2022/08/17
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ゴリラ・オフロード仕様-70:ジェネレーターカバーを磨いてみる

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
※2022/6月末です

ジェネレーターカバーが曇りと腐食で凄くボロく見えるので磨いてみることに。


サンドペーパー、#400〜#1200くらいまで段階的に使って概ね金属地の輝きを露出させました。ここからラビングコンパウンドで根気よく磨いていきます。


これがラビングコンパウンドで磨いた後、手が真っ黒け(笑)。ポリッシュ仕上げが目的ではないので、これくらいで勘弁してやることに。


装着してみました、いやぁ、ピカピカで気持ちいいです。



2022/08/16
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ゴリラ・オフロード仕様-69:公道でシェイクダウン

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
※2022/6月末です

ようやく公道を走れます。全て自分で行ったカスタマイズ、特異な足回り、ちゃんと走るかかなりドキドキです。まずは近所をグルっと回ってみました。


乗り味は割と普通で拍子抜けするくらいです。ハンドリングにもっとクセが出るかと思いきや、そうでもなかった。

で、初走行で以下の不具合が発覚しました...
・ギアチェンジが異様に固い、チェンジ不良が頻発
・スピードメーターが動かない
・右ミラーが緩んだ

まぁ、これだけで済んだもんだと。

チェンジ不良はこのバイクの納車時にはなかったものなので、長年の放置で動きが渋くなっているものと判断、古いオイルが疑い濃厚なので急遽、オイル交換しました。


実はオイル交換は行っておらず、すぐに油温計を取り付けるつもりだったので、オイル交換はその際にと思ってたんですが前倒しで行いました。

オイル交換後、シフトペダルをガチャガチャ動かしていると徐々に動きが滑らかに、ギアチェンジもキマるようになりましたんで、各ギア段で100回ずつくらい動かすと復活しました。

長期放置でギアチャンジで渋くなるんですね...初めて体験しました。

気を取り直して、今度は少し長めの距離を走ってみました。


何も問題なく、まずまずイイ感じですので、個人的に「テストコース」と読んでいる近所の農道で全開まで試してみることに。


88ccにボアアップしただけのエンジンの宿命なのか7000rpmを超えたあたりで頭打ちになります。そこまではかなりスムーズな吹け上がりと加速です。最高速は7000rpmで60km/hくらい。キャブやカムを88cc対応に改修すれば10000から11000くらいまでイケるはず、80〜90km/hはイケるでしょう。

さて、このバイクで最も懸念していたのがチェーンスライダーへの負担です。特異な足回りのせいでチェーンスライダーにはかなり負荷がかかるはずなので、一気に削れていたりするとヤバいのですが...


30kmほど走った結果は、まずスイングアームのナイロン製のチェーンスライダー。


だいたい想定内、というか想定ほどダメージはないです。もう少し削れてチェーンのローラー部がスライダーに接触し始めると磨耗はほとんどしなくなると踏んでいます。

リアサスのマウントボルトをガードするPOM製のチェーンガイドの方はこんな状態。


こちらの方が強くピンポイントでチェーンが当たっているかずですが、減りは少ないですね。POMの方がスライダー用途としては優れているかもですね。

というわけで、シェイクダウンはつつがなく完了したのでありました。これでほとんど不安なく公道を走れます!

2022/08/15
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ゴリラ・オフロード仕様-68:シェイクダウン前の調整その3

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
※この作業は2022/6月末の作業

雨なので、公道シェイクダウンできないので車体の調整です。最後の調整箇所は右ステップのボールプランジャー留め加工です。「ボールプランジャー」って聞きなれないと思いますが、ステップ回転部などにスプリングとボールが仕込んであってステップを畳むとボールが凹みにハマってカチっと畳んだ状態を維持するアレ、ですよ(説明、長っ)。

キックペダルとステップの位置関係から、エンジン始動のキックの際、ステップを畳んだ状態でキックを踏まないといけないのですが、キックを踏んだ拍子にステップが元の状態に展開しちゃうんですね。再びキックを踏む際に再びステップを畳むと...畳み忘れてキックを踏むとキックアームがステップにガチっ!と当たると。ということでステップを畳んだ状態で維持できるようボールプランジャーを仕込みます。

