方はこんな感じ。

このキットの大きな懸念であった、01/08のところで後先考えずにブチ抜いたリアフェンダー上のルーバーですが、散々悩んだ挙げ句、プラ板で1枚1枚作ることにしました・・・

幅は5mm、こういうふうに0.3mmのプラ板を切り出して、瞬間接着剤をチョイチョイとつけて1枚1枚入れて行きます。

埋め込むと、こぉ〜んな感じっす。
思った程大変ではなかったっす。

間隔がキレイに揃ってないところもあるけど、今のテクニックではこれが一杯一杯。後で飛び出た分を削ってキレイに成形するっす。
2005/02/15

ボディの方はサフのFinal塗りで乾燥中。

んで、キットの箱を見て小さなショック!

ドアがあるの、すっかり忘れてました。サフとか塗らないとボディと同じペースで進められないっす。
2005/02/19
ボディ修正とサフがけ、ほぼ終了っす。明日から塗装です。
ところで、これまでのボディ修正にマトメです。







このキット作ったことある人には分かると思うけど、ご覧のように75年型→76年型のために修正しまくりっすヨ


2005/02/20

今日は「ノスタルジックカーフェス」があったので行って来ました。
GT-R(KPGC10)にトヨタ2000GT・・・素晴らしいクルマばっかりだったっす。

それはさておき、内装なんですけど、ダッシュボードのパーツがスゴいっす。スゴい継ぎ目、まさか実車には継ぎ目はないので埋めるっす。
スポンサーリンク
2005/02/23

01/07あたりの写真を見てもらえば分かるけど、リアのオバフェンの内側は何もないので、そのまま組むと室内からタイヤが丸見えっす。
そういうわけで、後部座席のあった部分の両サイドに、ボディ内側にフィットするようにプラ板で仕切り版を作りました。
2005/02/24


タイヤ&ホイールは色々と物色した結果、ジャンクになっていた「アオシマ ブルーバードシルエット」のものを流用することに。このホイール、メッシュ部分も抜けていて、かなり良いホイールです。
画像ではキレイに見えるけど、傷などかなりあるっす。

ただ、3.5CSLはBBSのセンターロックタイプのGr5用ホイールなので、このままでは使えない。Studio27のBMW320i Turbo用のエッチングに含まれているメッシュが少し削れば入りそうなので、リューターの先っちょにつけ、外周を少し削って小さくします(メッシュはピタリとは合わないけど、許容範囲内っす)。
2005/02/24

ホイールとタイヤが出来たので、塗装途中のボディをかぶせて見たっす。

お〜まさに「ベーエムベー3.5CSL」、カッコいいねぇ。

黒の塗装は、クレオスのスーパーブラック。
カドがでるのが怖いのと、微細な傷埋めも兼ねて厚めに塗ったっす。

このまま数日放置して乾燥させるっす。
その間に内装ですな。
2005/02/28

マフラーです。

これは普通にアルミシルバーで塗った後、スモークで陰影を入れます。

このままだと、エキゾーストの出口がリアル感に欠けるので、この部分だけは切り取って作り直しです。

エキゾーストは2.5mmのアルミパイプです。

適当な長さに切って、中を少しくり抜き薄々にします。

で、これが装着の図。

シャーシ裏は見えないので、けっこう適当です。
というか、モールド自体がかなりいい加減なので、エンジンやデフ部分の塗り分けだけっす。
2005/03/02

リアシート部分の内張を塗装しました。

内装色は、実車の映像を見ると、鉄板にペンキを塗ったような雑な仕上げなんですけど、こういうのを再現するのは難しいです。

というわけで、色は無難にセミグロスとフラットブラックの中間くらいの艶消し度の黒を作って塗装。

リアシートメンバーは、リアトランクフードから見える燃料キャップ(?)まで一体になったもので、キャップ部分はエナメル黒で塗った後、クレオスのメッキシルバーで塗装してます。

