2018/09/13

Mac OSX デフォルトアプリケーションが勝手に変わる対策

前記事に引き続き、Macで起きる困った現象の対応の備忘録的記事です。

今回はOSXにてファイルのダブルクリックで起動するデフォルトのアプリケーションが勝手に変わってしまう現象についての対応です。前回の記事に引き続き、AppleScriptアプリでクリック一発で対応する方法です。

当方のOSX環境では、下記の拡張子のファイルをダブルクリックすると...
  • .pdf→プレビュー
  • .mp4→QuickTime Player7
  • .php→XCode
  • .html→FireFox
が起動するのが正常なのですが、これが不定期かつたまに
  • .pdf→Adobe Acrobat Pro
  • .mp4→QuickTime Player
  • .php→いろんなテキストエディタ
  • .html→Adobe Dreamweaver
などに変わったりします。
前回記事で書きましたが、原因は不明です。

現象や対応を検索すると結構多くの人がこの現象に悩まされているようで、一般的な対応として、
  1. Finderで該当ファイルの「情報を見る」ウインドウを開く
  2. 「このアプリケーションで開く(常にこのアプリケーションで開く:ON)」
  3. 「同じ種類の書類はすべてこのアプリケーションで開く」をチェック
という操作ですが、ファイルの修正日も変わってしまうし、こんな操作いちいち面倒臭いです。

ファイルをダブルクリックして起動するデフォルトアプリケーションの情報は
~/Library/Preferences/com.apple.LaunchServices.plist
などにあるのですが、こいつをTerminalからメンテすればよいということで、そういうコマンドを探してみたらありました。
 $ duti
ただし、brewでインストールしなければ使えません。

ここからはTerminalとbrewコマンドを使います、brewコマンドについては詳しく書かれたブログが多数ありますので、そちらをご覧ください、当サイトでは割愛します。

インストール手順は以下となります
  1. Terminalからbrewコマンドでdutiをインストールします
    $ brew install duti
  2. 特に問題も起こらなければ/usr/local/binにインストールされます。whichコマンドでインストール先のパスが分かります。後述のAppleScriptにコマンドのフルパスを記述する必要がありますので、必ずwhichコマンドで確認してください。
    $ which duti
    /usr/local/bin/duti
このdutiコマンドの使い方ですが、以下の機能があります。
  • 拡張子の現在のデフォルトアプリケーションを表示(例:pdf)
    $ duti -x pdf
    プレビュー.app
    /Applications/Preview.app
    com.apple.Preview
  • 拡張子に対してデフォルトアプリケーションを設定(例:pdfとプレビュー.app)。-xコマンドと違って拡張子にピリオドが必要です。
    $ duti -s com.apple.Preview .pdf all
dutiコマンドに設定する「com.apple.Preview」はアプリケーションパッケージ内のinfo.plistに記述されているCFBundleIdentifierの値ですが、いちいちパッケージを開いて調べるのは面倒くさいので、一旦、ファイルとデフォルトアプリが正常な状態であることを確認して「duti -x 拡張子名」で表示確認がよいと思います。

で、前回記事に引き続き、いちいちターミナル起動してコマンドを叩くのも面倒なのでAppleScriptで一発実行のアプリにします。
その方法は
  1. AppleScriptエディタを起動する
  2. 新規で新しいスクリプトウインドウを開き、以下の内容を記述します。dutiコマンドは必要に応じて記述してください、下記例はpdfをプレビューに、mp4をQuicktime Player7に設定する例です (defaultbrowserの行は前回記事のデフォルトブラウザをFireFoxにする命令です)。ダブルクォーテションとか拡張子のピリオドを忘れないようにね。
    activate
    do shell script "/usr/local/bin/defaultbrowser firefox"
    do shell script "/usr/local/bin/duti -s com.apple.Preview .pdf all"
    do shell script "/usr/local/bin/duti -s com.apple.quicktimeplayer .mp4 all"
  3. スクリプトを実行して動作確認、正常な場合はウンともスンとも言いません、問題がある場合はエラーが表示されます。
  4. スクリプトをアプリ形式で保存します。「ファイル>書き出す」を選択、ファイルフォーマットは「アプリケーション」を選択し「実行専用」をチェックします。それを好きな名前をつけて.appファイルを保存すれば「一発でデフォルトプリケーションとデフォルトブラウザまで設定できるアプリ」の出来上がり。
出来たアプリはダブルクリックで使えますが(実行時は何も表示されず処理は一瞬で終わります)、これをDockにでも登録しておけば、クリック一発でデフォルトアプリケーションとデフォルトブラウザが設定できる、というわけです。アプリですので、システム環境設定のログイン項目なんかに設定することも可能です。

