2022/08/02
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ゴリラ・オフロード仕様-55:スピードメーター速度センサー

※2022/8中旬まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

中華デジタルメーター(SS182)のスピードメーターの速度センサーを取り付けます。

適当なスチールの端材でこんな形状のものを作りました。穴は大きな方が12mmで速度センサーが嵌ります。小さい方は8mmで車体に取り付けるためのボルト穴です。


センサーをつけるとこんな感じ。スチール製なので錆びないよう、この後、黒の缶スプレーで塗装しました。


車体のどこにとりつけるかというと、ここ、フロントブレーキの最下部です。キャリパーサポートのボルトと共締めで装着します。


センサーを固定しようと、付属のナットを締めたらですよ、なんとなんと簡単にナットが割れてしまいました...モノがモノだけにそんなに強く締めてないんですが、何という中華クオリティ!


代わりのナットを入手するためにセンサーのネジ部を計測します。計測値はM12のピッチが1.0mm、いわゆる極細目という規格のナットです。


こういうものはモノタロウが選択肢が豊富で注文もしやすいです。目的のナットはこれです。錆びるとメンドくさいのでステンレスにしました。

六角ナット 3種 極細(ステンレス)  M12 x P1.0
https://www.monotaro.com/p/4221/8364/



これを注文してナット問題は解決!

次にセンサーがピックアップするマグネットを装着します。中華デジタルメーター(SS182)には小さくて強力なマグネットが3つ付属しているのですが、ワタクシのバイクのディスクローターには埋め込める場所はなさげなので、MTBのサイコンに付属のマグネットを使います。

サイコンのマグネットはM3のネジと専用のナットでスポークに留めて使うのですが、ディスクローターにネジ留めできるようスペーサーを作ります。


ディスクローターに装着するとこんな感じです。裏面のナットはあまり強く締め込めませんのでネジロックを塗布しています。



センサー側もモノタロウに注文のナットで無事に取り付け完了しています。


後日談:
シェイクダウン時、スピードメーターが無反応。ちょっと焦りましたがSNSでマグネットとセンサーは遠すぎても近すぎてもダメという助言を頂き、間隔を再調整し、無事スピードメーターは正常動作となりました。

なお、タイヤ外周長など、メーターの設定は下記の記事を参照してください:
保存版&備忘録:中華デジタルスピードメーターの設定(SS182/Koso RX2Nフェイク)

2022/08/01
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ゴリラ・オフロード仕様-54:MINIMOTOリアグラブバー装着

※2022/8中旬まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

テール周りの作業を行なった際、純正キャリアを外す代わりにグラブバーは欲しいということになりまして、色々と選定した結果、安価で見た目もまぁまぁなミニモト製のアルミグラブバーを購入しました。


ボルトオンで装着は容易かと思ったら、とんでもないことでございます。DAYTONAのキャリアレスキットと思いっきり干渉します。

どれくらい干渉するかというと、この画像でケガいているライン分ガッツリと干渉します。このキャリアレスキット自体がアップテールな感じですので、干渉して当然かと...


幸いにしてDAYTONAのキャリアレスキットはかなり厚みがあり頑丈なのでザックリ切っても問題はなさそう、ってことでグラインダーでカットしましたよ(新品なのに...)。


これだけカットしないと同時使用できない、ってことです。強度面はどうかというと、これくらい厚み(3mm、人力では簡単には曲がりません)があるものです。支えるのはテールランプ&ナンバープレート&ウインカー&保険証ケースでそれほど重量がかかる場所ではないので大丈夫。


リアサスを外してタイダウンで吊るしてる状態ですが(リアサスを外している理由は今回のグラブバー装着作業とは関係ないです)、これでDAYTONAのキャリアレスキットとMINIMOTOのアルミグラブバーが同時に無事装着できました。

この画像で干渉部分が分かると思います。


これでシートを装着して作業完了かと思いきや、シート後端の赤丸で囲んだ膨らんだ部分がグラブバーにガッツリ干渉します。これはシート表皮を留める爪を起こして表皮をめくり、シートの形状を力技でグイっと凹ませ表皮を元に戻して解決。


シートを装着して完成です!
シートとグラブバーの位置関係も間隔が広すぎず狭すぎず、良い位置関係です。


それぞれのパーツ単体であれば干渉はなかったんだと思いますが、意外と苦労させられたテール周りでした。キレイに仕上げることができてヨカッタ、ヨカッタ。

2022/07/31
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ゴリラ・オフロード仕様-53:リアブレーキセットアップ

※2022/8中旬まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

リアブレーキはTDR50のリアブレーキを丸っと移植しています。
ホースは前にの接続済、マスターのOHとセットアップを行いました。


リアはフロントとは違って、いたってスムーズにコトは運びました。ブレーキの引き摺りもなく良好です。

2022/07/30
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ゴリラ・オフロード仕様-52:フロントブレーキセットアップ

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この段階で残作業は前後ブレーキのセットアップとフロントの灯火類です、それらが済めば公道に出れますんでモチベーションも上がるってもんです。

ブレーキが全くないバイクの車体って傾斜での取り回しに意外と難があったり、エンジン始動の際など意外とやりにくいんですよ。

当初、装着しようと思ってたスズキのレッツのマスターです。ピストン径1/2で小ぶりなボディでいい感じだったんですが、なんと対応ハンドル径が細くて普通のハンドルには装着できません。口径を広げられる形状でもないので不採用!


