2017/09/30
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カーモデル製作:Renault ALPINE A110

※復刻版の記事です

Renault ALPINE A110

UNION 1/24

2005/08/29〜2008/01/26

名車の誉れ高いALPINE A110っす。70年代初頭のラリーでストラトスやエスコートが台頭するまでの間、とても強かった車です。
実車はRRで、小さな車です(ホンダのCR-Xよりも少し長い程度かな)。

キットは仏Heller社の金型をUNIONが引き継いでだしたもので、この金型は後にWAVEに渡りWAVEからもデカールやエッチングパーツが追加されて発売されましたね。それだけ名キットということでしょう。キットは、さすがに自国の車のキットだけあって気合いが入ってます。ボディの成型は素晴らしく、モールドもシャープっす。ただし合いが悪いという噂もあります。
タミヤのA110と異なり、こちらはフェンダーがフレアしているタイプのボディで迫力がありますな。カーグラTVの冒頭で走るホワイトのA110のボディ、といえば分かりやすいか。

今回の製作はお友達の御依頼品で、公道仕様でブラックに塗って欲しいというご用命です。
黒のA110ってピンと来ませんが、どうなることやら。

2005/08/29
名車故に実車資料には事欠かないと思いきや、オバフェンのある仕様の個体については、資料になりそうな画像が意外に少ないです。

タミヤ製を合わせるとA110のキットは家に何故か4〜5台あるわけで、今回組むにあたって青成型色のWave製のものと、白成型色のUNION製と、どちらで組もうか考えたんですけど、白の方が作業しやすそうなので、UNION製で組んでます。

フェンダーのシャープさやボリュム感など素晴らしい成型のボディ・・・なのですが、古いキット故にイマイチな部分も多いです。赤で囲んだ部分がその部分で、

・フェンダーの峰のパーティングラインが凄いっす。一瞬「ココ、角張ってたっけ」と実車写真を確認するほどのパーティングラインです。
・ボンネットフードのヒンジ、フロントフェンダーのエンブレム、ヘッドライト下のインテークダクト、ボンネット先端のメッシュグリルなど、ことごとく一体成形です、削ります。
・フロントウインドウの窓枠がもの凄いゴツさです。まいったなぁ・・・

というわけでボディ加工からですな。フロント先端の下部がシャーシ側にあるので、これもなんとかしないといけないです。ま、最初に組むことになると思うけど。
フロントに比べると加工箇所は殆どないリア側。
フロントエンド同様にテールエンドも最初に組んでおかなきゃね。
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2005/10/27
Mercedes 300SLとKoenig 928S4で2ヶ月の間手をつけられなかったけど、本腰入れて再開です。

これがクリアパーツとタイヤを除いた全てのパーツ。
箱には「最上級者向け」と書いてあるんですけど、大丈夫かな?

パーツを見ると、色々と苦労しそうなところがあって、長期戦の様相。

タイヤ&ホイールをどうするか、まだ決めてません。
最上級者向けの理由その1。

合いがムチャクチャ悪いです。
フロントは上下で分割されてるんですけど、合わせてみると隙間と段差だらけなのは当然、さらにフロントノーズ下部(←シャーシのパーツと一体)の方が長さが足りません。

ここはピタリ合わせるために・・・
ブった切ります!

鉛筆でラインを入れ、エッチングソーでギコギコ。
切ったあと、ボディとの合体はどうするかというと、画像のようにプラ板で「差し込み式」にしました。差し込み部は1.2mm厚プラ板でキツキツに作ったので剛性もOK。