用意するのはボールとスプリング、スプリングは模型パーツのジャンク在庫から。ボールは不要になったステアリングステムのボールベアリングからです。良い感じで両方とも口径が5mmです。



ステップをバイスに固定して5.1mmの穴を掘ります。少し大きめにするのはボールとスプリングがスムーズに動くように。


ボールとスプリングを入れ、ボールがスムーズに動くことを確認します。スプリングやボールの錆止めも兼ねて穴の中はグリスを多めに塗っておきました。


つぎにステップホルダー側にボールが嵌る凹みを掘ります。4.5mmくらいのドリルで凹みの足がかりを作って5mmのボールエンドミルで凹みを球状にします。ボールエンドミルがなければドリルで掘ったまま可、こだわりの問題です。


ステップホルダーの内側、矢印の部分がステップを畳んだときにボールがハマる凹みです。


これでステップを組み立てれば完成。ステップを畳むとうまい具合にカチっとステップが留まり、キックを踏み降ろしてもステップは畳まれたままです。

明日は雨は降らないらしいので、ようやく公道で試乗ですね。

2022/08/14
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ゴリラ・オフロード仕様-67:シェイクダウン前の調整その2

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
※この作業は2022/6月末の作業

シェイクダウン前の調整、続きます。本来はこの調整しているときがシェイクダウンだったのですが、雨が降りましたんで入念に整備とあいなりました。ちょっとした車両検査並みですな。

バックミラーを取り付けて角度を調整、ブレーキマスターがヤマハの純正品ですのでバックミラーもヤマハ製、N-MAXの純正ミラーです。


ちょうど、日も暮れましたので光軸の調整です。採用したLEDヘッドライトがいかに明るいかこの画像で伝わるかと。もう少し左右方向に光が拡散してくれるとよいのですが。


メーターのコネクタ部の防水カバーを少し切り詰めてよりフィットしてスマートな感じに、タイラップも締め直しました。


ハンドルを左右に切った際にケーブルやワイヤーが擦れる箇所にラバーシートを追加しました。ケーブル類にもタイラップ締結を増やして見た目スッキリと。


完成のご褒美に田中商会製のアルミ削り出しクラッチカバーを取り付けました。エンジンまわりでこの部品だけピカピカで浮いてるけどカッコイイ!


ガソリンタンクをコンパウンドで再度磨き、にホンダのウイングロゴシールを貼りました。



2022/08/13
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ゴリラ・オフロード仕様-66:シェイクダウン前の調整その1

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
※この作業は2022/6月末の作業

公道を走る上で不具合になりそうな箇所、不快を感じそうな箇所、不便を感じそうな箇所などをチェック&調整していきます。

まず、マフラー。ヒートガードなしでは内股を火傷してしまいますので取り付けました。サイレンサーが見えなくなるのは残念ですが、オフロードでの転倒時のプロテクターにもなるので見た目よりも機能優先ということで割り切ることにしました。


つぎにシート形状の調整します。元々、このシートは尻側が上がりすぎててどうにも収まりが悪いのです。タンクに向かう傾斜面に腰掛けてる感じなのでシートのアンコを削って調整します。


このタイプのシートはシートの表皮を爪で留めているだけなので簡単に中身のアンコ(スポンジ)を取り出せます。アンコは大型のカッターナイフで大まかに削っていきます。


途中、何度か車体に取り付けて座り心地を確認します。ほどよい感じになりましたらカッターで削った表面を粗めのサンドペーパーで均します。スマホのデジカメのレンズが曇っていたのに気づかず、妙な画像です。


だいたいこんな感じになりました。ビフォーと比べると傾斜がなくなっているのが分かると思います。できればもうちょっと後ろの跳ね上がりを抑えた方が良かったかも。


組み立てホヤホヤのカスタムバイクなので、各部のボルトの締め具合を確認します。特に足回りの締め忘れは重大な事故に直結しますので念入りに。


ボルトナットの緩み確認の後、リアサスのプリロード、ペダルの角度、左右レバーの開き具合など調整しました。

続く...