2017/10/05
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ゴリラ・オフロード仕様-15:フレームの塗装剥離と錆び落とし終了

ゴリラのフレームの塗装の剥離を落とした後、フレームの錆び落としです。

塗装の剥離自体は塗装の剥がし剤を使うこともあって、ほぼ1日で作業は終了するのですが、錆の出ているフレームで最も厄介なのが錆び落としです。

おおまかな箇所の錆はドリルやグラインダ+ワイヤーブラシでサクサクと進むのですが、端々や入り組んだ箇所の錆は地道で細かい作業です。特に今回のフレームは錆が全体に及んでいたため、苦行みたいな作業でした(画像は3枚しかありませんが、夜な夜な、10日くらいかかりました)。

おおまかに錆を落とした状態です。
少し分かり辛いですが、ヘッドまわりの黒ずんで見える箇所、四角い部分の内側、エンジンハンガーのプレートの内側、タンクマウント周辺など、細かい箇所や入り込んだ箇所は錆が残ったままです。錆は赤錆ではなく、黒錆です。全て金属地が見えるよう、きっちりと磨きます。

主に使った工具はリューターです。「マイクログラインダー」「ルーター」「ドレメル」とか色々な呼び名がありますが、ウチではリューターと読んでます。
手持ちのリューターは3本、メインは一番手前のプロクソンのNo.28400です。プロクソンでは多数のリューターを出していますが、同社のモデルでは最も大きくパワフルなモデルです。軸精度や耐久性など、申し分ないですが、ちと大きく重いです。
真ん中は中国製の簡易リューター。中身はマブチの380モーターのみ、というシンプルな構成ですが、電源側にスピードコントローラーがついており、使い勝手は良いです。軸精度はモーターのシャフトのガタ精度のままなので、繊細な削りには向きません。極低回転から使えるというのが最大のメリット。また、壊れてもモーターを交換するのみというお手軽さから、割と重宝してます。
奥の黒いものは海外通販で激安で売ってたリューター。パワーありません、長時間の使用でモーターから変な音が出始める、軸精度はイマイチ。ネイルのような作業向きですね。今回は使用しませんでした。
こういう工具、大好きなので、溜まっちゃうんですよね...

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さらに、リューターでさえ届かない箇所は、ホビー用のヤスリセットや地道に小さく切ったサンドペーパーなんかで磨きました。いや、ホントに苦行でした。電動工具で錆び落としすると、鼻の穴の中も真っ黒になるし(マスクしてもあまり意味なかった)。

必死こいて磨いた結果がこれです、ピッカピカです!
磨き終わったフレームをしげげしげと眺めて思ったのは
「このままクリア塗装だけして、金属地でいくか?」
と思うくらいピッカピカです。塗装するのがもったいないですが、防錆や最終的なカラーリングのバランスなどを考えて塗装します。

次回からはフレーム塗装になります。

参考までに、これが作業前の状態、コッテコテのフレームでした...


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