こうしておくと接着せずに済むので、完成後のメンテのときにシャーシとボディを分離するときに楽です。
2006/01/02
久しぶりの作業だわ〜ん、うれしー。

ボディのパーティングラインの処理をしました。
しかし、すんごいパーティングラインっすヨ。

ボディは色々出っ張っているものがあるので、削ります。
黄色の○で囲んだ部分ですが・・・
・エンブレム
・ボンネットヒンジ
・アンテナ
・ウォッシャーノズル

それと、フロントのグリルは、今回の製作はストリート仕様なので削って盛って普通のフロントノーズに作り替えます。
2006/01/06
フロント部分を接着。

隙間が凄くて、接着というよりも瞬間接着剤で充填するという表現のほうが合ってるかも。出っ張ったパーツも多いので成型するの面倒臭そう。

ノーズのグリルが削って0.3mmプラ版の積層で元々のノーズを再現するっす。
ノーズの下も、ラリー仕様のままでモッコリしてるので、削ろうか考え中。普通はここはインテークになってんのよね。

2006/01/08
古いキットで金型が相当痛んでいるせいか、窓枠の細いモールドの成型が欠けていたり、境がわからないほどモッタリしてるので、瞬着やパテを盛って成型しなおし。

特にCピラーの末端はピラーが中途半端に終わってて妙なので、盛り盛りで作りました。
フロントノーズも500サフを盛りまくって成型中です。
ペーパーがけは、この突起物が邪魔で邪魔で・・・もの凄く作業しにくい。
Aピラーももったりして窓枠がどこからなのか分からないようなピンボケの成型だったので、盛って窓枠をカッチリと削り出してます。

塗装までの道のりは長そうだな(苦)
長期に渡り、色々と物色した結果、アオシマのデイトナ仕様のサバンナRX-7(旧イマイ製キット)のホイールがマッチしそうなので、これにしようかと。

タイヤは、サバンナのものはデカイので、フジミのタイヤをチョイス。
A110のホイールマウントは特殊(PCDの大きな3本ボルト)なので、ちょっと違うけど、ま、いいでしょ。

ちなみに、このタイヤとホイールをパーツ注文したら1セット900円。キット丸ごと買った方がよかったかなぁ・・・パーツ代高いぞ>アオシマ
2006/01/15
ボディの成型中なんですが、この先端の四角いデッパリがどうにも邪魔です。

この部分はバンパーが付くんですが、完成後は見えなくなりますんで、削り取ってしまうことにしました。
んで、バンパーはどういうふうにするかちゅうと、ボルトのモールドを削り取って実車のように穴をあけ、ボルト代わりのピンでマウントすることにしました。
<激忙状態のため、2ヶ月の製作休止>
2006/03/12
車体後部に解決しないといけない問題発生。
ボディとシャーシを合体させると、テールエンドにその継ぎ目がはっきりと出てしまうっす。継ぎ目がでないようにするために先にシャーシの一部を切り取ってボディ側に付けてパテ埋めしないといけないかも。しかしクルマの形にしてしまわないと、どういうふうにシャーシをカットしていいのかも分かんないっす。ということで先に完成状態に近いところまで仮組をしないといけないっす。

このキットは、シャフトはエンジンから出るため、先にエンジンを組んでしまわないことには、車体が組めないのよん。
エンジンブロックだけは仮組でなく、先に塗装までして作ってしまうことに。

同時進行のマツダキャロルで大失敗したので、その気晴らし的な意味も含めてエンジンを組んじゃいます。
2006/03/13
ピンボケですが、ファンネルです。
穴があまりにも浅いのでドリルで穴をあけました。しかし、モールドがダルダルなので、あまり見かけはよくないっす。アルミの引き物のパーツでも買うかなぁ?
シャーシへ仮組みしたエンジンを載せてみたんですけど、全然ダメ。
2つ並んだ片方のダボ穴が全く合わないっす(怒)

片方は延ばしランナーと瞬着で埋めて掘り直し。
メンドくさ〜
2006/03/14
あまり気になってなかったけど、先日、実車写真を見てたらテールエンドの形が違うのが発覚(涙)


パテで盛大に埋めて成形するっす。
ポリパテ盛ったら、プラが軟化したような気がしたけど・・・ヤベ
2006/03/17
仕事が忙しいので日々チマチマとしか作業できませんが、マツダキャロルの製作も終わったことだし、ザックリと成形してみました。

