2017/08/15
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ゴリラ・オフロード仕様-06:ステムの加工&組み立て

前回、ステムとステムシャフトに分離したのですが。 今回はイーハトーブのステムシャフトをモンキー・ゴリラフレームに合うよう、“下ごしらえ”です。 

ま、簡単に作業工程を説明すると

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ステムシャフト長過ぎ〜
 ↓
全長を短くしてステムシャフトのネジ切り位置も下げないといけない
アッパーベアリングが入る部分も下に下げないといけない
 ↓
所定の位置までシャフトの太さを22.5mmにする必要がある〜
 ↓
フレームのヘッドチューブの長さに合わせてステムシャフトのネジ切りで完成!
(今回はこの作業は行いませんので、“下ごしらえ”というわけです) 
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というわけで、取り外したステムシャフトを卓上旋盤で加工します。

中華旋盤の場合、三ツ爪チャックだと精度がイマイチでシャフトのセンターを出しにくいので、ER25チャックを使います。アルミ丸棒で内径24mmのシャフトのチャッキング用のジグを作り(作業に夢中になって画像撮ってない、画像ではシャフト左端を固定してるジグ、右側はシャフトのフタを作ってライブセンターで抑えたっす)、ダイアルゲージでシャフトのセンターを軸ブレ2/100mm程度まで追い込んで固定。

削ってる最中、異音発生!
旋盤のコグドベルトが経年劣化でバラバラになったっっす、数年に1度あるかないかのトラブルっす。慌てず騒がず予備のベルトと交換。予備ベルト、大事です!

シャフトの切削が及んでいない部分を直径22.5mmになるよう、削っていきます。
下の画像は切削部分を拡大したところ、赤い範囲が今回の作業で削った範囲、ベアリングがハマるので、ノギスで何度も確認しつつ「直径22.5mm」の精度に超注意して削ったっす。


削り終えたらシャフトをステムに再圧入です。
千円フレス、再登場!

これ作ってて、ホンマ、良かったですわ、便利っす。

シャフトの圧入はこの画像のように、シャフトより太めで長い鉄パイプをステムシャフトに被せ、鉄パイプでステムのみを圧入する形で押し込んでいきます。圧入の際はグリスを忘れずに。

さて、次回からフレームいきます!
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2017/08/10
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ゴリラ・オフロード仕様-05:ステム分解

モンキー・ゴリラに31mmフォークを装着するゼ!そのためにはステムが必要!というお話です。

今回、イーハトーブのステム(予備としてCB125Tのステムも)を使うのですが、これらはステムシャフトが長過ぎて、そのままではゴリラのフレームには装着不可です。モンキー、ゴリラのヘッドチューブは短いのです!


巷ではステムシャフトが長過ぎる場合の長さ分を埋めるスペーサーのようなものを売ってますが、今回の制作ブツは強度優先なので アダプタ類は極力避けます。また「丁寧に手をかけたものは壊れにくい」がオイラのポリシーでもありますので、手間はかけたいです!

今回の作業の最終到達点はステムシャフトの長さを調整なのですが、長さ調整後、ネジ切りの必要もありますので、一旦、ステムシャフトを抜きます。

まずはステムシャフトを抜くために油圧プレスが必要です 。
が、オイラのお財布はいつも軽量化されますし、そもそも油圧プレスを買えたとしても置く場所がないです。さらに、買ったものの今回の作業以降、今後の出番があるかといういうと、それも怪しい(ま、あれば使うんだろうけど)。

そんなわけでDIYで簡易プレス作ります。
簡易といってもステムシャフトごとき抜くには剛性は十分なものです。
材料は以下の通り
・5cmスチールアングル材(かなり厚くゴツいです)
・16mm口径で両ネジ切りの建築用の何か(ホムセンで見つけた)
・M16のナットやワッシャ
総額で1000円くらいだったかなぁ。
下の画像はアングルをグラインダーでカットし終えたところ



