2018/09/14
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2015 Mac miniの分解とイジリ防止付きT6ネジ

ちょっと前に、精密ドライバーセットを新調しましたデス

ワタクシ、PCや電子機器の簡単なメンテや修理などは自分で行うのですが、その際、分解組み立てに使ってた精密ドライバーセットがこちら。


精密プラスマイナスドライバー6本セットにT6〜T8のトルクスドライバー。
一見、ショボそうに見えますが、これにガレージにある六角レンチやラジオペンチなどを合わせれば、昔のPowerBookからごく最近のMacBook、iMacまで大抵のものはこれで足りちゃいます。

ところが、今回、これでは分解組み立てが不可能なものに遭遇しました。
Mac mini 2015年モデル、強敵です!

何が不可能だったかというと、赤矢印の箇所のネジ


T6Pネジ、通称イジリ防止付きのT6ネジというやつです。


調べるとMac mini 2014年モデル以降から採用されてるようです。
そんなに分解して欲しくないのか?>Apple

イジリ防止付きのトルクスネジ(トルクスは商標、一般名はヘックスローブネジですね)はだいたいT8が最小です。一見、大量多種のビットがセールスポイントの精密工具セットでもイジリ防止付きのトルクスレンチについては最小はT8までしか入っていないことが多いです。そこで色々と探したところ、以下の3つの選択肢があったっす。

  • SK-11製 SLT-06L(1本のみ単品)
  • アストロプロダクツ製 AP 8PC 精密 ヘックスローブキーレンチセット
  • 三共コーポレーション製 trad 精密ビットセット LT-43

他にもあるかと思いますが、確実にイジリ防止付きのT6に対応してて、入手しやすくて安くて品質もそこそこというのは、この3種類くらいかと思います。最安ならSK-11製 SLT-06Lなのですが、今回はバラのトルクスレンチが増えるのを避けたいのと、これを機会に精密ドライバーセットを刷新したい目的もありましたので、三共コーポレーション製 LT-43にしました。


製造は台湾製、ビットの材質はバネ鋼S2です。イジリ防止付きのトルクスビットがとても充実したセットです。ビットのマウントサイズは4mmですので汎用6.35mmマウントとの互換はないです。
パッケージを開けると、ビット位置のメタルシールが入ってますので、裏蓋をパーツクリーナーで脱脂して貼付けました。各ビットはケースにきっとハマっててユルユルな感じもなく、全体的にカチっとした良い製品です。赤枠で囲んだものが目的の「イジリ防止付きのT6」に対応するビットです。


こういう形状で小さなものですので、締め付け時にあまりトルクはかけれません。

ビットをホルダーに差し込むと遊びもなくハマり、マグネットで吸着しますので作業中にビットが落ちることはないです。ただし先端の磁力はネジをホールドするほどまで強くないので、ビットにネジを加えてネジを差し込むなんていうことがやり辛いです。唯一これだけが難点かな。


ケースは質感もよく上質です。各所のレビューでプッシュボタンが固いとありますが、確かに固いです。が、こんなものが移動中の鞄や工具箱の中で簡単に開いてもらっては困るので、これはこれでよいと思います。アイボリーのプラ部分は黒だったらよいのにと思います。


というわけで、この後、無事にMac mini 2015を分解し、無事にHDDを入れ替えました。

我ながら、なんつぅステマ臭くアフィ臭い記事かと(反省)

ちなみに、Mac mini 2015の分解組み立ては難易度が高いように言われてますが、落ち着いて手順さえ踏めば簡単な部類です。Macで分解組み立ての難易度が高いのは、ノート機全般、フラットパネル形状のiMacとかQuadora800時代のデスクトップ機ですね。