もうチョイ両端を削る必要があるかな・・・
こういう作業、楽しいっす。
2006/03/19
ボディの仕上げに取りかかる前にシャーシとボディの関係をチェック。

・・・悲惨っす。

かなり丁寧に組んでるけど、位置関係の狂いがスゴいっす。車高はそのままでも概ねOK。少しタイヤが大きいので車高を1mmくらい上げるかなと。問題はリアタイヤ位置。リアタイヤはフェンダーアーチの中心よりもかなり前より過ぎるので修正必須。一瞬組み間違えたかと思ったけど、パッケージの完成写真をよく見ると、確かにリアタイヤがかなり前よりになってるっす。
さらにさらに、これはホイールのせいだけど、フロントホイールのオフセットが大き過ぎてオバフェンからタイヤがハミ出してるっす。

これは修正が楽なので、まぁいいけど、問題はリアタイヤの位置っす。シャフトがエンジンブロック(ギアボックス)を突き通す構造なので、ギアボックスに相応の埋め&パテ盛り&穴造りをしなきゃいかんっす。
2006/03/20
ヤキトリ食った後に一仕事終わったので、ちょいと加工作業。
あ〜どっぷり1日中フラモをイジりてぇ〜

ギアボックスのシャフトを通す穴をあけ直し。というより2.5mm程後ろに下げるので、現状の穴を横長く広げ、余分な部分を埋めることになるっす。
とりあえず新しく掘り直したシャフト穴、フロントのオフセットを調整してみました。だいぶ良くなったと思う。
オフセットも調整。
A110のフロントは、ツライチよりも少しだけ奧に引っ込んでた方が、それらしくていいっす。
リアのオフセットはこんなもん。
フロントのオフセットを奧にしたことで、少しだけフェンダーの裏側が見えて、フェンダーの張り出し感が出ますな(カッコええ)。
2006/03/21
仮組みしたものを再度分解。

実はシャーシはこんな感じ。
ほとんど「プラ板」ですよん。
しかも薄くてヘニョヘニョなんす。
で、シャーシにフェンダーのインナーなどを着けて(これが、断面を接着するだけでモロい組み上がりなので、補強)。

右端の内装の土台を加え、この構成で組み立てて見たら・・・
組み上がることは組み上がるけど、色んな部分が干渉しててシャーシが弓なりになっちまいやがんの、一筋縄ではいかんのぉ。

さすが「最上級者向け」っす。
2006/03/23
テール周り、サフの色とプラの色が入り乱れて分かりにくいけど、だいぶ削って形を整えました。

しかし、テールの下端が気になるなぁ・・・
シャーシとの継ぎ目が出てしまうし、バンパーでも隠れないっす。

頼まれものなので、妥協はいかんな。
プラ板貼って、埋めて削ろう!
2006/04/XX
ホイールはタイヤに対して少し幅があるので、内側を切り取って詰めます。
エンジン部分のシャーシ裏はこのようになってますけど、ここが微妙にエンジンに当たってしまい、エンジンの収まりが悪いです。

後ろからみた場合も妙に目についてカッコ悪いっす。
そういうわけで切り取りました。
エンジンはシャーシにある3カ所のダボで固定し、さらにネジ留めして堅牢に固定します。シャフトの支えもネジ留めで頑丈に作ります。

お友達に渡すものなので「持ち主以外がさわると壊れる」という模型にありがちなモロさは極力なくします。
サフを塗っては削っての繰り返しでプラスチック特有のウネリやヒケをとっていきます。一見ツルンとしたプラスチックですけど、古いキット故に表面はけっこう波打ってます。メチャクチャ地道な作業っす。

これを丁寧にやるかどうかで出来映えも違ってくるので手抜きなしっす。とくに今回はボディをブラックに塗るので丹念に作業。
サスペンションパーツや、フロントの足回りパーツを塗りました。リアサスは一旦シルバーを塗ってその後でダンパー部分やスプリングを塗り分けるっす。


