2022/08/13
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ゴリラ・オフロード仕様-66:シェイクダウン前の調整その1

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。
※この作業は2022/6月末の作業

公道を走る上で不具合になりそうな箇所、不快を感じそうな箇所、不便を感じそうな箇所などをチェック&調整していきます。

まず、マフラー。ヒートガードなしでは内股を火傷してしまいますので取り付けました。サイレンサーが見えなくなるのは残念ですが、オフロードでの転倒時のプロテクターにもなるので見た目よりも機能優先ということで割り切ることにしました。


つぎにシート形状の調整します。元々、このシートは尻側が上がりすぎててどうにも収まりが悪いのです。タンクに向かう傾斜面に腰掛けてる感じなのでシートのアンコを削って調整します。


このタイプのシートはシートの表皮を爪で留めているだけなので簡単に中身のアンコ(スポンジ)を取り出せます。アンコは大型のカッターナイフで大まかに削っていきます。


途中、何度か車体に取り付けて座り心地を確認します。ほどよい感じになりましたらカッターで削った表面を粗めのサンドペーパーで均します。スマホのデジカメのレンズが曇っていたのに気づかず、妙な画像です。


だいたいこんな感じになりました。ビフォーと比べると傾斜がなくなっているのが分かると思います。できればもうちょっと後ろの跳ね上がりを抑えた方が良かったかも。


組み立てホヤホヤのカスタムバイクなので、各部のボルトの締め具合を確認します。特に足回りの締め忘れは重大な事故に直結しますので念入りに。


ボルトナットの緩み確認の後、リアサスのプリロード、ペダルの角度、左右レバーの開き具合など調整しました。

続く...

2022/08/12
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ゴリラ・オフロード仕様-65:仮:完成!

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

2022年6月下旬の日、いちおうの完成です

2016年夏に納車、そこからコツコツと始め、このブログを開設して反映し始めたのが2017年の夏。途中、2018年になると作業もブログの更新も途切れ始め、2018年後半に放置状態に。

放置になった原因は...
・電装系って嫌いだし、よく分からんし、面倒臭い
・サイドスタンド取り付けの解決方法が閃かない
・別の趣味に没頭し始めた
です。

2021年の夏になって、ふと「このまま放置はいかん」と思い立ち少しずつ作業を再開(嫁にも「あのバイクはいつ動くん?」とネチネチ言われてた)。そこから約1年でなんとか完成まで漕ぎつけました。

感無量!


前から


自賠責も契約してきました(任意保険は原付特約締結済み)


あとは公道に出るための細かい調整やチェックを行えば晴れて完全完了&シェイクダウンです!

2022/08/11
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ゴリラ・オフロード仕様-64:ドライブチェーンの張り替え

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

ドライブチェーンを新品交換します。

まず、古いチェーンを外した後、リアを天吊り状態にしてリアサスを取り外します。その状態でドライブスプロケットとドリブンスプロケットが最も遠くなる距離までスイングアームをボトムさせます。


通常、ドライブスプロケットとドリブンスプロケットが最も遠くなる距離はスイングアームが水平になる位置なのですが、ワタクシのゴリラ・オフロード仕様の場合、水平になる位置以前にリアサスのフルボトム状態になりますのでその位置までスイングアームを沈めています。

採用したチェーンは台湾KMCのゴールードチェーンの420、何リンク必要なのか不明でしたので最も長い130リンクを購入。オートバイの世界ではD.I.DやRKがトップブランドになりますが、KMCは自転車(ロードやMTB)ではシェアも大きくトップブランドとして定着しています。シールチェーンであればD.I.DやRKを選択するところですが、ノンシールなのでKMCでOK!