忙しくて少しずつしか進行しないっす・・・
あ〜丸一日プラモ作りに没頭したいねぇ。
2005/03/19

鼻血がでそうなくらい仕事が忙しくて、あまり着手できないっすヨ。

リアスポは、キットのものは単なるフラットなプラ板(しかもブ厚い)で、そのまま使うには厳しいので、アオシマのブルーバードシルエットのものをお流用。

長さが少し足りないので、両端に瞬間接着剤でプラ版を貼って延長っす。

乾いたところで、スポイラの形状に沿ってプラ版を削ればこの通り。


このリアスポ以外にも、仕事の合間をぬって、ダッシュボードを塗ったり、デカール貼りに備えてボディに磨きをかけたりしてました。ボディに磨きを入れた際、「薄々にしたフロントフェンダーがまっぷたつに割れる」という大アクシデントがあったんですが、焦って修復したので、写真がないっす。
あ〜Web掲載ネタとしては美味しいネタだったのに、残念。
2005/03/27

いよいよデカール貼りです。

ボディの形状をかなり変更しているので、すんなりフィットするかどうか、非常に不安です。

いちおうMライン(BMW Mのシンボルカラー、水色+ブルー+赤のライン)の幅を採寸してボディの形状変更をしたので、大丈夫とは思うんだけど。

一日で貼れそうにないので、少しずつ貼るっす。
2005/04/05

デカール貼りしましたけど、筋彫りの部分がギザギザになった箇所やピッタリ合うはずが合わない箇所を所々タッチアップしたっす。

ちょっとガサツになってしまったけど、クリアがけしてしまえば目立たなくなるかな。

問題の箇所:ボンネット両端の峰部分。

ここは実車資料やFLYのスロットカーを見ると、ボンネットのラインとフェンダー上部のラインが殆どくっ付く程(両端の峰の黒い部分がほとんどデカールで覆われるよう)にならないといけないけど、ボンネットに貼るデカールの幅が狭くてボンネット両端まで覆いきれないため、実車通りにならないっす。
タッチアップで対処出来るレベルではないので、これから作る方は一部デカールを補うように塗装することをオススメするっす。

クリアを少し吹いて気がついたので、このまま行くっす(泣)
2005/05/01

出張前に薄らとかけていたクリアのおかげでボディの方は異常なし。
心配していたパテのヒケによるヒビ割れもなく、良好な状態っすよ。
そういうことで、早速ボディは精密屋のウレタンクリアでコートしました。

ボディのクリアの乾燥を待つ間、内装パーツやリアスポなどを塗装。
2005/05/02

硬化で1日待ったボディに2度目のクリア吹きしました。
ボディは別の所で埃避けを兼ねて乾燥中。

ところで、フロントのバルヘッド〜ダッシュボード下は、本来電池ボックスで半分ほど覆われるのですが、電池ボックスを付けると、電池ボックスがコックピットの足元まではみ出してみっともないっす。
しかし、電池ボックスを入れないと、筒抜けなり、それはそれで変なのでプラ板で蓋をします。

リアのガーニッシュ(って言うのかな)。
メッキがグズグスで、あまりに酷いのでメッキを剥がして表面を整えてメッキシルバーで塗り直します。
2005/05/04

ウレタンクリアの塗装後、48時間を経た状態のボディです。
少しクリア層が厚かったかな、ややモタッリした感じですけど、そういう部分はサンディングしてシャープさを出します。

塗料の説明書では常温で72時間程度で完全硬化とあるけど、ここは用心のため4〜5日置こうかと思います。
2005/05/16

土日、どこかに出かける気分ではなかったので、部屋でおとなしく研ぎ出しです。

ゆず肌になっている部分とウレタンが回り込んで粉吹きになってる部分を1000番のペーパーで整えたっす。

今後は2000番のペーパーがけをして、その後はコンパウンドです。
2005/06/08

ベッドの照明が撮影ブースのようになっているので、そこで撮ってみました。

2000番のペーパーがけを済ませ、コンパウンドがけがほぼ終了の状態です。ウレタンのコンパウンドがけって時間かかるのねぇ。

ピカピカです。
2005/07/10

1ヶ月ぶりの更新ですな。
6月は出張先で研ぎ出ししかやってなくて(というか、これしかできない)、あまり進んでません。
今日、研ぎ出ししたボディの窓枠の塗装をしました。
実は一番苦手な作業(面倒だし、だいたいこの行程で何か1つ失敗する)。