カットしたアングル材の両端に穴を開けた後、この手の材料は錆びやすいので適当に塗装。
このサイズ(16mm径)の穴をスチール材に開けるとなると割と苦労します。ボール盤でもハンドドリルでも一発で開けるのではなく、小さな穴から1〜2mmステップで大きくするのがセオリーです。

車体の方はステムを外してますんで、こんな状態です。


ステムを取り外す際、ステムナットを見てびっくり
タガネかなにかでガッツンガッツンやったのでしょうか。前オーナーは車体はイジってないと仰ってましたし、このような整備をするような方ではありませんので、前々オーナー以前の人だろうね。
この手の原付はビギナーからベテランまで、様々なユーザーを経るので、こういうのタマにあります。かく言う、オイラも高校生くらいの頃はこういう無茶な整備した記憶もあるし...
ま、とにかく、この部品は交換ですわな。

ステムシャフト抜きですが、まず最初に下ステムとステムシャフトの溶接をグラインダーで削り落とします。削る目安は画像のようにステムとステムシャフトの継ぎ目が見えるところまで。

ステムシャフトは圧入されてますんで溶接を削り落としただけでは抜けまへん。プレスで押し出します。ブツによっては圧入がキツくて抜けないものもあるので、バーナーでステム部を気持ち炙ってみます(どうしてもシャフトも暖まるので、あまり意味ないかも)。 あまり暖め過ぎると「焼き」が変わりますので注意。

ここで最初に作ったプレス登場!
制作費というか材料費は概ね1000円程度なので、

千円プレス

と命名。

少し見にくいですが、ステム下にはプレス時にシャフトを押し出した際の“シャフトの逃げ”のために短い鉄パイプを当てます。上の画像の下にある銀の輪っかのようなやつです。これは内径はシャフト径以上、外形はステムに接する径、長さはステムの厚さ以上です(ブツは鉄パイプの接続管です)。シャフト上部はネジ山を痛めないよう、ステムナットを8割くらいネジ入れてます。

上の画像のように組んでジャッキをセットします。2tジャッキ使ってますので、2t油圧プレスってとこです。アングル材は2重に重ねているので強度も抜群。2t程度でM16の鉄シャフトが破断することもないです。

これでジャッキを上げていくとギギギギギという音(ちょっと恐い)とともにステムだけが上に移動してシャフトが抜けます。

ステムシャフト、無事に抜けました!

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2017/08/09
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ゴリラ・オフロード仕様-04:Fフォーク部品

モンキー・ゴリラに31mm径フォークを装着するゼ!というお話です。

ゴリラ号オフ車化に際して、使用するフロントフォークは、ホンダの31mm径フォークを採用は最初から決めていました。理由はいくつかありまして...

・オフセットの大きなTL125(イーハトーブ)のステムを使いたかった。
・流用フォークの選択肢が多い
・流通量が多く安い 
・構造が単純でOHやメンテも容易

あたりですね。

フォーク装着のために集めたステムは以下の通り
左上の黒いヤツ = CB125Tのステム
右上の粉吹いたヤツ = イーハトーブのステム
真ん中の下 = ゴリラについてたNSR50のステム


CB125Tやイーハトーブのステムは、ニーズが皆無なので安いです、数百円とか1000円とか...
それにしてもイーハトーブのステムのオフセット量は凄いです。トップブリッジだけ持つとまるでブーメランです(笑)
フレーム/フォーク剛性や車体ディメンジョンの設計思想の移り変わりなど、色々と理由はありますが、今の時代、ここまでのオフセットのステムの設計はありません。

サードパーティ製の31mmフォーク用ステムもあるのですが、オフセットが小さいので対象外です。

ちなみに、オフセットに拘る理由は、ダルなハンドリングを目指したい等も若干ありますが、最大の理由は17インチホイールをなるべくエンジンから遠ざけるため、です。そうしないとフルボトム時にタイヤとエンジンヘッドが干渉しますんで。

ホンダの31mm径フォークの採用に際して、色々と情報を集めました。その中で今回の流用で最も重要な長さについて、概ね以下のような感じになります。XR100モタードはXR50モタードと寸法は同じです。