チェーンを仮留めし、所定の位置でチェーンカッターでチェーンをカットします。


車体に装着し、チェーンの張りを調整して完了です。チェーンの張り調整は空荷重ではなく、ドライブスプロケットとドリブンスプロケットが最も遠くなる状態で行うのが正解です。



2022/08/10
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ゴリラ・オフロード仕様-63:電装の接続とケーブル&ワイヤーの取り回し

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

ヘッドライト&フロントウインカーの装着が終わりまして、これの配線を接続&動作確認をして電装系の作業は完了です(長かったなぁ、電装系の作業は...)。


まだこの時点ではケーブルやワイヤーの取り回しの整理や固定をしていないので雑然とした状態になってます。ひとつひとつ、弛み過ぎたり突っ張ったりしないよう、取り回しを丁寧に決めて誘導/固定していきます。

まずヘッドライト周りです。3箇所の矢印で指すようなコイル状のガイドを作ってケーブルやワイヤーの取り回しを誘導しています。縛りつけられないけど取り回しルートは決めたいってときの手法です。3mmのアルミ線や2mmの真鍮線をラジオペンチを使って作ります。


タンク下のアクセルワイヤーです。何もしないとタンク左側からはみ出したり、タンク底に擦れたりしますんで誘導しています。ケーブル類はフレームの塗装にダメージがないよう、ラバーシートを巻いた上でフレームに固定しています。。


バックボーンのケーブル類を整理&結束してタイラップで固定しました。最初の画像よりはスッキリ見えると思います。バックボーンに並ぶコネクタは左からイグニッション、ハンドルスイッチ、デジタルメーター、テールランプ(横向きになってるコネクタ)、ギアポジションセンサー、レギュレーター、画像では見えませんが車体右側にもイグニッション電源コネクタなどがあります、すべて防水コネクタや防水キボシです。シート下にあるのはハイビームとロービームの防水リレー&防水ヒューズボックスです。


※バッテリコネクタの裏蓋を開けているのは、この後、充電用のケーブルを接続するためです。施工しておくとバッテリを外さずに充電できて便利です。

ゴチャっとしていますがタンクを装着すると見えなくなります。ゴリラのタンクはトンネル部が大きく、これだけ電装を並べてもまだ余裕があります。


バッテリも新品に交換済みです。YTR4A-BS/FTR4A-BS互換のアマゾン最安値のバッテリ(笑)、その名もBattery Man!BM4A-BS。不安な方はGSユアサなどを使いましょう、ワタクシ、大きな方のバイクには問答無用でGSユアサです。


後日談:
格安でしたが普通に使えてます。特に問題はないです。

前述しましたが、最後にバッテリ充電を容易にするためのケーブルをバッテリコネクタに取り付け、RCAプラグを装着しました。


通常はラバーの防水キャップになっていますが、キャップを取り外して充電用ピンプラグコードを接続することでこのまま充電が可能です。


ちなみにワタクシの4輪2輪用のバッテリー充電器はピンプラグコード対応に改造済みです。

2022/08/09
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ゴリラ・オフロード仕様-62:フロントウインカーのステーの製作と取り付け

※2022/8/19まで、ゴリラ・オフロード仕様製作は毎朝1話ずつ公開されます。

フロントウインカーのステーの製作です。シェイクダウンに際してアルミ板の工作はおそらくこれで最後だろうと。材料はメーターマウント製作で余ったA5052材。



公道運用の開始後にまた色々と要改善点が出てくると思います。

切削パーツ作りは楽しいです。削ってる最中は無の境地(笑)。とりあえず、旋盤&フライスの周辺が切削屑で凄いことになってますんで掃除します...


できあがったウインカーステーはこういう形状のものです。小さな穴はフォーククランプに留めるM6の穴、大きな方はラバーマウントのグロメットを嵌める15mmの穴(って、この時点では間違えて12mmの穴になってて、この後に15mmに拡大)。


グロメットを嵌めます。使っているグロメットはメーターマウントで使ったものと同じ、3.0mm厚対応、内径11mm、溝外径15mm、厚さ7mmのEPDM製。


アルミ(A2017)で作ったカラーを装着します。


これをウインカー用のフォーククランプに取り付けてフロントウインカーの装着は完了です。これで灯火類の取り付けは全て完了ですね。


あとは配線の接続を行い、ケーブル類の取り回しを整理すれば電装系は終了となります。配線作業は次記事へ続く...です。