2017/11/13
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白いMTBのその後:デュアコンXT化とホイール交換

※当記事は回想記事です

DirtWorks号、
・デュアコンをLX ST-M585からXT ST-M775へ交換
・MTB用Goodridgeステンメッシュブレーキホースに交換
・ホイールをNS-BIKE+Novatecハブへ交換
を行ったときのレポートです。

デュアルコントロールレバーの交換

DirtWorks号はブレーキレバー&シフターが一体化したデュアルコントロールレバー、通称デュアコンを使っておりました。下の画像が油圧ディスクブレーキレバーと一体となったデュアコンです(シマノ:ST-M585、LXグレードです)。
これなんですが、見ての通り、レバー側がシフターユニットとなっているために、レバー自体に重量がありますんで操作感は一種独特のものがあります(操作感が悪いという意味ではないです)、また転倒時のレバー破損は甚大な被害を被りかねません。なによりも、見た目がゴツく、お世辞にもカッコよいとはいえません。

で、たまたまCRCのサイトを見ていたら、XTのデュアコンST-M775が爆安で売ってるではあーりませんか、ということでサクっと購入。

新しいST-M775はボディ側にシフターユニットも油圧ディスクブレーキのマスターユニットも纏められた形状になりました。これ以前のモデルはXT(ST-M765)でさえ前述のST-M585と同じくレバー側にシフターユニットがありました。
レバー付け根の回転軸を中心にレバーを上下する形式になりましたので、操作感もスムーズです。何よりも見た目がカッコよくなりました(とはいえ、まだまだ無骨感は否めませんが)

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せっかくなので、ブレーキホースも一緒に購入して取り替えることにしました。
フラットバーとライザーバーを状況に応じて使い分けたりもしますので、ブレーキホースの長さを最も必要とするライザーバーでブレーキホースの長さを合わせます。
ライザーバーはRACEFACEのRESPONDです。ライズは1.5だっけかな、大きめにライズしているものが好きです。ステムはSPANK 1.5 Timerのホワイトです。

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さて、ホースですが、この時期、お小遣いが潤沢にあったおかげでGoodridgeのステンメッシュホースにいたしました。白の外観ですが、中身はステンメッシュとなっております。フィッティングパーツはGoodridgeから出ているシマノストレート用を使います。

組み立てはちょっとコツがいりますが、慣れればマンドレールなどの工具は必要なく行えます。下の画像は別の機会の折りにシマノXT BR-M755用のホースを作ってる際のものです(ブルーの部品の形状がバンジョーかストレートの違いだけで基本同じです)。この最初のカラー部品(赤いの)がホースの口径にキッチキチですので挿入するのがコツがいります。ブルーの先端部部品は、細い部分のネジのみホースに半分ほど入るよう入り口を少しだけ広げて挿入しネジ込みます。

前後で合計1万円近くするホースですが、ストレートタイプの場合、シマノ純正のオリーブタイプと違って、何度も取り付け取り外しが行える、長過ぎた場合の調整はオリーブなどの部品を要しないことなど、それなりのメリットがあります。純正オリーブタイプはオリーブを潰して圧着するので、取り外して再取り付けはオリーブを交換しないとできません。

取り付けるとこのような感じになります。
ライザーバーへの変更を可能にしてますので、ホースは少し長めです。

ちょっと分かりにくいですが、ST-M775はブレーキフルードのブリーディング(エア抜き)をする際はレバーの固定ネジを緩め、クルっと180度向きを変えるとフルードの蓋があります(少し作業しづらいです)。

で、MTBにステンメッシュホースが必要か?というと、結論から言うと普通の用途ではまず必要ないです。シマノの純正ホースが膨張するほど(そこまで握れるかという疑問もありますが)レバー握ると、まず間違いなくロックします(笑)。強めにブレーキを握りっぱなしの過酷なダウンヒルなんかでは、レバーへの入力が少しでも小さくて済みますので、もしかすると有効かもしれません。
というわけで、自己満ですね...

ホイールの交換

なんでこのホイール交換をしたかというと、シュワルベのBIG APPLEやGEAXのTATOOやボントレガーのHANKなど、ファットなスリックタイヤ(2.2〜2.3インチ)を入れるために、リム幅が28〜32mmくらいのホイールが欲しかったんです。通常の18〜21mmリムに2.3インチタイヤを装着しても、実際は特に問題はないんですが、見た目の問題ですかな(気持ちよく乗るには、見た目の問題は重要です)

下記の構成で組んだホイールです:
フロントハブ:Novatec D041SB
リアハブ:Novatec D042SB
リム:NS Bikes Fundamental Rim
スポーク&ニップル:DT SWISS(ショップにお任せ)
ディスクローター:HOPEフローティング
リアスプロケ:SRAM PG-990 11-34(9s)


ワタクシ、ホイール組はできませんので、お世話になっているショップ様に持ち込みで組んで頂きました(持ち込み(ただし新品部品に限る)を快く引き受けてくださる貴重なショップ様です)。スポークは長さの計算など難しいですし...スポークのテンションの固さの好みとか指定して組んでいただきました。もぅバッチリです。

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HOPEのフローティングローターです、林道の長い下りなんかでは最初から最後までブレーキ引きずりっぱなしで下ったりしてローターが紫変するほど熱が入って若干反りもしますので、ステンメッシュホースと違って、これはこれで一般用途でも割と有用な部品だったりします。

Novatecのハブです、D041/D042はディスク対応では最も安価なモデルですが、他の安価なハブと違ってローター取り付け面は切削処理を施されていたり、ベアリングは日本製(NSK)製のベアリングが使われていたり、仕上げもキレイで上質なクイックが付属していたりと、かなりキチンとしていてお得なハブです。私、個人的には超オススメです。


フレームデカールの変更

前オーナーの放置がながかったせいでフレームデカールが黒ずんで汚かったのです。いちお、この当時はDirtWorksのWebサイトがありましたので、フレームでカールのみ売って欲しい件をメールで打診したのですが、返事なし。
ということで、別のフレームメーカーのデカールを貼るわけにもいかないしってことで、フレームを製造してない部品メーカーのデカールを貼ることにしましたデスよ(ロゴデザインとして大好きなsyncrosです)。

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ちと、画質が悪いですが、これが出来上がって嫁とともにポタリングしたときのもの(クランクが変わってますが、後日、別記事で変更時のレポ書きます)。レッド&ホワイトでキレイなMTBです。奥のSCHWINN号はワタクシのです。

こうして画像見ると、DirtWorks号はデカいです(ウチの嫁は170cmくらいあるので、乗った状態ではそれほど違和感はないです)。ポタリング程度ならいんですが、これでオフロード走ると大きくて振り回せないですね。