・NS-1:680mm(700mmという情報もアリ)
・APE:695mm
・マグナ50:710mm

・JAZZ:たぶんマグナ50と同じくらいの長さ
・XR50モタード:730mm
・CBX125F:762mm
・CBX125カスタム:795mm
・CD125T:723mm
・TL125(イーハトーブ):未調査

選択条件は
・APE、CD125、JAZZ、TL125のフォークはディスクブレーキが使えないのでNG
・CBX125F、CBX125カスタムのフォークは良好なものを入手するのが困難
短いと取り返しがつかないので、なるべく長いものが良い

ということで、マグナ50かXR50モタードのフォークをオクで捜索、 8千円ほどでXR50モタードのフォークをゲットしました(フォークについての詳細は後日)。通常は程度お良いものは1万以上で流通してるのですが、
安かった理由は 
オイル漏れしてたから(笑)
どうせOHしてシール類は交換しますんで、オイル漏れは不問。インナーチューブに傷や曲がりや錆がなければ正義!なのです。

次回はこのフォークを装着するためのステムの製作です。


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2017/08/08
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カーモデル完成:Sauber Mercedes C9 (89 Le Mans)

※復刻版の記事です

Sauber Mercedes C9 Le Mans 1989

HASEGAWA 1/24

2007/07/19



 諸事情で制作が1年以上もかかってしまった作品。特にこだわっての制作ではなく、長期出張や仕事の激忙などで制作から遠ざかってしまった故です。一旦制作から離れるとペースを取り戻すのが大変でした。少しずつでもいいので、制作は休まない方がいいですね。

 キットはハセガワ製で同車種がタミヤからも出ています(出ていました)が、タミヤは89年型のルマン、一方ハセガワは88年型をモデル化しているようです。今回はハセガワ製キットをベースに89年型ルマンの#61号車を作ってみようってことで、ボンネットカウルとリアスポの形状をイジっています。
他に今回キット以外で使ったパーツとして、
・タミヤC9のディスクローターパーツ
・タミヤC9のデカール(カルトグラフ版)
・アクステオンのエッチングパーツ
があります。
当初はパーツ点数も少ないし塗り分けも少なそうで、簡単そうだったので在庫消化の制作にはもってこい、と思ってたのですが甘かった。
(詳細は<制作過程>へ)

この頃(90年代初め頃)のハセガワのCカーのキットは非常にがさつです。海外のガレージキット並みのモールドの大胆さで食玩並と言っても差し支えないくらい大雑把です。ということで、ドエライ苦労を強いられたのでした。
普通に89のルマン仕様のC9を制作したいのであれば、タミヤをお勧めします(汗)。

 キットは、プロポーション関係は特にイジってません、ほぼキット通りです。プロポーションはとってもGOODです。C9特有の「シンプルだけど無骨」というのがよく表現されていて、やや線が細く緻密なタミヤ製とは雰囲気が随分違います(僕はハセガワC9の方が好きです)。

シルバーはグンゼのスーパーシルバーとシルバーを1:1で混ぜたものです。シルバーはクリアがけすると適度にトーンが落ち着くのでやや明るい目の調色がいいようです。クリアは精密屋のウレタンクリアです。

 ルマン仕様とは微妙に形の違うリアスポのステー(言わなきゃわからんか)
 ハセガワのキットはエンジンレスなので、真後ろから見るとスッカスカで寂しいっす。

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 プロポーションはホントにいいです。
 この物々しさがたまりませんよね。

 シートベルトパーツはアクステオンのエッチングから。
 ドアヒンジはエッチングパーツのランナーを小さき切り取って作りました。
 給油口もエッチングです。

 アンテナは虫ピンにメタルックを細切りにしてそれを巻いてアンテナベースとしました。

 
 ディスクローター表面もエッチングパーツです。
 ディスクローターはキットのものはキャリパーのない只の円盤なので、ディスクローターはタミヤのパーツを使っています。
 ホイールとタイヤはキットのもの。

 ノーズインテークはルマン仕様では両端にホールが並ぶ構成なんですが、気づかずにキット通りに作っちゃいました。そのせいで仕様不明な完成品になっちゃったっすよ。次回からはもう少し注意しなければ。