上記手順で作成したアプリ一発起動で
  • デフォルトブラウザ
  • 任意のファイルのデフォルトアプリケーション
が設定でき、とても便利でございます。

以上であります!
2018/09/12

Mac OSX デフォルトブラウザが勝手に変わる対策

約半年前の前回記事で「ブログをボチボチ書く」宣言しつつ、仕事が超忙しかったり、別の個人的なプロジェクト(趣味)が忙しかったりで、ブログから少し離れてましたがな。

9/13追記:
このdefaultbrowser、うまく効くときと効かないときがあるようです。Terminalからだと、ほぼ問題ないんですが、AppleSriptアプリからだと何度か効かないときがありました。ちょっと調査継続します。

記事書きのリハビリ&備忘録みたいな感じで、うちのMacで起こる困った現象の対応について書くっす。

ワタクシ、FireFoxユーザーなのですが、週に1〜2度、勝手にOSXのデフォルトのブラウザがSafariになってしまうんです。仕事の関係で、SafariもChromeもたまに使ったりするのですが、それらを使ったからといって環境設定でいじらない限りは直ちにデフォルトのブラウザが変わるわけではないです。ウイルスチェックやマルウェアチェックを行ったり、怪しそうなアプリを起動したりとか、色々と原因を調べてみましたが、結局、どこのどいつ(アプリや常駐プログラム)が書き換えているのか、決定的な原因は不明なままです。

そんなわけで、デフォルトのブラウザが勝手にSafariにされても簡単に戻す方法を作りました。

結論から言うと「defaultbrowser」というプログラムをインストールして、ターミナルからコマンドを叩きます。で、いつもターミナル起動してコマンドを叩くのも面倒なので、AppleScriptでアプリ化してクリック一発でデフォルトのブラウザが設定されるようにしました。

まず、defaultbrowserのインストール手順です:
  1. 以下のGitからdefaultbrowser一式(defaultbrowser-master.zip)をダウンロード
    https://github.com/kerma/defaultbrowser
  2. defaultbrowser-master.zipを解凍します。
  3. Terminalを起動します
  4. Terminalで以下のコマンドを入力して解凍したディレクトリをカレントディレクトリにします。
    $ cd /解凍先のディレクトリのパス/defaultbrowser-master
  5. makeコマンドを入力
    $ make
  6. 続けてmake installコマンドを入力
    $ make install
  7. 特に問題も起こらなければ/usr/local/binにインストールされます。whichコマンドでインストール先のパスが分かります。後述のAppleScriptにコマンドのフルパスを記述する必要がありますので、必ずwhichコマンドで確認してください。
    $ which defaultbrowser
    /usr/local/bin/defaultbrowser
以上でインストールは完了です。

まず、defaulwbrowserの基本的な使い方です。
 $ defaultbrowser
とだけ入力すると、設定可能なブラウザの一覧が表示されます。

特定のブラウザをデフォルトのブラウザに指定する場合はコマンドに続けてブラウザ名を記述して入力です。ブラウザ名は上記のコマンドで表示された一覧中のものを指定します。例えばFireFoxにしたい場合は
 $ defaultbrowser firefox
と入力するだけでOK、実に簡単です。

