2022/06/30
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ゴリラ・オフロード仕様-22:エンジンの掃除

※2017年・夏頃の作業です。

あまりにもエンジンが汚いので、エンジンだけおろして掃除することにしました。


フレームの強烈なサビ具合といい、いったいどこに置いてたのかと...
いや、ほんと汚いです、特にシリンダーヘッド周りとか触る気にもならないっす。

画像の奥に写ってる真鍮のワイヤーブラシなどを駆使して頑張って汚れを落としました。
エンジンの場合、テカテカピカピカに研磨してしますと表面積が減ってそれはそれで冷却上よろしくないのでホドホドのところで。

とりあえず触れるくらいにはなりました。

2022/06/29
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ゴリラ・オフロード仕様-21:ガソリンタンクの塗装

 長らく休止(放置)しておりましたが、先ごろ、ようやく完成しましたんで振り返り&備忘録を兼ねて再開です。

当記事は「ゴリラ・オフロード仕様-21」ですが、画像を整理すると「70」くらいまでありますんで順次アップしていきたいと思います。2016〜2017年頃から現在に至る間の作業ですので「記事の公開日付」は実際に作業した日付ではないので注意です。

というわけでタンクの塗装です。

※2017年・夏頃の作業です。
※剥離からウレタンクリアのコートまで何日にも渡る作業です。

すでに塗装は剥離済み、剥離剤はデイトナの強力塗装剥がし剤。安価でかつ一般に入手できるものとしては強力なやつです(手に付着するとチクチクします)。


凹みや傷をパテで埋めサンディングして均します。微細な傷はゲル状瞬間接着剤を使ったりもします。この後、プライマーを塗り、乾いたところでサーフェーサーを塗って1週間ほど放置します。

放置する理由は数時間で触れるレベルまで乾燥するのですが、ラッカーシンナー分が残留しているので、それらが抜け切るまで放置というわけです。残留したラッカーシンナー分があると、緩やかに抜けていく残留分のラッカーシンナーの分、塗膜が縮みますので後々のウレタンクリア層のヒビや塗膜の割れなどの遠因になったりするのです。


塗装に使う塗料はカー用のスプレーではなく、ごくごく普通のホムセンで売ってるラッカースプレーを使います。


理由は
・乾燥が早い
・ソリッドカラーの場合、色味に変なクセがない
・塗膜が強く隠蔽力も強い
・ウレタンクリアでコートするので凝ったノズルである必要がない
・安い!
ま、ブラックのようなソリッドカラーで塗りつぶすにはこれで十分ってやつです。

ブラックでベタ塗りしたのち、これまた1週間ほど放置します。
完全に乾ききった後、#800〜#1000のサンドペーパーで均します。このとき画像のような状態になりますが、このサンドペーパー痕がウレタンクリアの足つけのなりますんで気にしない。ユズ肌のようになっている箇所は完全に均すようにサンディングします。


サンディングの粉をパーツクリーナーを含ませた布で丁寧に拭き取った後、2液硬化型のウレタンクリアでコートします。


ウレタンクリアによるピッカピカの艶です。ウレタンクリアの硬化まで24時間吊るしておきます。

で、塗り終わった後、夕立が降りだすという。
艶あり塗装で湿気は大敵なのにねぇ。


このタンクに今後起きる災難を暗示するような雨でした...
2020/08/18
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エアロベース・マイクロウイングシリーズを作ってみました。

 カーモデルではありませんが、机の下を掃除していたところ、数年前に買って行方不明になっていたエアロベースのマイクロウイングシリーズのキットを発見!


早速、作ってみました。

エッチングパーツで構成されるキットで、中身はこんな感じです。


素材はステンレス、部品はカッターナイフで容易に切り取れるようになっています。
接着剤も不要、部品同士を爪折りで組み合わせていき、部品同士が支え合って強度が出る感じです。

組み立て途中はかなり脆いのですが、組み上がるとかなり頑丈です。このシリーズは小さくて部品点数も少ないので誰でも組み立てはできると思います。
組み立てながら感じましたが、部品割りの構成が素晴らしく良く考えられています、感動ものです。

完成後はこのサイズです。

主翼のたくさんのリブはネジって起こすだけなので、見た感じは難物に見えますが、実はすごく簡単!

ちょっとした飾りとしてもなかなかの見栄えです。

ダイソーで小さな飾り箱を買ってきて入れてみました!