 この部分、両端のスポイラーの支えはアクステオンのエッチングのステーを虫ピンで留め、虫ピンのロッドを通してます。中央はエッチングのランナーを切って作成したすてーです。

 フロントフェンダーのルーバーは抜けていませんでしたので、抜きました。難しそうですが実はエッチングソーで簡単に抜けます。
 ドアガラスの合わせは良いのですが、フロントガラスは合いが悪くて下側が浮いちゃうし、ヘッドライトカバーも合わせ最悪でした。

 ある意味『難キット』でした、色々と勉強になった制作でした!
  
  
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カーモデル製作:Sauber Mercedes C9 (89 Le Mans)

※復刻版の記事です

Sauber Mercedes C9 Le Mans 1989

HASEGAWA 1/24

2006/03/24〜2007/07/19

Mercedesが33年ぶり(だっけ?)にレースに復帰した記念すべきクルマです。
ボディとシャーシはスイスのSauber、これにMercedesのV8ユニットが乗るという構成で、30年以上のブランクをものともせずにデビュー後は勝ちまくってます。

キットは、発売当時に作りもしないのに買ったもので、我が家の押し入れに長いこと眠ってたものです。
多分15年は熟成してるんじゃないかと・・・デカールは当然腐ってました。

ここのところタミヤから80〜90年代のCカーのキットの再販がドド〜ンとありました。その中にSauber C9もあったわけですが、デカールがカルトグラフになってたりしてグレードアップされてます。今回、タミヤからパーツ注文で取り寄せたデカールで見事復活させるっす。
ホントはタミヤのC9を作ろうかと思ってたんですけど、エンジン作るの面倒なので(タミヤのCカーのキットはエンジン付きのフルディティール)、サクっと作れそうなハセガワ製です。
2006/03/23
今でこそハセガワは、カッチリしたキレイな成形のキットを売ってるけど、このキットの頃(10年以上前)はまだイマイチ。バリも多く、ゴツゴツした成形です。全体的には実車の特徴をよく捉えて良好なプロポーション。

今回は溜まりに溜まったキットを1つでも作って在庫を減らそう、という消化試合的意味合いが強いっす。このキットはけっこうアッサリしたキットなので、サクサクっと作れるかなと。
開口部は殆ど開いてますけど、フロントフェンダー上のルーバーは開いてません。
ここは、開けやすそうなので開けますよん。

フェンダーやダクトのプラの断面が分厚くて、いかにもオモチャって感じなので、ここらも薄〜くします。
デカールは死んでます。
画像じゃ分かりにくいけど、透明部分は黄色く変色してるっす。
シルバーのボディに貼るので、目立たないとは思うけど。
というわけで、パーツ注文でタミヤ製Sauber C9のデカール(カルトグラフ版)を注文してゲット!

やっぱデカールはこうでなくては。
フロントガラスに貼る「SAUBER MERCEDES」のデカールはシャープでクッキリ、素晴らしいっす。
MICHELINのタイヤテンプレートが欲しいだけで買ったC9用のアクステのエッチング。
エッチングパーツとしては大した構成じゃないっす。Studio27のものの方が、よっぽどお得だと思う。

しっかし、アクステのエッチングって高過ぎ。
これまたプラモ屋さんで注文したタミヤC9のパーツ。
C9のホイールはスポークなので、ブレーキ丸見えなのよね。ハセガワのC9のブレーキはローターだけなので、ここだけはタミヤのパーツを移植することに。

デカールとかパーツを注文するんだったら、タミヤのC9買って作った方が良かったかなぁ、と思われそうっす(笑)。で、実はタミヤのC9も再販版を持ってるんだな、これが。
2006/03/24
ドアヒンジ、給油口など一体モールドっす。
こいつらは全部削り落とします。給油口はエッチングに置き換え、ドアヒンジはプラ板かエッチングのランナーで作るっす。