で、ここまでの段階でサフを塗って仮り組み。
我ながらカッコいいと思う。
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2006/04/17
ヘッドライトなどに奥行きをつけようとしたら、シャーシの赤枠で囲んだ部分が干渉する恐れが出て来たので、手前の赤枠のように削りました。
さて、さかつうのLancia 037用のヒンジっす。
これを何に使うかというと・・・
下地処理時に削り取ったボンネットヒンジに使うっす。
ただしそのままでは断面形状が角張り過ぎてて使えないので、ヤスリで削って形を整えます。

素材は真鍮なのでゴールドですけど、あとでシルバーに塗り換えるっす。どうっすか、なかなかリアルでいいっしょ?
2006/07/23
エキパイを組み立ててエンジンに装着。エンジンを取り囲むサブフレームも作ったっす。それとリアサスのパーツも塗装して装着しました。これでようやく正式にエンジンをシャーシに載せることができました。

しっかし、エキパイもサブフレームもパーツが微妙に合わず苦労したっす。

強度と後々の補修や修正も考慮してエンジンはシャーシにネジ留めです。元々のパーツの合いが悪いキットをさらに改造を加えて作ってるので、不測の事態も考えた造りにしてます。
2006/08/20

作り始めて1年か・・・(大汗)

Sauber C9と時期を同じくして塗装に突入であります。
長かったっす〜

途中で出張や激忙状態があったのでしょうがないけど、時間かかり過ぎっす。注文主は待ちくたびれて呆れてるかも・・・

注文主のご要望で黒に塗装。A110には意外な色ですけど、なかなか似合ってます、かっこえー
2006/08/21

ボディの方は塗装を塗り重ねてつつ乾燥させる単調作業の段階なので、他のパーツというか内装パーツに着手。

まずはダッシュボードなんですけど、2つのパーツを合わせるんですけど、パーツの形状から予想される通り、恐ろしく合いが悪く隙間だらけっす。

で、これは瞬間接着剤を隙間に充填して、その上からサーフェーサーを塗布して乾燥待ち。メーターの中はデカール表現でなくモールド表現なんだけど、どうしようかな。
2006/09/03
パテやサーフェーサーを塗っては削って塗っては削って塗っては削って・・・で、ようやく隙間埋め完了。
結構精密なインパネだけど、これ、デカールもなく凸モールドに塗装なんだけど、細かいのとメーターや目盛りなどの凸が低すぎて塗装で表現は無理。

デカール作るっす。
2006/09/某日A
メタルック貼りであります。
旧車の製作では避けて通れませんな。で、これを貼るのって苦手なのよ。得意な人はいないと思うけど。

これが得意だったら、金箔貼り職人として生業にできるかも。

実は先日、失敗して塗装まで傷つけてリカバリーが大変だったのよ。メタルック1枚パーにしたし。

で、今日は気を取り直して息を止めて作業・・・
メタルックを載せて定着させて、両サイドにカットを入れたとこ。ここまで1時間・・・

ほんと、この作業、苦手なのよん。
2006/09/某日B
のべ2日間をかけてようやくメタルック貼り完了!!!
リアの窓枠が特殊な形なので苦労したっす・・・

やっぱ塗装と違って、金属感が違うね、イイ!
黒とメッキのコントラストがたまりません!

ボディをベタベタ触ったので、ちとボディが汚れてしまったので、1〜2日置いたら水洗いしてコンパウンドを軽くかけるかな。
2006/09/17
洗浄したっす。

ついでにメタルックにも軽くコンパウンドがけ。
メタルックってコンパウンドかけると、ほんと、メッキ感がバリバリにでます、是非お試しあれ!
2007/07/14
ようやく制作に打ち込めるっすよ。

まずはボディは塗装まで終わってるので、クリアコート前にデカール貼らないといけません。
お友達のショップのロゴのデカールと、ついでにメーターデカールも作りました〜
2007/11/14
研ぎ出し完了!