しかし、いちいちターミナル起動してコマンドを叩くのも面倒なのでAppleScriptで一発実行のアプリにします。
その方法は
  1. AppleScriptエディタを起動する
  2. 新規で新しいスクリプトウインドウを開き、以下の2行を記述します(FireFoxにしたい例)。ダブルクォーテションとか忘れないようにね。。
    activate
    do shell script "/usr/local/bin/defaultbrowser firefox"
  3. スクリプトを実行して動作確認、正常な場合はウンともスンとも言いません、問題がある場合はエラーが表示されます。
  4. スクリプトをアプリ形式で保存します。「ファイル>書き出す」を選択、ファイルフォーマットは「アプリケーション」を選択し「実行専用」をチェックします。それを好きな名前をつけて.appファイルを保存すれば「一発でデフォルトブラウザが設定できるアプリ」の出来上がり。
出来たアプリはダブルクリックで使えますが(実行時は何も表示されず処理は一瞬で終わります)、これをDockにでも登録しておけば、クリック一発でデフォルトブラウザが設定できる、というわけです。

デフォルトブラウザ一発設定に加え、拡張子毎のデフォルトアプリケーションに対応する記事も作成しましたので、よろしけばご覧ください。

以上であります!
2018/02/05

久々の更新

最後の更新が11末なので2ヶ月ちょっとぶりの投稿です(大汗)

12月は仕事が大忙しでブログどころではない状況。
ま、これはしょうがないとして...
1月が悲惨でした。

年末に重篤な風邪にかかってしまい、年末年始はほぼ寝たきり。忘れもしない1/7、ベランダから部屋に入る際、屋外に向けてクシャミをしようと、体をひねった状態で「ハクション!」とやった瞬間に腰がピキっと!
そう、ギックリ腰です。1週間くらい、まともに動けず(ヨタヨタと動くのが精一杯)。

まだ続きが...
1月も中旬を過ぎ、ギックリ腰の症状も軽くなり風邪が治りかけたと思いきや、副鼻腔炎に罹ってしまったようで、眉間〜頬のまわりが激痛です。ピークの際は、それこそウメキ声が出るほどの痛みだったっす(副鼻腔炎がどんなものかは検索してくださいデス)。ピークを過ぎても、1週間ほどは1日に1〜2度、副鼻腔に膿が溜まっているせいか、ズッキンズッキンと痛みが出てきます。

ギックリ腰も殆ど直り(今でも少し違和感が残っているので完治ではないです)、副鼻腔炎もほぼ直って、普段の日常生活に戻りつつあったときに....

コインチェックのアレですよ(笑)
ワタクシ、12月の初め頃にCCのアカウント作って宝くじ代(1.8万円)で仮想通貨を買ったんですよよよよ。12月のピーク時には4倍くらいになって「スッゲー、こりゃ資金の追加投入か!」とか思ってたんですが、年末の下落で追加資金の投入を見合わせて少額ながら他の取引所に分散、さらに年始の乱高下で様子見(というか放置)してたんですわ。
最悪、CCが吹っ飛んでも時価にして数千円が飛ぶだけなので、「ちくしょー」で済む範囲なのでが、なかなかニュースから目が離せなくて...(笑)

仮想通貨なんてのは、少額をいかに大きくするかを楽しむものなので、最初から大金を投じてはダメだと思うんですよね、宝くじや馬券みたいなものだし。と、一時期、資金の追加投入をしそうになったワタクシが言うのもなんですが...(年末年始の乱高下がなかったらヤバかった)。

というわけで、またボチボチ更新しますんで、よろしくお願いいたします。
2017/11/23
320 240

バイク用リアサスのスプリングコンプレッサー製作

手持ちの余剰なリアサスをオクで売却する前に最低限のメンテとチェックをするため、リアサスペンションのスプリングコンプレッサーが必要になりましたので、自作しました。

世にサスペンション用スプリングコンプレッサーというものは多々あるわけで、様々な形態のものがあります。1000円台のものから油圧式の10万を越えるものまで様々です。


オートバイやMTB用のスプリングコンプレッサーを選択する際に注意点は
・4輪用はスプリングに掛けるフックが太すぎて使えない可能性が非常に高いので、例え2輪で使用可能と書いてても4輪用と銘打ってるものは避けましょう(上記の写真では中段の左のタイプが多いです)
・安いものは粗悪でスプリング表面に著しい傷がつくので慎重に選んだ方がよいです(上記の写真では上段の真ん中のタイプ、スプリングを挟む角リングの接続ネジが脆弱で曲がってしまいスプリングを傷つける事例が多いです)