ドア後ろのエアアウトレットもモッコリとモールドがあるだけ。
ここは開口。
フロントフェンダー上のルーバーは開いてないので、筋彫りを深くする要領でひとつひとつ開けていきます。面倒臭そうっすけど、これは意外に簡単で時間もかからなかったっす(1つ開けるのに2〜3分)。

以前作ったBMW 3.5CSLのルーバーは、元々のモールドがいい加減だったので「開ける」という手段よりも「作り直し」だったすけど、この程度なら開口は楽っす。
2006/03/25
ルーバー、全部開けました〜
やっぱし埋まってるのと、開いてるのでは精密感が違うねぇ。

開いてて良かった(昔のゼブンイレブン調)
ルーフのアウトレットも抜きました。
3並んだ一番右が抜けてない状態、真ん中と左が今回抜いた状態。開いてるべきところが開いてるちゅうことは、重要ですな。
で、調子に乗ってフェンダーの肉厚を薄々に削ってたら、やっちまいました。
クリップで止めている部分、ポッキリと折れちゃったっす。

裏から薄いプラ板で当て板をして瞬間接着剤で修復。
瞬間といえど、完全硬化まで時間がかかるので、その間はクリップで押さえっす。
クリアパーツの合いは、普通。
タミヤのキットを基準に考える人には、ライトのクリアカバーなんて「なんじゃぁこりゃ」の世界かもしれませんけど、ここ1〜2年アリイやモノグラムで慣れると、多少の合いが悪くても何も感じなくなるっす。


そういや、もぅずっとタミヤのキットを作ってないなぁ。
タミヤのキットは好きなんだけど、ここんとこ作りたい車種がタミヤになかっただけっす。深い意味なないっす。
タイヤをつけて全体のバランスや車高をチェック。

素晴らしいっす、車高もホイールのオフセットもどこもイジる必要なし!
2006/04/08
こまごまとしたパーツにサフ塗りです。面倒なんだけど色の乗りが悪くなるんでちゃんとサフは塗ります。
2006/04/10
ブレーキ類は、メタリック系の下地として、セミグロスのブラックを塗ります。

ホイールは「メタリックブラックのつや消し風」という微妙な色っす。したにシルバーを塗って少しだけシルバーを混ぜたセミグロスのブラックを塗った後、つや消しクリアでコートという面倒な手順を踏んでます。
ブレーキローターはアクステのエッチングパーツ、キャリパーなんかはエナメルのゴールドを塗ってます。

マフラーやその他のパーツ等にもシルバーの下地をここで塗っておきます。
2006/04/11
ホイールのセンターはスモークを混ぜたクスんだゴールドっす。車自体はシンプルな構成なんですけど、凝った色が多いっす。

エンジンがないんで塗装に集中できる、ってのもあるかな。
手がかかるキットなら、ホイールはつや消し黒を単に塗ってセンターは普通のゴールドで終わっただけかも。
2006/04/12
仕事が忙しいんで、一部分を少しずつ仕上げていくのが精一杯。12日はマフラー部分とラジエータの着色。

マフラーはステンレスが焼けた感じをだすために、スモーク+ゴールド+クリアレッド+クリアイエローなどを重ね塗りしたものっす。

ラジエータはシルバーで塗った後、スモークを濃いめに3度くらい重ねます。
2006/04/XX:
このキットはごく初期のC9ですんで、フロントカウルの形状は89ルマン出場の#61号車とは違うっす(ハセガワのキットは88ルマン)。
というわけで作り直しです。
もとのカウルにプラバンを貼付けて、ヘソみたいな穴を開けてあげます。
継ぎ目なんかをパテで埋めて形状を整えてフロントカウルの出来上がり。

と書くと簡単だけど、真ん中のヘソ穴の形を整えるのには苦労した。
ついでにフロントスポイラーを支えるパーツをエッチングのランナーを切り出して作りました。
2006/07/23
フロントカウルにあるインテークの穴が下過ぎてベンツエンブレムが貼れないことが発覚。

一旦埋めて掘り直しました。
と簡単に書くけど、三日がかりっすよ(汗)。

こういう行き当たりばったりなのが製作を遅らせてる原因だろーなぁ・・・
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2006/08/20
先月末から何度かサフ塗り+表面の整形を繰り返してたんですけど、ようやく塗装です。塗装色は色々と調整したのですが、グンゼの8番シルバーは輝きが足りずスーパーシルバーではギラつき過ぎるので、両者を1対1で混ぜてみました。だいたい狙い通りの色味で満足っす。調合も簡単なので、今後、Mercedesのを作るときに同じシルバーで揃えられるのもイイっす!