窓枠はフロント&リアはフラットブラック、両サイドはメッキシルバー、といちいちマスキングをし直さないとイケマセン。面倒臭さ倍増。両サイドはメタルックにしようと思ったけど、グリルやリアガーニッシュはメッキシルバーで塗装したので、質感が他の部分と変わるのも変なのでメッキシルバーで塗装です。

で、マスキングを剥がす際、見事にデカールを一部持っていかれました(号泣&号泣)。
粘着力、弱めてたんだけどなぁ・・・

デカールは、幸いドライバー名の一部「FIERLANT」で平凡なアルファベットだから、似たフォント探してアルプスプリンターで作るとして、クリアはどうしたもんだか。ここだけラッカークリアかけてみるかな?

窓枠、他にもちょっと汚くなってしまった、無念。
2005/07/11

慌てるとロクなことないです。
気を取り直して別作業。

ウインカーレンズまでもクリアレッドの成形色なので、プラ板でレンズを作り直しました。
2005/07/13

プリンターでデカールを作り直し、上からラッカークリアをかけました。

微妙に書体が太いのと、Tの部分にウレタンクリアの段差がありますけど、パっと見わからないからいいしょ。
2005/07/18

コマゴマとしたパーツ類は殆ど塗装も終わって出来ております。

あとは接着するだけ・・・かな?

内装の方は完了!
ドア開閉モデルですけど、内装はあまりに簡素過ぎてドアを開けて見せれるものでないので、ドアは接着ですぜ。内装をディティールアップしようにも、資料が皆無だし。

と思ったらハンドルのスポークの色を間違えてた。
画像では黒ですけど、シルバーで塗り直しです。

シートベルトはモデラーズ製を使ったんですけど、お店にも在庫がなく、注文しようにも、現在は注文受付が出来ない状態らしい・・・

ワイパーやシートベルトはモデラーズ製品に頼りきってるんで、すごく困るなぁ。
メタルック(マットじゃなく、ピカピカの方)も同じ状況だし、困るなぁ。

リアガラスとサイドのガラスも入れました。
クリアパーツは、手を抜いてサンディングせずに、コンパウンド磨きのみにしたけど、表面の荒れが目立つなぁ。

手抜きはいかんですな。

というわけで、フロントウインドウは真面目に研ぎ出ししました。

しかぁし、ウインドウ上部に貼るシルバーのデカールの幅が2mmくらい足りません。幸いにもシルバー単色なので、ここは塗装しました。

右リアフェンダーのデカールといい、このウインドウのデカールといい、販売したデカールが合うかどうか検証してるのか謎だな>Studio27さん
/div>
2005/07/19

BMWエンブレム作ります。

この時代のエンブレムは、立派なデベソのようなエンブレムがついてます。これは他の資料から今回作ってる3.5CSLも同じです。
そういうわけで、単にデカールを貼っただけのエンブレムではなく、立派なヤツを作ります。

まずは0.3mmプラ板にアルミテープを貼って、エンブレムのデカールよりわずかに大きなポンチで抜きます。ボンネットと両サイドのCピラー用に3つ作ればいいのですけど、失敗したときに備えて多めに作ります。

