※2017年・夏頃の作業です。
リアホイールには90年代頃のYZ80のリアホイールを使用するのですが「以前からドリブンスプロケをどうするか?」という難問がありまして、色々と探し回ってようやく解決へ。
まず、YZ80のチェーンサイズは428です、一方、モンキー/ゴリラは420。ですので、YZ80のホイールに装着可能な420チェーン対応の48Tのスプロケを探したのですがそんなもん無いです。長らく探していく内に流用可能なものを発見。それはカワサキKX60/KX80の旧モデルのスプロケ、420チェーンです。
KX60/KX80のスプロケはインナーのホールが100mmでYZ80と同じ、異なるのはマウントのPCDだけで
・KX60/KX80:120mm 4穴
・YZ80:116mm 4穴
ということで、KX60/KX80のスプロケを買ってマウントの穴を開け直せばよし、と。
ダメだった場合を想定して比較的安価で穴を開けやすいもの、ということでUSのJT Sprocketというメーカーから出ているスチールのスプロケを購入して穴を開け直しました(皿ネジ対応の穴がそれです)。
ダメにしたドリルのビットの値段を考えたら安価なスチールよりもAFAMあたりのアルミスプロケの方がよかったかも、と後悔。
まぁ、これでドリブンスプロケ問題は解決です。
ドリブンスプロケができましたんで早速チェーンラインの割り出しです。
上記のような状態にして純正のスプロケの何mmくらい外側に定規がくるのかノギスで計測して割り出した結果が7mmです。ってことで7mmオフセットのスプロケを買えば解決ですな...
とか思ったのですが、定規を当てていて新たな問題が発覚!
定規がスイングアームのリアサスマウントにやたら近い、干渉はしないけど危うい近さ!
嫌な予感がするのでリアサスのマウントボルトを差し込んだ状態で想定するチェーンラインにチェーンを合わせてみたところ...
リアサス本体やリアサスマウントには当たらないけど、チェーンが上下に暴れた際やシフトダウンでチェーン上側が弛んだとき、リアサスマウントボルトに思いっきりチェーンがヒットします。
ヒットしたところですぐに何か起きるってことはないですが、ボルトが削れる、チェーンにダメージがあるってことで、この箇所にチェーンスライダーが必要なことが確定!
1つ問題を潰せば新たな問題が発覚、カスタマイズあるあるっすね。