当初、フロントカウルの自作部分にウネリがあってシルバーがムラになってたんですが、車座面々の助言で再度面出しして解決!
2006/08/21
リアウイングの作り替えっす。ルマン仕様以外はメインの翼板に加えて飛行機のフラップのような細い翼板が付いているんですけど、ルマン仕様はメイン1枚で翼端板も小さなタイプっす。

というわけで、メインの翼板と翼端板を写真を見ながら自作です。メインの翼板の両端から出ている金属線は塗装時に保持するために穴を開けて刺した虫ピンっす。

で、これもまずはサフを塗って下地作りっす。
2006/08/22
驚愕の事実発見。細部の違いに気を取られてグリルというかボディ先端のインテークの形状に違いを発見。89ルマンはブレーキへの導風インテークの丸穴があるっす・・・どないしよ(悩)
2006/09/03
ブレーキダクトのインテークには気がつかなかった、ということにして粛々と進めることに。

サッサと終わらせたいし。
室内はアルミ地に両端がケブラーっす。
画像ではケブラー部分が明るいけど、実物はもう少し落ち着いたトーンっす。

ケブラーデカールはミュージアムコレクションのものっす。
2006/09/05
ボディはシルバーの上に普通のグンゼのクリアをコートしてます。そうしないと、シルバーに直にデカールは、貼っても定着しないもんね。
こちらはタミヤのC9のカルトグラフ製デカール。鮮やかであります。

が、最近気がついたけど、同じカルトでもStudio27などの単品デカールとキット付属のものはちょっと違う気がする。

前者の方が厚くてゴツいっす。
なんとなくそんな気がするっす。
こちらは、ハセのC9についてるデカール。
画像ではまともだけど、白い部分や透明部分は微妙に黄ばんでるっす。

でもAEGとかCastrolなどは使えそうなので、こちらを優先して使うことにするっす。
2006/09/某日A
右フロントフェンダー上のデカールですが、タミヤ製デカールでは長過ぎて収まりません(涙)。

ハセのキットのデカールは黄ばんでいるので白ゼッケンベースの上には貼れないっす。

というわけで、画像のように3分割して貼ることにしたっす。つなぎ目はクリアコートしてしまえば分からないと思う。
2006/09/某日B
ボディはデカールを貼ってクリアコート済み。
デジカメで写真撮るの忘れた・・・


フロントガラスですがモールドがダルダルです。上手くマスキングして窓枠を塗る自信はゼロっす。

かるく小傷をサンディングして研ぎ出しをした後、とりあえずデカールを貼って、デカール部分だけクリアをかけてマスキング可能にしときます。
で、マスキングをして、塗る!

乾かしてる間、その他の小物パーツにサーフェーサー塗ります〜

塗った後にマスキングを剥がすときって、ドキドキするよなぁ。若かりし頃、女の子からもらった手紙を開けるときの感覚に似てるっす。

出来映えですが、ぱっと見はいいですけど、よく見ると微妙に失敗してるっす。特にSAUBERの上あたり。

目立たないことだし、これ以上はどうしようもないので、このままいくっす。
2006/09/17
やや納得いかない部分はあるけど、まぁまぁキレイにクリアコートも出来ました。古いキットにしては珍しく、フロントガラスもピタリはまります。

と、思ったら右リアフェンダー前にやや目立つホコリ発見。
ウレタンクリアということも手伝って、リカバリーは無理っす。
2006/10/-
9月の死ぬ程忙しい状態が終わり、ようやく手をつけられる状態に。

研ぎ出しです。
ウレタンクリアなのでガッシガッシ削っていきます。
地味な作業です。
2006/11/-
ようやく内装に着手。
シートベルトは寄せ集めのパーツ、バックル類はモデラーズかな?