漆黒のピアノフィニッシュですよん。
とってもキレイです。

磨きはタミヤの細目→Soft99の鏡面→モデラーズの仕上げ用を使ってます。
2007/11/18
本格的に内装に着手。

内装は基本的に黒一色なのでツヤの加減で塗り分けをしないといけないんですが、これがとっても苦手っす(苦労の割に報われない)。

まずは半ツヤ消しよりも少しだけツヤありにしたブラックで塗装。その後、つや消し黒部分を塗ります。
2007/12/15
とりあえず、シートはフォード・フォーカスのラリー仕様のバケットと元キットのシートのどちらにしようかと仮装着してみたのですが、派手なシートベルトがイイという希望もありますんで、ラリー仕様のバケットでいきます。


シートベルト作るの憂鬱....
2007/12/25
風邪引いてダウンしてます.....
クリスマスってのに、何やってんだか....

家でジっとしてるのもアレなので、とりあえず作りかけだったシートベルトを作りました。
Sabeltの6点式です。

咳き込みながらの作業で大変だった....


シフトレバーは太目のインセクトピンにハンダで作った玉をくっつけて作成。ブーツ部分はパテで、固まったら黒で塗ります。
シートベルトバックルのエッチングはハセガワのフォード・フォーカスのもの。

ベルトの素材は、ハセガワのキットの素材は質感に欠けるので、製図用のICテープです。
製図用の何に使うテープなのかは不明です。

んで、これがなかなかイイです。
薄くて丈夫で質感も良く、粘着力も強いです。
2007/12/26
昨日に引き続き、
風邪引いてダウンしてます.....

作りかけだったコックピットも完成させました。今回はM&AのAlpine A110用のエッチングパーツも使っています。

ハンドルスポーク部はもちエッチング。
ウインカースイッチ等はインセクトピンで作ってます。メーターは2007/7/14で作った自作のデカールを貼った上からエナメルクリアをかけてます。
というわけで組み付けしてみました。
良い感じです!

コックピットはボディ側に付くっす。

フロアマットは黒のフエルト布です。
シートの後ろ側はこんな感じで。
シートベルトの末端のバックルにインセクトピンをアンカーボルトに見立てて打ち込んでいるように演出。
2008/01/13
ありゃりゃ、ついに年が明けちゃったヨ
早く作れよ>俺


外装パーツを塗って、取り付ければ完成かな?

問題もあって、バンパーなどはメッキ仕上げにしたいのですが、メタルックを貼ったりと色々試すものの、良い結果がです。

ライトも旋盤で削り出そうと試行錯誤したのですが、直径6mmを加工するためのバイトがないっすヨ。タミヤA110のパーツを注文するも、ユニオンA110とは微妙にサイズが違っててダメ。
結局はキットのパーツをメッキシルバーで塗ることに...
セオリー通り、まずはエナメルブラックを塗ったとこです
テールライトとウインカーレンズです。

テールはレフレクタ部を仕切る枠がなかったので、メタルックを細切りにしたもので表現。その上からエナメルのクリアでコートしてます。
2008/01/18
エナメルブラックが乾燥したので、グンゼのメッキシルバーをシュパーっと吹きました。

セオリー通り使うとキレイなメッキ感が出るんだけど、メッキというよりアルミポリッシュに近い感じっすね。
フロントノーズの下に開けたグリルには、ステンのメッシュ網を裏側から張り込みます。
2008/01/20
今回はM&Aミニチュアズのエッチングパーツを使ってます。使うパーツは・・・
・ワイパー&ワイパー基部
・リアインテークのフィン(画像右下)
・ナンバープレート
・鍵穴
・Bピラー
・「1600 SC」エンブレム
・ハンドルスポーク
と、メッキモールとラリープレート以外は全部使います。

M&Aのエッチングは元の素材がつや消し仕上げなので綿棒にポリッシャーを付けて磨いてピカピカに(画像は影なのでイマイチ光ってませんがピカピカなのよん)。
2008/01/22
週末、作業に没頭したせいで作業中の写真撮るの忘れてた.....ボディ、ほぼ出来てます。

クリアパーツは研ぎ出し済み。このキットのウインドウなどのパーツは牛乳瓶の底のように厚いため断面がみっともないので、断面を黒く塗りました(実はけっこう大変なのよ)。画像で窓縁が黒になってますが、これが「クリアパーツの断面」なのです。
厚いっす!
乾いた後、早速装着しました。

が!!!