 
2020/02/22
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ゴリラ・オフロード仕様-20:リアディスクキャリパーサポート

前回はスイングアームのアクスルシャフトの15mm化を行いましたので、ホイール装着にむけて必要な部品を作っていきます。

今回はリアディスクキャリパーサポートとホイールスペーサーです。

まず、サイズ計測や装着の作業がしやすいよう、櫓を組んで上から吊りました。


ミニモトのスイングアームにはモンキー/ゴリラ純正のドラムブレーキのハウジングの回り止めがありますので、それに引っかけられるような形状のリアディスクキャリパーサポートを探したところ、TDR50のものが使えそうなのでゲットしました。

これです。


ブレーキキャリパー付きでしたが、作業のため取り外しています。

回り止めの溝がもう少しアクスル側まで達していないと装着できないため、フライスで溝を延長します。


画像を撮り忘れましたが、アクスルシャフトを通す部分もキャリパーセンターとホイールセンターを実測して厚みを調整しています。

出来上がったリアディスクキャリパーサポートがこれ


溝がアクスル側まで拡張されているのがお分かりになるかと。二つの穴はフライスに固定する際のボルトを通す穴です。不要な部分もカットしました。

スイングアームに装着してみました。


上から見るとスイングアームにある回り止めの突起がリアディスクキャリパーサポートの溝にはまっているのが分かります(赤丸で囲んだ部分)。


リアディスクキャリパーサポートとホイールハブの接点部は隙間がありますので、スペーサーを作成、スプロケ側もスイングアームとホイールの間にスペーサーを作成しました。
(スペーサー作成の画像を撮影してなかったっす)


これでようやくリアホイールが装着可能となりました。


作業前はかなり苦労すると予想していましたが、パーツの加工自体は意外とあっさりと作業は完了。最も苦労したのはホイールセンター位置の計測作業(スペーサーに必要な厚みの計測)だったっす。
2020/02/05
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ゴリラ・オフロード仕様-19:スイングアーム・アクスル15mm化

今回からリアの足回りの制作です。

既に購入済みのミニモト製の20cmロングの目の字断面アルミスイングアームですが、アクスルシャフト径はモンキー/ゴリラ系の12mmなのです。


一方、これから装着しようとするYAMAHA YZ80の14インチ・リアホイールのアクスル径は15mmです。


モンキー/ゴリラ純正の10インチホイールに比べて重そうに見えますが、実はタイヤも含めてYZのタイヤ&ホイールの方が遥かに軽いです、そりゃまぁコンペティション用のホイールですから当然かと(笑)。モンキー/ゴリラ純正ホイールってド鉄でくっそ重いんですよね。


さて、ホイールを装着するには3通りの方法
1.ホイールのベアリングを内径12mmのものに打ち替える
2.旋盤で外径15mm内径12mmのアダプターを自作
3.スイングアームの穴を15mmに拡大する
1の方法が簡単そうですが、ホイール内部のディスタンスカラー(両端のベアリング間にある筒みたいな部品)も12mm対応のものを入手、もしくは制作しなければならず、意外と面倒臭いです。2の方法は部品が増えて切った貼った感が出るのは嫌だし、そもそもスイングアーム幅とホイールハブの幅に余裕がないのでベアリングに嵌めるアダプターのフランジ厚の確保などが難しいです。ということで3の方法でいきます、基本、削るだけだし。

まず、アクスルシャフトが通る箇所を15mmに拡大します。ここはヤスリで手作業で削ると精度が出ませんのでフライスアタッチメントを装着してエンドミルで精密に切削。スイングアームのエンドが台形なので水平状態で固定するのにスペーサーを作ったりと少し面倒だったっす。


ちなみに、このために15mmのエンドミルを買いました、高かった...

ところでこのエンド部の素材ってなんでしょうね?
リッターのSSあたりのアルミスイングアームだと7N01みたいな溶接可能な超々ジュラルミンなのですが(高級素材)、ミニモト製でそれは考えにくい。おそらくA5083とかA7005あたりじゃないかと思うんですが、知ってる方いたら教えてください。

で、15mmに広げたのがこれ


まぁまぁな仕上がりかと。

この後、チェーンテンショナーを15mmのドリルで拡大して、アクスルの15mm化は完了です!


アクスルシャフトは他車からの流用です(流用車種失念)。ヤフオクで出品されている合いそうなアクスルシャフトを片っ端からQ&Aで全長とネジ山の始まる部分の長さの合うものを聞いてゲットしました。ここは引っ張り強度など強度区分について厳格な箇所なので、オートバイメーカーが「オートバイのアクスルシャフト」として製造したものを使いましょう。ホムセンで売ってる長ネジなんか使うと破断します。スイングアームのアクスルシャフトも同様です(なのでスイングアーム付属のアクスルシャフトは怖くて使ってないです)。

次回はリアディスクブレーキキャリパーのキャリパーサポートですね。

 

※2017年春頃作業