長らく休止(放置)しておりましたが、先ごろ、ようやく完成しましたんで振り返り&備忘録を兼ねて再開です。
当記事は「ゴリラ・オフロード仕様-21」ですが、画像を整理すると「70」くらいまでありますんで順次アップしていきたいと思います。2016〜2017年頃から現在に至る間の作業ですので「記事の公開日付」は実際に作業した日付ではないので注意です。
というわけでタンクの塗装です。
※2017年・夏頃の作業です。
※剥離からウレタンクリアのコートまで何日にも渡る作業です。
すでに塗装は剥離済み、剥離剤はデイトナの強力塗装剥がし剤。安価でかつ一般に入手できるものとしては強力なやつです(手に付着するとチクチクします)。
凹みや傷をパテで埋めサンディングして均します。微細な傷はゲル状瞬間接着剤を使ったりもします。この後、プライマーを塗り、乾いたところでサーフェーサーを塗って1週間ほど放置します。
放置する理由は数時間で触れるレベルまで乾燥するのですが、ラッカーシンナー分が残留しているので、それらが抜け切るまで放置というわけです。残留したラッカーシンナー分があると、緩やかに抜けていく残留分のラッカーシンナーの分、塗膜が縮みますので後々のウレタンクリア層のヒビや塗膜の割れなどの遠因になったりするのです。
塗装に使う塗料はカー用のスプレーではなく、ごくごく普通のホムセンで売ってるラッカースプレーを使います。
理由は
・乾燥が早い
・ソリッドカラーの場合、色味に変なクセがない
・塗膜が強く隠蔽力も強い
・ウレタンクリアでコートするので凝ったノズルである必要がない
・安い!
ま、ブラックのようなソリッドカラーで塗りつぶすにはこれで十分ってやつです。
ブラックでベタ塗りしたのち、これまた1週間ほど放置します。
完全に乾ききった後、#800〜#1000のサンドペーパーで均します。このとき画像のような状態になりますが、このサンドペーパー痕がウレタンクリアの足つけのなりますんで気にしない。ユズ肌のようになっている箇所は完全に均すようにサンディングします。
サンディングの粉をパーツクリーナーを含ませた布で丁寧に拭き取った後、2液硬化型のウレタンクリアでコートします。
ウレタンクリアによるピッカピカの艶です。ウレタンクリアの硬化まで24時間吊るしておきます。
で、塗り終わった後、夕立が降りだすという。
艶あり塗装で湿気は大敵なのにねぇ。
このタンクに今後起きる災難を暗示するような雨でした...