ミュージアムコレクションのケブラーデカールを使ったのですが、やや色が明る過ぎかな?
2006/12/26
12月中、少しずつ研ぎ出し。
Cカーは薄いエッジやダクトが多いので、研ぎにくいっすねぇ。
いつものようにいつものとおり、タミヤ細め→クレオスSFというコンパウンドの順で磨きました。

磨いたら何をするかっちゅうと、窓枠等を塗るのにマスキングして塗装。ウレタンクリアはマスキングテープを剥がすときにテープとともに持ち上がりやすいので、テープの粘着をかなり落として使います。

いつも剥がすときは緊張しますなぁ
2006/12/28
やっちまいましたよ、大失敗。

リアスポの黒が乾き、デカールを貼ってクリアコートって段階で、デカールの「R」の部分の微妙な浮きに気づかずにクリアを吹いたら、そこからデカールが侵されました。

せっかく取り寄せたタミヤC9のカルトグラフデカールだったのに〜

しょうがないので、塗装を削り落としてハセの純正デカールでリカバリーっす。
2007/01/19
仕事がとんでもない状況になってますんで、製作は少しずつしか進められません(涙)。

ボディに灯火類やウインドウを取り付けたり、インパネを取り付けたり。

徐々に形になってくると嬉しいもんです。
2007/01/29
大失敗発生。
フロントウインドウを取り付けたのですが、合いが非常に悪く、どうしてもウインドウの下側に隙間が出来てたのです。9/17に、合いは良いと書いたけどなぜかハマりません(謎。)9/17時点でクリアコートまで終わってるので原因は塗装の厚みではないっす。なんでだろう?

で、それを強引に接着しようと、ロックタイトの瞬間接着剤を微量流し込んで接着したら、ウインドウ下部の黒部分に瞬間接着剤が滲み出てしまったー

ちゅうわけで、滲み出た部分をペーパーで均してサイド黒塗装。

ボディに細々としたパーツをつけてしまった段階でのマスキング塗装は困難を極めます。
テープをベタっと貼れないので、塗料が散った部分はクレオスの溶剤で拭き掃除っす。

失敗が多い、このキット、呪われてるっす。
2007/07/14
2007年始まってからの仕事が超忙しい状態、さらに春の2ヶ月の出張など色々ありましたが、ようやく普通に再開。

長いブランクだった。

というわけで、コセコセと部品作りました。

タイヤマークはデカールかペイントのどちらでいこうか迷いましたが、手っ取り早くデカールにしました。

リアスポの半ツヤ仕上げもOKです。
2007/07/15
完成品のアクセントとなるアンテナとかワイパーですが、ここの精密感はけっこう重要だったりします。
ワイパーはエッチングにするとして、アンテナ。
さかつうなどのアンテナベースはあまり使いたくない、というか、このキットにあまりお金かけたくないです。

そういうわけで、アンテナベースはメタルックを細切りにしてクルクルと巻いてそれらしく見えるように。アンテナは虫ピンの先を落として削ったものです。ヘリカルなので黒く塗らないといけません。
2007/07/17
リアスポの吊りフックはアクステのエッチングパーツと00番の虫ピンを切って再現したっす。

で、シャーシに嵌め込むときに、パリっとクリア層にヒビが・・・涙

で、ようやくシャーシと合体させました。あとは外装のパーツを接着するのみっす!
完成までもう少しだ!
2007/07/18
リアスポの固定。
部品の精度が悪くて、どう取り付けても斜めになっちゃうっすよ。しょうがないので、接着剤で固めてアルミブロックで固定したまま乾燥待ち。


完成までもう一息!
2007/07/19
アンテナ、バックミラー、ワイパーなどを取り付けたっす。最後にワックスをかけて・・・と、最後にサイドパネルを本接着したけど、厚さが違うやん.....
ここだけ雰囲気違って変だ、がーん!(涙)

でも
完成!
完成!
完成!

長かった、ホントに長かったヨ.....
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