予想通り、クリアパーツが全然合いません。
どのくらい合わないかというと「隙間だらけで向こうが見える」くらい合いません。

窓枠はメタルック貼りなので、ウインドウの保持はメタルックの粘着力だけなので強引に接着出来ないっすヨ。ヘッドライトカバーなんて浮き気味っすよ。
まいったなぁ....なんとか目立たないように対処したけど、なんだか納得いかないっす!
土日の間にエクステリア関係の小物の加工&塗装とインパネの仕上げもしました。

ホイールもシルバーを塗り替えて、スモークを少し入れました。質感アップ!

ワイパーとボンネットヒンジの塗装をすればエクステリア関係のパーツはすべて完了かな。



というわけで、ここまで仕上がったっすよ。
もう一息だ、いよいよ今週末完成か?

2008/01/24
ワイパーとボンネットヒンジ。
小さな部品だけど、こういうものの出来具合いで完成品の見栄えが全然違ってくるっす。

ワイパーもヒンジもメッキシルバーを塗ったあと、エナメルスモークで陰影を強くしてます。ワイパーはフロントガラスを傷つけないようにブレード部に木工用ボンドを塗った後、つや消し黒でブレードを塗ってゴム部分を再現してます。
ついでにボディ各部のクローズアップ。

まずはフロント。ステンの60番メッシュを黒に塗って貼り込んだっす。
ヘッドライト下の小グリルはインセクトピンで作ってます。
ヘッドライトカバーも異様に厚いクリアパーツなので断面を黒塗装。
ライトレンズはキットのものはあんまりだったので、ストックパーツのものを使用。
インテークはM&Aのエッチングパーツ。

エンジンが中にあって、エンジンフードも開くようなキットでしたが、ヒンジがゴム製(!)であまりにも脆弱でフードがプラプラ不安定なので接着して固定。

せっかくエンジンを頑張って作ったのになぁ
接着にもの凄ーく緊張したパーツその1

ワイパーの基部。
接着にもの凄ーく緊張したパーツその2

「1600 SC」エンブレム。



本来は両エンブレムともフェンダー側パネルに付くものだけど、ラリー使用のオーバーフェンダーなので物理的に無理。
なので片方はドアパネルに貼りました。

ドアミラーはタミヤA110のもの。
このフェンダーの張り出しがイイ!
製作には困難を極めてるけど、プロポーションは抜群に良いキットっす。


バンパーがないとA110ってちょっと寂しい
2008/01/26
最後の仕上げ、エクステリアパーツの取り付けです。

キットのマフラーは形状が今回の趣旨に合わないので、マフラーは旋盤で削り出しました。我ながら素晴らしい質感。

リバンパーのリペットは文具屋に売ってる太い虫ピンです。
エンブレムはタミヤのA110のインレットマークを使用。位置決めが非常に神経使うっす。

しかし、インレットマークを使うか否かで随分雰囲気が変わります。今回の製作にためにタミヤのA110のキットが1つ犠牲になってしまった....
A110の特徴でもあるフロントエンド。

ここにもインレットを使用。
バンパーはインセクトピンで留めました。

んでもって、ついに完成〜〜〜
長かったッスヨ

完成品はギャラリーで!

2017/09/28
320 240

カーモデル完成:HONDA RA273 1966

※復刻版の記事です

HONDA RA273

TAMIYA 1/12

2008/11/14



 オイラは現代のF1はあまり興味はないのですが、50〜70年代のF1は別格。特に60年代の葉巻F1と70年代の各チームの個性満点のF1は特に好きです。葉巻F1は当時の簡素なオモチャのイメージで随分と誤解を受けている面がありますが、きちんとディティールを再現されたものは、とてもメカニカルでカッコいいのであります。
今回の製作で目指したのは1966年当時のものではなく、ホンダによってレストア展示されているRA273。レストア展示された資料を元に作成したので、組み立て図とは若干異なる塗装になってます。どうしてそういうことになったかちゅうと、1966年当時のカラーの写真資料が皆無なのと(オートスポーツの古本を探したけどゲット出来ず)、古いエンジンのアルミの無骨感を出すのが期間中では困難っていうのが理由なわけです....