これまでYAMAHA マジェスティ125のマスターを暫定的に装着してたのですが、色々と漁ってYAMAHAの何かのマスターを使うことにしました(おそらくマジェスティ250の部品かと、1/2とピストン径の刻印があるのが助かる)。中華製の安い汎用マスターなどありますが、さすがにブレーキパーツは国産純正をOHした方がよいということで。分解&洗浄してリフレッシュキットでOHです。


セットアップの際、ブレーキのブリーディングはMTBのディスクブレーキで使ってたものが使えて便利だったっす。


当初のブレーキホースはホンダの純正の何か(笑)、フィッティング部のクラッシュワッシャーなどはもちろん新品です。ブレーキフルードはスズキ純正のDOT4です。ブリーディングは定番の整備作業なので説明不要かと。


マスターについてたレバーがやたらゴツいのでヤマハのスクーター用の純正レバー(パーツ番号:3RY-83922-01)に変更します。ショートレバーになっていい感じです!


ここまで作業してフロントブレーキの作業は完了!

と思いきや、思いっきり引き摺ってます。パッドが戻らない/片押しタイプなのでスライドピンの動きが悪いのどちらか、もしくはその両方なのでブレーキキャリパーのオーバーホール確定です!

ついでに、チョイスしたブレーキホースが長いのです...


精神的にも見た目的にもよろしくないのでキャリパーOH時に同時交換っすね。

後日談ですが...

長すぎるホース長=75cmだと思い、70cmのブレーキホースを購入したところ....


あれれ?長さが足りない〜〜〜


実は当初の長すぎるホース長=75cmではなく、85cmだったろいうオチです。この後、再びブレーキホースを購入、現行のスズキGSX-R250のホースが79cmでドンピシャサイズでした!

2022/07/29
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ゴリラ・オフロード仕様-51:純正マフラーヒートガード

※2022/8中旬まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

エンジンの始動も無事に終わり、全波化した発電系統や電装など問題ないことも確認したのですが、やたら足が熱いのです。いや、熱いってもんじゃなく火傷しますぜ、OVERのログが足に転写されそうです(笑)。


このバイクの購入時、RPMのダウンマフラーでしたので純正ヒートガードはないんですよねぇ。ヒートガードつけるとせっかくのOVERマフラーも隠れちゃうし、できればヒートガードは装着したくなかったんですが...

しかし火傷してしまうほど熱いので見た目は二の次です。モノは考えようで林道での転倒時にOVERのサイレンサーが傷だらけになるのを防ぐのに役立ちますし。

ヤフオクでテキトーなヒートガードを500円ほどでゲットしました、錆だらけですが塗装前提なので構いません。高価なものではないのでキレイなのが欲しかったら新品を買うし。


サンドペーパー、ボンスター、ワイヤーブラシなどで錆を落とし、パーツクリーナーで脱脂した状態です。


裏側は激しく錆びておりましたので、ほとんどワイヤーブラシ攻撃です。


裏面は錆の跡が残って完全には取りきれなかったけど、この部品自体、オフロードでコケると傷だらけになる消耗品と割り切ってますんで気にしないことに。

表側は錆の除去だけで割とキレイに見えますんでこれでもいいかなと思ったのですが、車体に合わせてみるとギラついて浮いちゃいますんでやっぱ塗ります。

表面はサンドペーパーの擦過跡をそのまま塗装の足付けとしてプラサフを塗りました。


乾燥待ちの間にヒートガートのマウント用のボルトを作ります。普通のステンレスのキャップボルトではいかにも「ホムセンで買ってきた」みたいな感じでダサいので低頭にして角も落とします。


ボルトは旋盤へのチャッキング時にネジ山を傷めないよう、中心点が出るようにジグにネジ混んでホールドしています。削るとこんな感じです。値段の高いネジっぽくなります。


ついでなのでストックが切れたので何本かレーシーな外観のボルトを作っておきます。ハンドルパーツや外装など以前から目立つ箇所にはこういうボルトを作り置きして使ってます。一番上のボルトは削る前のもの。


プラサフが乾きましたんでオキツモの耐熱ブラックで塗りました。耐熱塗料が必要になるほどヒートガードが熱くなることはないんですが(そんな状態になるならヒートガードの意味がないし)、普通の塗料の黒でもいいんですが、こういうときでもないと耐熱ブラックはいつまでも使わずに置いたままなので。


オキツモの耐熱塗料は熱を加える必要がありますんで、ホットプレートを120度にして30分ほど熱を加えます。


これは不要になったホットプレートで焼き付けが必要なときや部品に熱を加える必要がある場合に使っています。180度未満で温度設定できる優れものの加熱器です!

と、ホットプレートの鉄板とヒートガードが密着できず、ヒートガードに熱が入りませんので、荒技でストーブ&脚立で熱を加えることにしました。
※この作業は2022の1〜2月頃です。


これで乗車時に熱い思いをせずに済みます。