ワタクシ的に簡易タイプでお勧めは
・上記の写真の上段左のストレートやアストロで売っている2輪専用品、これは安い上に使い勝手もよく評判が良いです。ただし、フックの移動量が少ないので長いサスには使えないことがあるかも(フックの移動量が少ない=バネを充分に縮ませることができない)。
・上記の写真の上段右のタイプ、DRC製もしくはUNIT製のものがありますが長めのツインショックには使い勝手がよいです。

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ということで、当方が自作したものは長めのサスから短いものまで対応できるよう、上記の写真の上段右のタイプを参考にしました。

いきなりですが、完成品です

材料は
・40mmX40mmの厚手のステンレスのLアングル(車庫にあった残材)
・アングルを結合するためのM12のボルトとナット
・M10の寸切り(全ネジシャフト)
・M10の長ナット、ナット、ワッシャー
・荷掛けフック(厚手の鉄製)
・M12の長ネジ、M10の長ネジ
・スナップピン
・M6のボルト&ナット
寸きりやM12のボルトナットは購入しましたが、それ以外は殆ど家にあったものです。ホムセンで売ってるL字40〜50mmのアングル鋼材も流用可能と思います。

製作上の難点はM10やM12の穴を開ける作業。ウチのボール盤はホビー用の小型でとてもM10の穴を開けパワーはないので、ハンドドリルで穴あけしました。それでもいきなり10mmや12mmの穴を開けるのは失敗しやすいので、最初に穴を開ける位置にポンチで印を付けた後、4→6→8→9→10→11→12mmと徐々に穴を大きくしながら開けていきます。

完成したスプリングコンプレッサーですが、どういう構造になってるかというと、下の画像でLアングルを2枚結合してコの字にしてるのが分かると思います。それをM12のボルトとナットで留めてます。
サスのマウント穴にはM10の長ネジにドリルで穴を開け、抜け防止のスナップピンを差し込むようにしています(サスマウントが12mmの場合はM12の長ネジを使う)。

別の角度から寸切りのネジを締め込むとスプリングが引っ張られる仕組みです。

フック部は以下のようになっています。
厚手の荷掛けフックをスプリングに掛かるように曲げ、長ネジのM6のボルト留めするように6mmの穴を開けた後、バーナーで焼き入れしています。これでピッチの細かいサスでも対応可能!
このフックは角をヤスリで丸めていることと、ネジ留めになっていることでスプリングのどんな傾斜にもフィットしますので、スプリングも傷つきにくいです。

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キリキリと締め込んでスプリングを縮めていくと以下のようにアッパー部が露出しますので、アッパーのお皿(スプリングリテーナーといいます)の部分を外します。
このサスの場合、スプリングリテーナーはアッパーマウントと一体式でネジ留め且つダブルナットになってます。アッパーマウントにスプリングリテーナーを差し込んでいるタイプもあります。どちらもスプリングを縮めることで外せる状態になります。

このサスの場合、ダブルナットを緩めてアッパーマウントを外します。このようなサスのタイプの場合、ダブルナットやアッパーマウントには超強力なネジロックが塗布されていますので、緩めるのは結構な気合いが必要な場合があります。
※注意:再組み立ての際、必ず強力永久タイプのネジロックを塗布し、しっかりとネジを締めてください、走行中にアッパマウント部が緩むと事故に直結します。

以下、アッパーを外し、スプリングを抜いて、ダンパーの状態やメインシャフトの錆や傷をチェックしました。

オートバイネタですが、サイズが異なりますが、MTB用のリアサスにも応用可能かと思います。とはいえ、MTBの殆どの金属バネサスはプリロードリングを緩めるとアッパー部がスルっと抜ける構造ですので、使うことはないかな...