 キットは、1968年のものなので(40年前!)、今の技術から見るとかなり粗いキットで元々がモーターライズとして設計されたために省略部分や実車とは異なる部分が多々ありますが、作ってみるとそういう部分はまったく気にならなくなるのはさすがタミヤっす(粗い部分は整形や補修が大変でしたが....)
丁度、2年ほど前からRA273を皮切りにタミヤの1/12が再販ラッシュとなっていて、キットの入手も容易(値上がり方はスゴいね)ということもあり、すでにキットは購入済み。今回の1/12のRA273はクラブの展示会がきっかけで製作しましたが、いつかは絶対に作ろうと前々から考えていたので良い機会でした。が、展示会に間に合わせるために速攻で作ったこともあって、手抜きは一切ないのですが殆ど素組みというのが少し残念であります。

撮影はデジイチ(PENTAX K100D Super)です。

 ボディカラーはクレオスのホワイトにクレオスのミドルストーンという色を僅かに加えたもの。この調合はクラブの方から教わったっす。画像では分かりにくいかもしれませんが、タミヤスプレーのレーシングホワイト(指定色)ほど黄色味が強くなくバッチリっす。
 
 斜め後ろ左側から。
 この角度から見るとエンジン部分の省略はあまり気にならず、エンジンのメカメカ感満点でカッコいいっす

 斜め後ろ右側から。
 サス関係は稼働することはするのですが、ロッド類が全てプラスチック製ということもあってたわんでしまいます。

 エンジンはガイアのシルバーを下地にして、シルバー+クリアオレンジ+スモーク+ブラックを調色した特性カラーで塗装。我ながら良い色に仕上がったかな、と思ってます。ファンネルはキットに付属のアルミ削り出しファンネルですが、実車のファンネルはポリッシュされたアルミなので元々のメッキプラパーツの部品の方が絶対にいいっす。燃料ホースはキットのものは白い電線(笑)。さすがに白い燃料ホースはおかしいので、ここは8号のデグスを着色して再現。キットではアクセルのリンケージやワイヤが思いっきり省略されてるっす(悲)

 コックピットのウインドウを止めるリベットは虫ピンっす。ロールバーにあるオイルクーラーから出ているオイルホースはそれらしい紐を白に嫡子て再現したっす。数少ないディティールアップ箇所。

 ギアボックス&デフケースの部分は配管などがかなり省略されてます。またドライブシャフトはモーターライズの名残りで少し太すぎ。テクと余裕のある人はこの辺のディティールアップにチャレンジするといいかも。精密感はかなり上がると思うっす。

 マフラーは内部をつや消し黒で塗装してるっす。マフラーの塗装色はベースホワイト→つや消し白でもつや消し感が足りないので、さらにフタットベースを多めに加えたスーパーつや消しクリアでコートしたっす。
サスのリンケージ部分は古いキットながらも再現度もよく、良い感じです。メッキパーツは薄らとスモークをかけてギラつきを落としてます。

 ノーズ内側は段差の解消からデカールの貼付けまで、なにかと苦労したっす。一見なんでもなさそうな感じですが、きちんと作ろうとするとこのキットで一番の難所と言える部分かも。
日の丸デカールは4分割されたデカールを貼るのですが、コックピット側に近い部分の出っ張りに貼る際はマークソフターなしでは不可能っす。昔からあるキットだけどマークソフターがない時代、このデカールはどうやって貼ったのか謎っす(蒸しタオル?)。
ボディサイドのラインや日の丸は最初からマスキング塗装でやったほうが結果的に楽で早いかも。


長いっす(笑)

RA273の一番好きな角度なんだけど、実車に較べると簡素な感じが否めないっす。
やっぱりディティールした方がよかったかなぁ....