それを爪楊枝の先に木工用ボンドで貼ります。
プラ板の断面は白いので、メッキシルバーで筆塗りします。

そこに、今度はエンブレムのデカールを貼ります。
縁にわずかに見えるアルミテープがキラキラするのがミソ。

デカールの乾燥を待って、ここにクリアを厚めに塗れば出来上がり。
クリアは後日かな。
2005/07/20

タイヤ&ホイールが妙にノッペリしてるんで、資料写真を見ると、センターロックナットの中心は抜けてましたがな。
右は元パーツの中心に穴を開けたもの。
左は2mmビスの本物のナットのネジ穴を広げて作ったスペシャル。
左側を採用することにしました。

んで、2mmビスのナットのネジ穴をリューターでグリグリやってたら、ドリルビットが滑って緩むので力まかせに締め上げたら壊れました(上画像の先端部の白い部分)>リューター。

プラ屑を詰め込んで瞬間接着剤で固めて修復ですよ。

出来上がったホイールは、こんな感じ。
この後でGOOD YEARのタイヤマークもマスキング塗装しました。
2005/07/23〜24

暑いので家に引きこもって作業です。
フロントウインカーですが、
 右:極悪クリアレッド成形の元パーツ
 中:クリアエポキシを型にはめて作ったモノ
 左:CDケースの木っ端で作ったモノ
左を採用しました。

ちなみにCDケースの木っ端っちゅうのは左の画像の部分ネ。

さらにボディのディティールアップちゅうか、粗隠し。
フロントスポイラーのダクトはシャーシを付けても「単なる穴のまんま」でブサイクなのでホースを作ります。
スポイラー上のルーバー部には、裏からメッシュを貼ります。

ダクトのホースの素材はこれ、曲がるストローの蛇腹部分。
適当な長さに切って、フラットブラックで塗ってダクトホースの出来上がり。

リアウインドウのマウントにも苦労しましたけど、フロントウインドウはさらに厄介です。
07/18の画像のように『糊シロが皆無』です、というか糊シロはパーツの断面部分のみ。
ただし、古いキットにしてはパーツの合いは良いほうなので、カチっとはまりますが、それが仇になって接着剤がはみ出易いっす。
ここは最初にエポキシで点着けしてテープで固定、点着けのエポキシが固着したところでエポキシで本接着という2段階で接着っす。
2005/07/25

エッチングパーツの廃ランナーを使って、リアウインドウを押さえるロッドを作りました。

0.3mmプラ板をフラットブラックで塗って、リアフェンダー開口部の仕切り板を作成。
平日なので、あまりヘビーな作業は出来ませんな。
2005/07/26

出来上がったパーツをアッセンブル(単に接着するだけ)
・シングルアームのワイパー(モデラーズ製)
・左右グリル&中央グリル
・一昨日作ったブレーキダクト(この画像じゃ見えんか)
・ボンネット両端の風切り(って名前?、接着にドエライ苦労)
・ボンネット先端のメッキモール(アルミテープの刻んだの)
・ボンネットインテークのメッシュ
・フロントフェンダールーバーの蓋(裏から0.3mmプラ板)
・サイドミラー

それとStudio27のBMW320i TURBO用エッチングから・・・
・フロントウインドウを押さえる金具
・ボンネットピン(ピンに付いてるワイヤー長過ぎだよ、これ)

ワイパーは実車資料もウインドウ上部のシルバーの部分にブレードがかかってますよん。ひょっとして、これって裏から塗装しなきゃダメだった、ってもう手遅れか。
ボンピンのワイヤーが長過ぎてブサイクですが、これも接着しちまったので手遅れ。
ま、いっか。

リアまわりは、
・ガーニッシュを入れました。
・リアウインドウを押さえるロッド
・リアフェンダー仕切り(この画像じゃ見えんな)
を取り付け。

3.5CSLのバックビューってかっこいいな。

残すはエンブレムとルーフスポイラとリアスポのみかな。
2005/07/28〜29

今さらボディとシャーシがバラバラになってますが・・・
ホイールのメッシュが抜けているんで、ジャンクパーツの中からブレーキを探して付けました。

最後にルーフスポイラーやリアスポなどを取り付けて出来上がり!!!

スポンサーリンク