蛇足ですが、こういう無茶をするのはやめましょう、大怪我します(恐)


2017/11/18
320 240

白いMTBのその後:コンポ&ホイール交換〜最終形態

※当記事は回想記事です

白いMTBことDirtWorks号の最終形態です。
当時、MTBのハイエンドのコンポーネントの9sから10sへの移行期(終わってないけど個人的に9sコンポ終焉期と命名)でもありましたので、海外通販の様々なショップで9s用のハイエンドのコンポーネントが叩き売り状態でありました(SRAMのリアディレイラやシフタは、レッドが不人気ってこともあって6〜7割引とかだったような)。

当時、そういう事情もありまして、一気に気の向くままにコンポーネント類をアップデートしましたよ。ちなみに、SCHWINN号に一本化するためにDirtWorks号は売却してしまいましたので、ここで紹介するパーツの殆どは手元にはありません(残念、かなり後悔してます)。なので、パーツの画像はオクで売却時に使った画像だったりします。ま、なんというか、色々と弄り倒して最後は羽化して飛び立っていった、みたいな....(違)

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RACEFACE DEUSのチェーンリングをTurbine化

通常、9s時代のRACEFACE DEUSには黒のTurbineチェーンリングが付属していますが、別売りのレッドのTurbineチェーンリングへ交換。チェーンリングボルトをレッドにすると「赤過ぎる」ので、あえてゴールドのままです。BBはTOKEN製、クランクボルトはBRAND-Xのアルミ(7075)です。

超、鮮やかです。クランク&チェーンリングは「自転車の顔」でもありますので、ここを換えると印象がかなり変わります。


SRAM X0 リアディレイラ

9sモデル SRAM X0のリアディレイラです。SRAM X0は9sモデルと10sモデルがあり、9sモデルの方はカラーバリエーションが何色かありました(アルミ、金、赤、緑、紫..)。

SRAM X0のリアディレイラはかなり贅沢で派手な造りになっておりまして、アーム類はアルミ切削加工品、アームプレーとはカーボンとアルマイト処理されたアルミプレートになっておりました。
プーリーはMFD製のベアリング入りのものに変更しています、純正のプーリーは黒です。

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SRAM X0 シフター

シフターもSRAM X0に変更。こちらもレバーやブラケッドが鮮やかなレッドアルマイトになっています。ボディカバーがカーボンだったりと、こちらも凝った造りになっています。
裏側はこんな感じです。プッシュレバーは取り付けネジを緩めて位置を調整できるようになっています。こちらには画像はありませんが、シフター取り付けブラケットはディスクブレーキレバーブラケットを兼ねるダイレクトマウントオプションも存在します。
SRAMのMTB用シフターはかなりクリック感が強く重目の操作感になっておりまして、これがネガティブな感じかというと、全くそんなことはなく、例えばオフロード走行時の凸凹で車体が暴れている際のシフトチェンジで「ハッキリとしたクリック感」は逆に明確な操作の感覚として助けになったりします。ワタクシ、結構その操作感が好きでSCHWINN号でオフロードを走る際にもSRAMのシフターを使っています。

ちなみにシマノと混在で使用する場合(9sモデルに限って言えば)、
OK:SRAM フロントディレイラ+シマノシフター
NG:SRAM リアディレイラ+シマノシフター
となります。

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SRAM PG990 リアスプロケット

こちらはSRAM X0シリーズで推奨のSRAM PG990スプロケ(11-34T)です。
シマノのXTR/XTと同じくスパイダーアームにギアがマウントされる構造ですが、重量は320gと決して軽くはないです(XTより少し重いのかな?)。

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ブレーキレバー〜シマノXT BL-M775

シフターをデュアコンから通常のシフターにしますので、ディスクブレーキのレバーも交換せねばなりませんでした。そこで選んだのが、シマノXT BL-M775。マスターシリンダーのピストン口径はBL-M755と変わりませんので、キャリパーBR-M755に使用して問題なしです。

このタイプはオートバイパーツ風に言うといわゆる「ラジポン」つまりラジアルポンプ形式のマスターシリンダーです。オートバイ界隈では非常に評価の高いラジポンですが、MTB界隈ではなぜかこの形式は敬遠されその後のモデルでは旧来のポンプ形式に戻ってしまいました。リニアなタッチでけっこう好きです。ブレーキホースは見た目重視でGoodridgeのステンメッシュです。

