※復刻版の記事です
HONDA RA273
TAMIYA 1/12
2008/11/14
オイラは現代のF1はあまり興味はないのですが、50〜70年代のF1は別格。特に60年代の葉巻F1と70年代の各チームの個性満点のF1は特に好きです。葉巻F1は当時の簡素なオモチャのイメージで随分と誤解を受けている面がありますが、きちんとディティールを再現されたものは、とてもメカニカルでカッコいいのであります。 今回の製作で目指したのは1966年当時のものではなく、ホンダによってレストア展示されているRA273。レストア展示された資料を元に作成したので、組み立て図とは若干異なる塗装になってます。どうしてそういうことになったかちゅうと、1966年当時のカラーの写真資料が皆無なのと(オートスポーツの古本を探したけどゲット出来ず)、古いエンジンのアルミの無骨感を出すのが期間中では困難っていうのが理由なわけです.... キットは、1968年のものなので(40年前!)、今の技術から見るとかなり粗いキットで元々がモーターライズとして設計されたために省略部分や実車とは異なる部分が多々ありますが、作ってみるとそういう部分はまったく気にならなくなるのはさすがタミヤっす(粗い部分は整形や補修が大変でしたが....) 丁度、2年ほど前からRA273を皮切りにタミヤの1/12が再販ラッシュとなっていて、キットの入手も容易(値上がり方はスゴいね)ということもあり、すでにキットは購入済み。今回の1/12のRA273はクラブの展示会がきっかけで製作しましたが、いつかは絶対に作ろうと前々から考えていたので良い機会でした。が、展示会に間に合わせるために速攻で作ったこともあって、手抜きは一切ないのですが殆ど素組みというのが少し残念であります。 撮影はデジイチ(PENTAX K100D Super)です。 |
ボディカラーはクレオスのホワイトにクレオスのミドルストーンという色を僅かに加えたもの。この調合はクラブの方から教わったっす。画像では分かりにくいかもしれませんが、タミヤスプレーのレーシングホワイト(指定色)ほど黄色味が強くなくバッチリっす。 |
斜め後ろ左側から。 この角度から見るとエンジン部分の省略はあまり気にならず、エンジンのメカメカ感満点でカッコいいっす |
斜め後ろ右側から。 サス関係は稼働することはするのですが、ロッド類が全てプラスチック製ということもあってたわんでしまいます。 |
エンジンはガイアのシルバーを下地にして、シルバー+クリアオレンジ+スモーク+ブラックを調色した特性カラーで塗装。我ながら良い色に仕上がったかな、と思ってます。ファンネルはキットに付属のアルミ削り出しファンネルですが、実車のファンネルはポリッシュされたアルミなので元々のメッキプラパーツの部品の方が絶対にいいっす。燃料ホースはキットのものは白い電線(笑)。さすがに白い燃料ホースはおかしいので、ここは8号のデグスを着色して再現。キットではアクセルのリンケージやワイヤが思いっきり省略されてるっす(悲) コックピットのウインドウを止めるリベットは虫ピンっす。ロールバーにあるオイルクーラーから出ているオイルホースはそれらしい紐を白に嫡子て再現したっす。数少ないディティールアップ箇所。 |
ギアボックス&デフケースの部分は配管などがかなり省略されてます。またドライブシャフトはモーターライズの名残りで少し太すぎ。テクと余裕のある人はこの辺のディティールアップにチャレンジするといいかも。精密感はかなり上がると思うっす。 |
マフラーは内部をつや消し黒で塗装してるっす。マフラーの塗装色はベースホワイト→つや消し白でもつや消し感が足りないので、さらにフタットベースを多めに加えたスーパーつや消しクリアでコートしたっす。 サスのリンケージ部分は古いキットながらも再現度もよく、良い感じです。メッキパーツは薄らとスモークをかけてギラつきを落としてます。 |
ノーズ内側は段差の解消からデカールの貼付けまで、なにかと苦労したっす。一見なんでもなさそうな感じですが、きちんと作ろうとするとこのキットで一番の難所と言える部分かも。 日の丸デカールは4分割されたデカールを貼るのですが、コックピット側に近い部分の出っ張りに貼る際はマークソフターなしでは不可能っす。昔からあるキットだけどマークソフターがない時代、このデカールはどうやって貼ったのか謎っす(蒸しタオル?)。 ボディサイドのラインや日の丸は最初からマスキング塗装でやったほうが結果的に楽で早いかも。 |
長いっす(笑) |
RA273の一番好きな角度なんだけど、実車に較べると簡素な感じが否めないっす。 やっぱりディティールした方がよかったかなぁ.... |