部品類も概ね揃ってきたところで、モロモロの作業準備ッス。
まず、旋盤。
ウチで使ってる旋盤は卓上旋盤でも最もサイズの小さなSIEG C1です。切削の最大径は70mm、モーターパワーは150wです。バイクパーツであれば、各種スペーサーからフライスアタッチメントを取り付けてキャリパーサポートの製作まで可能ッス。『これがないと始まりません!』ってくらいウチでは使用頻度が高い機械ッス。
ただ、ウチの旋盤は小さくて非力で剛性もショボいので、1回の切り込み量があまり大きく取れません。つまり少しずつしか削れないので、切削作業はとても時間がかかるッス。また、機械自体が小さい=各部の造りも華奢で剛性も低いということですんで、無理をすると歪みが出て加工精度が落ちるっす(その前に大抵の場合は過負荷でモーターが自動停止するけど)。それゆえに旋盤を買う時の鉄則は「予算が許す限り大きくパワーのあるものを」なわけです。
小さいながらもアルミの類いの加工は特に支障はないです(時間かかるけど)、問題になるのは鉄やステンレスの切削ですね、特に太いステンレス材の加工は「ぶっ壊れるかも」ってくらい機械自体に相当な負荷がかかるっす。
ゴリラの改造では、これから旋盤には大活躍してもらわねばなりませんので、丹念にメンテです。
最近、加工跡がザラついて美しくないので、ついでに主軸のベアリングも交換(ベアリング自体は安いので割と頻繁に交換、NTN製です)
今回のゴリラの改造で必要そうな素材も揃えたっす。
鉄はSS400の丸棒(ヘッドチューブ延長用)。アルミはA2017Sの丸棒やブロック(スペーサー類やキャリパーサポートの製作用)、A5083のプレート(自作バックステッププレートの製作用)。エンプラ類はPOMの丸棒(樹脂スペーサー類)、MCナイロンのブロック(チェーンスライダーの製作用)などです。けっこう散財したかも。
そしてこれ、溶接用のキャブタイヤケーブル。太さは22sqです。ぶっ太ッス。オイラ、オーディオも好きですが、どんなスピーカーケーブルよりも太いです(笑)。でも、スピーカーケーブルみたいな値段じゃなく、概ね300円/mくらい。
これまで、DIYモノで溶接が必要な場面があったんですが、全てアルミの溶接だったためにプロに依頼してたわけですが、今回、鉄部品での溶接が必要な箇所がいくつかありますんで、プロにお願いするのではなく、自分で溶接をやってみようと(バッテリ溶接ッス)。ケーブルの他に溶棒のホルダーやターミナルや溶接面なども一式買ったっす。バッテリは4輪用の中古がいくつかあるので、それを使うッス。