AZONIC Outlaw ホイール

けっこう前から売られているホイールです。というか2017年の11月現在でも現役商品のロングラン製品です。リム幅32mmながら前後セットで2.3kgと、この幅のMTBホイールとしては軽量です(過去記事のNS-BIKESの32mmリム+Novatecハブで製作したホイールはセットで2.7kgほどあります)。XCからダウンヒルまでこなせる、隠れたロングセラーな名品、素晴らしいホイールです。ワタクシ、SCHWINN用に黒のセットも持ってます。

このホイールのもう一つの利点としては、フロントホイールがQRと20mmアクスルの両方で使えること。丁度、当時は(というか今も)White Brothersの20mmアクスルのフォークを持っていましたので重宝するかな、と思って購入しました。

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DEDA ZERO1 ステム

これまで、Kalloy ASAステムを装着していましたが、ASAステムはオンロード用であり、MTBでオフロード使用は禁止(とマニュアルに書いてました)、またCannibalフレームが大きいということもあり、堅牢でカッコいい短くて安いステムはないものかと探しておりましたら、DEDAのステムがイイ感じ。

こちらのステムの使用環境はオールマイティ、見るからに堅牢そうなステムです。MTBの場合、軽さも重要ですが、それよりも丈夫あることの方が優先しますので(走行中に壊れちゃ意味ないですからね)...

オンロード専用のステムと較べると、どれくらい造りに差があるかといいますと、以下のような感じです。奥のKalloyのステムは見るからに軽量ですが、薄く細く最小限の強度な造りになっています。

FSA FR270 シートポスト

最終形態変更時に換えたものではありませんが、シートポストはFSAのゼロオフセットのシートポストです。

サドルのマウント部は一見、凄く緻密で凝った感じに見えますが、SyncrosのMicro Adjustなどと較べるとチープさは否めません。

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LizerdSkinのグリップ

こちらも最終形態変更時に換えたものではありませんが、いちお使用部品として。白いグリップは白さを保つのが厄介そうに感じますが、日常使用の黒ずみ汚れの場合、パーツクリーナーをブッシューと吹き替えて洗浄すれば概ね元の白さに戻ります(ただし、オフロードを走って擦り込んだような泥汚れはあまり落ちません)。
ロックオングリップのロックリングですが、様々な形態が見られますが、多勢の規格としてODIの規格がありまして、LizerdSkinのグリップはそのODIの規格と同じです。同じODI規格同士であればロックリングは使いまわせますので、小ネタですが。

Ritchey Maratonサドル

RitcheyのMaratonシリーズのサドルです。薄く軽い割にかなりソフトは座り心地です。お値段は確か実売で3千円台ではなかろうかと。体と接する重要なパーツですが、山を走ると汚れるのも早いのであまり高価なサドルは買わないことにしてます。

こちらはMaraton V2、確かレディース用でやや幅広、後部も少しクッションが厚くなってます。お値段は上のものと同じくらいだったかと。

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以下、装着後の画像です

ハンドル周り、これはビフォーの画像、XTのデュアコンです。

これがアフター、XT BL-M775、SRAM X0シフター、DEDA ZERO1ステム、Lezerd Skinグリップ。

SRAM X0リアディレイラにSRAM PG990スプロケットです

最終形態前ビフォーの車体です。

これが最終形態アフターのオフロード仕様、タイヤはシュワルベのレーシングラルフです。あぁ、かっこいい、手放すんじゃなかった...

この角度から見るとちょっとゴテゴテしてヤカマシイ感じがしますね。赤い部品を減らせば良かったのかなぁ。

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オンロード仕様のホイール&タイヤに換えた状態です、ホイールは前の記事で書いたNS-BIKESのリム+Novatecハブ、タイヤはHALOのTWIN RAILです。2.2インチ幅ながら、GEAX TATOO(2.3インチ幅)よりも200g/本くらい軽く、直進時は設置面が少ないので漕ぎも軽いです。

これにて、DirtWorks Cannibalの記事は終了でございます。
次回記事はまた別の話題をば...